VW不正問題を生み出したドイツ企業の覇権主義|今週のキーワード 真壁昭夫|ダイヤモンド・オンライ | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 民族の差異を抜きには、この問題を片付けるのには、僕は反対だ。「ある女子大教授のつぶやき」の匿名教授とは雲泥の差が有ると僕は思います。所謂「専門バカ」なのかなぁ?
 


ダイヤモンドオンライン
http://diamond.jp/articles/-/79096
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筆者 真壁昭夫 [信州大学教授]
1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員などを経て現職に。
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今回のVWの不正事件は、過去の多くの企業不祥事と性質が異なる。同社がこのような不正に走ってしまった背景にはドイツ企業の伝統的カルチャーがある。一方、わが国の企業もこれを対岸の火事と片づけるべきではない。

■ 耳を疑うほどの巨大な不正事件
ドイツ企業の雄に大きな痛手

�9月22日、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は、米国の排ガステストをクリアする目的で違法なソフトを使用したことを認めた。同社のヴィンターコーン会長は「心の底から謝罪する」とした上で、今回の不正問題に関連する車の数は1100万台に上る可能性があると発表した。

�今回の不正問題の始まりは、9月18日に米国の環境保護局(EPA)が、VWが規制テストのときだけ排気ガスを減らす不正なソフトを使っていたと公表したことだった。

�不正問題の発表当初は、あまりに大きな事件であったこともあり、耳を疑う専門家もいたようだ。しかし、ヴィンターコーン会長が事実関係を認めたことによって、事態の重大性が次第に浮き彫りになっている。

�米当局が捜査を行っている間、VWは米国内でのディーゼル車の販売を中止するものの、不正事件で同社が失った顧客の信用は何物にも代え難い。

�実際のリコールなどのコストも大きくなるはずで、最高180億ドル(約2兆円)の罰金が科される可能性も報じられている。VWが受ける痛手はかなり大きくなる。

�元々、ディーゼルエンジンは燃費が良いことが大きなメリットだが、窒素酸化物などの大気汚染物質を多く排出する問題があった。VWをはじめ欧州自動車メーカーは、高い技術力で汚染物質の問題を解決したと言われてきた。

�欧州自動車メーカーは、排ガス問題を解決したディーゼル車を“クリーンディーゼル”として、ハイブリッドエンジン中心のわが国メーカーと国際自動車市場で激しくシェア争いを展開する勢力図になっていた。

�VWが、不正ソフトを使ってまで米国の排ガス規制をクリアしようとした背景には、同社の「世界市場を取ってやる」という、一種の覇権主義の考え方があったと見られる。

■過去の企業不祥事と性質が異なる
積極的な不正ソフト使用の悪質

�企業の不祥事の歴史は今に始まったことではない。洋の東西を問わず、昔から多くの例が報告されてきた。米国のエンロンや、わが国の東芝のケースはそうした例の一つと言える。

�ただ、今回のVWのケースは、多くの不祥事とはやや異なる性格を持っている。過去の不正行為の大元の原因を辿ると、多くの場合、利益のかさ上げに行き着く。実際よりも多額の利益を計上することが目的で、仕方なく粉飾決算に至ることが多い。

�あるいは、結果的に規制に反する行為をし、それが表面化することを恐れて糊塗してしまう。ところが、ある日、隠蔽したはずの事実が露呈して、大事件に発展する。そうした例が多かった。

�しかし、今回のVWのケースに関しては、自身の積極的な意図に基づいて不正ソフトで排ガス規制をすり抜け、米国自動車市場での販売台数を増やすことを目指した。その意味では、同社の積極的なコンプライアンス違反の意思は明確だ。

�不正ソフトを使ってテストのときだけ窒素酸化物などの排出量を減らしても、実際に通常の走行では、その10倍から40倍の汚染ガスが排出されるという。同社の不正は、世界全体で温室効果ガス排出を制限しようという合意を、根底からひっくり返すような悪質な行為と言わざるを得ない。

�排ガステストの不正ソフトの使用は、おそらく、担当者レベルでできるものではない。自動車業界に詳しい工業系の専門家にヒアリングしても、「組織ぐるみの意思決定があったのだろう」との見方が有力だ。

�事件の詳細は今後の捜査に委ねられるものの、組織ぐるみの不正があった場合には、同社への批判の声はいっそう高まることだろう。株式市場では一時、同社の株が大きく売り込まれ、わずか数日の間に同社の時価総額の3分の1程度が吹き飛ぶ局面もあった。

■ 「国際市場を支配する」意欲が強い
有力ドイツ企業の伝統的カルチャー

�かつてわが国の有力企業の経営者に、「貴社の分野で国際的に最も強い企業はどこですか?」と尋ねたことがある。

�その時、同氏は間髪を入れず「ドイツのB社です」と答えた。同氏がビジネスで接するドイツの有力企業の多くは、「世界のトップに立ちたい」「国際市場を支配する」という意欲が強いと指摘していた。

�そうした意欲が強いこともあり、同国企業の事業リスクの取り方は、日本の企業などよりもはるかに積極的な面があるという。その意欲の源泉を辿ると、ドイツは歴史上、神聖ローマ帝国の末裔であり、世界に覇を唱える意識が強いのかもしれない。

