頂門の一針3797号  2016・1・13(水) [頂門の一針] - メルマ! | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 シンガポールは華僑が支配する国家なのは承知の通り。かの国の官僚(官庁や日本で言う行政法人等も含む?)は民間企業の経営者並みの年収を与えられているそうだ。官僚が汚職などの不正を犯さない為らしい。そこまでしないと、利己主義、唯我独尊民族を統制出来無いのだろう。台湾における外省人(漢族の意味?)たちはやはりと言うか、腐敗しているのですね。


頂門の一針メルマより
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台湾選挙の前と後
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   Andy Chang

台湾の選挙はあと5日となった。民進党の勝利はほぼ確実と言うが、民進党の得票よりも国民党が立法院(国会)で3分の1議席を確保できるかが最大の焦点となる。次の焦点は民進党が過半数議席を取れるか、ヒマワリ学生の時代力量党が何議席を取れるか、宋楚瑜の親民党と黄昆輝の台聯党が生き残れるか、などである。

日本やアメリカから新聞記者が選挙を見に行くそうだが、投票前に注目すべきことと、投票の結果が台湾にどのような変化をもたらすか、注目すべき事項について意見を述べてみたい。

●戦い済んで首実検

民意調査で蔡英文が20%以上リードして、ラストスパートになってもほとんど変わりがないから蔡英文当選は間違いないだろう。注目すべきは蔡英文の得票が4百万票を超えるか、つまり投票総数を1200万票と見積もって蔡英文800万対朱立倫400万票となるかにある。第三候補の宋楚瑜は100万票を取るのが目標で、100万票取れば親民党は生き残れるだろう。

次に立法委員選挙だが、立法院の議席は総数113だから過半数は57、国民党が3分の1の37議席以上取れたら重要法案の結果を左右するだけの票を維持出来る。國民黨はこれまで濁水渓以北で絶対優勢だったが、今回は桃園市、新北市も台北市でも苦戦している。

台中、新竹、苗栗の国民党議員も落選が多いだろう。南部はすでに民進党と独立主張を表明する野党が取ると言われているから、濁水渓以北の国民党候補の落選が大きな話題となる。国民党の大物が何人落選するか、戦い済んだら首実検である。

●外国の干渉

外国の干渉があるとすればアメリカと中国しかない。中国はいろいろな高圧手段で国民党を擁護する、中国にいる台湾商人に金銭や商業利益などで国民党に投票するように要求する。選挙で中国側がどのような手段を使うかに注意したい。

二年前の総合選挙で国民党が惨敗し、台湾人民が反中国、反国民党であることが明らかになり、選挙前の民意調査で国民党が苦戦しているので中国の干渉は逆効果だが、どんな手段を使うか注意したい。

アメリカはいつも台湾の選挙に干渉してきた。国民党は「92共識」を中台関係の要諦と主張してきたが、92年の中台協議で合意はなかったし文書も存在しない。しかし国民党側は共識があったと主張し、蔡英文が政権を取れば共識を否定する、中台関係が緊張すると宣伝する。事実として92共識は無かったことは衆知のことだから今回の選挙で92共識を云々するのはマイナス効果しかない。

アメリカの元AIT台北所長・ダグラス・パール(Douglas Paal)は2012年の総統選挙の時に台湾を訪問し、投票の二日前に「92共識は中台関係の安定に役立ち、中台両側が受け入れた妥協方式であり、もしも蔡英文が当選した後で92共識を否定するなら中台関係が緊張するかもしれない」と述べて馬英九支持を表明した。

ダグラス・パールはもともと存在しない「92共識」を、存在する、重要である、蔡英文が当選すれば中台関係が壊れると言ったのである。このため蔡英文は89万票の僅差で落選した。

蔡英文は去年夏に訪米して国務省、国防部などを歴訪した。アメリカの反応はかなり良かったので、今回はあからさまな干渉はしないと思われる。馬英九の中国接近、中国の南シナ海の勝手な建設でアメリカはアジア回帰を宣言した。台湾の選挙には干渉せず静観するだろう。また蔡英文も「現状維持」を表明してアメリカが反感を持たないよう注意している。但し選挙前にアメリカは誰かを派遣して訪台することは考えられるし、訪台したあとどのような意見発表をするか、特に注意すべきである。

●選挙の後の予測

選挙は関ヶ原の戦いと同じく、洞ヶ峠の裏切もあるし投票前の形勢逆転もあるから決して楽観できない。選挙が終われば中国、アメリカ、日本などが台湾で誕生した新政権との関係について意見の発表がある。またアジア諸国、世界各国もいろいろな発表があり、これら諸国の意見を総合して台湾関係がどのように発展するかを判断することが大切だ。

台湾の新政権は真っ先に蔡英文が「現状維持」を発表をすると思われる。民間では独立志向の強いグループが批判するかもしれないが、当選しても早急に独立志向を表明するような愚行を犯してはならない。現状は徐々に変化していくもので、台湾のような国際的にあまり注意されない(中華民国も、である)政権が慌てて独立を発表するより国を安定させ諸国との関係を好転させる方が大切である。

新政権にとって最も大切なことは内政である。これまでの国民党政権は司法、行政、経済など各方面で不合理な官商癒着、国民党独裁と官僚の汚職が絶えなかった。真っ先に司法を改革して正しい政治が行われ、実行力のある政権を目指すことが肝要である。

次に重要なことは外交と軍隊の改革である。馬英九は8年の政治において「外交休戦」を主張し、外交も軍隊もすっかりダメになった。外交を中止する国は世界で初めてである。何年もアメリカと交渉して買った最新のアパッチヘリコプターを軍人が芸人に基地に入って参観することを許し、機密のコックピットに座って写真を取らせ、結果として軍人も芸人も有罪判決を受けなかったような呆れた国である。いくら最新の武器を買っても戦争など出来るはずがない。新総統の任務は国を立て直すことである。新総統の当選演説でこれら諸問題についての抱負を注意して聞くべきである。
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 早急に手を付ける事が司法と外交、軍事かぁ。なる程なぁ。

 現在は国民党政権だが、行政院長(首相にあたる?)が日本のそうりゅう型潜水艦を欲しがる訳だな。幾ら大陸に心を残しても、軍事の脅威は感じてきたのだな。自分たちの行って来た弾圧的支配を共産党に台湾を乗っ取られたら、自分たちの行く末が見えて来た訳か。馬鹿な漢族だな。


 台湾の選挙の注目点は二つ。総統選の票数差と立法院選の国民党員の議席数。3分のⅠが拒否権らしきものの分岐点か。蔡英文女史と二位の票数差が二倍以上。国民党員の数が37未満。これで完勝なのだ。


 人生でこんなに台湾を知る機会は初めてだ。叔母が台湾で私生児を出生したが、何の感慨も抱かなかったのをチョット悔いている自分。名前も住処も知らないし、生死さえも。従兄弟なのか従姉妹なのかも知らない。悔いは先には来ないものだが、叔母ちゃん堪忍な。横浜在住の養女の従姉とは連絡もつかないが、安らかに眠っていることだろう。合掌