�足元の同国経済は、東西ドイツ統一時の低迷から完全に脱却しており、統一通貨ユーロが通用するドイツの経済圏はかなり広がっている。堅調な経済に歩調を合わせて同国有力企業のプレゼンスはますます高まっている。

�自動車業界でも、VWはトヨタと比肩する存在で、世界市場の中でわが国メーカーと熾烈な競争劇を演じている。特に、同社は、中国で早い段階からトップブランドとしての地位を確固たるものにしている。

�一方、世界有数の市場である米国では、今のところやや苦戦を強いられており、わが国メーカーの先行を許す格好になっている。同社としては、自慢の“クリーンディーゼル”のブランドイメージを定着させて、米国市場でも可能な限りシェアを高めたいだろう。

�米国市場でシェアを稼げると、既に優位な地位を持つ欧州や中国市場と合わせて、世界自動車メーカーのトップの地位を手にすることは難しくない。

�そのためには、何とかして米国の排ガス規制をクリアする必要があった。そこに落とし穴があった。不正なソフトを利用してでも、規制をクリアしたいという誘惑に勝てなかったのかもしれない。

■わが国の企業にとっても
教訓とすべき今回の事件

�今回のVWの不正事件では、汎用性の高い“EA189”型ディーゼルエンジンが問題になっており、同型のエンジンを搭載したゴルフやビートル、パサート、ジェッタ、アウディのA3に大きな影響が出る。

�今後の措置については、まず事実関係を明らかにすることから始まるものの、おそらく、どこかの時点で多くの自動車のリコールを行うことになるだろう。また、それとは別に、米国の当局は刑事事件としても捜査する意向と伝えられる。米国だけではなく、ドイツやフランス、イタリア、韓国などが本格的な調査に乗り出す方針という。

�VWは不正事件で、米国環境保護庁から科される罰金やリコール費用などを負担すると同時に、企業にとって最も重要な顧客からの信頼を損なうことになる。それは、同社にとって計り知れない損失だ。

�過去の消費者アンケート調査などによると、自動車購買者の多くは、製品自体の信頼性・安全性を重視する傾向が強い。

�それを考えると、VWがライバルであるトヨタなどわが国自動車メーカー対策の一種の切り札技術の一つとしてきた、“クリーンディーゼル”の信頼に傷が入ったことは、今後の同社の業務に大きなマイナスになるかもしれない。

�ただ、今回のVWの不正行為を、わが国企業としても単なる海外企業の不祥事と片づけることは適切ではない。どれほど企業戦略上必要なことであっても、それを社会のルールを破って手に入れることはできない。

�社会の中には、よく“悪事発現の法則”が存在すると言われる。違反行為をすると、それは必ずどこかで表面化してしまう。つまりバレてしまうのである。しかも、悪いことは隠せないほど大きくなってしまうため、表面化した時に大きな制裁を受ける。

�結果として、悪事の隠蔽によって、より大きなコストを支払うことになる。そうであれば、最初から正々堂々と正しいことをやり通すのが最も合理的ということになる。

�時に、人間は苦し紛れに間違ったことに走る場合もある。しかし、それは長い目で見ればペイしない。わが国企業も、今回のVWの不正を教訓として生かすことを考えるべきだ。

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 唯一筆者を評価するのは、「神聖ローマ帝国」に独逸人の由来を語っている事だけかな。民族の遺伝子は民族の資質を残らず伝えるのではないだろうか? 発現の仕方は個人、集団、組織と登り、最終的には国家に行き着くのでは? そう思料すれば、ヒットラーの狂気も納得がいくだろう。

 今回は偶々VWと言う1企業に現れただけで、国家自身もその狂気を日本バッシングで発揮しているでは無いか。前後処理も東西対立で大目に見られ、「ヒットラーの狂気」のみの個人賠償でしか無かった。国家賠償はギリシャの破綻の結果、僕の様な1個人にも知られる事に成ったのは、何なんだろうか?

 今回の件で、独逸は1企業だけでは無く、国家の信用、信頼を失うだろう。

 ここ数日、ドイツ批判ばかりしているなぁ。病発症苛々、多少の無理を承知で、情報弱者に成りたくは無いなぁとスマホを手に入れた。紙媒体や映像媒体が如何に日本を洗脳している事を知った。

 今まで目にも耳にもしない事が満載だなぁ、ネットの中は。そう思いません?

 先ず、疑問満載の日本について。1番のショックは日本人の遺伝子だった。昨夜エントリーした“日本の起源”の中に有る。日本語は世界中のどの言語とも似ていない。ウラルアルタイ語なんて嘘だと漸く納得。他民族多くが日本語をノイズと捉えている。日本語は雑音だってさ。

 身体的な特徴も際立っている。海藻の海苔を消化出来るのは、日本民族だけなんだぞ。だから、コンプやワカメもだろうな。

 日本は国として、覇権を唱えた事は無いのが、歴史に明らかだ。先の大戦も白人の差別主義を正しただけだ。疑問なら学び直してね。

 VWは軽石の山で有り、他山の石では無いと僕は信じる!!