中国、「年金が払えない」今後20年間1331兆円の原資不足 |勝又壽良の経済時評 | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。




  つい最近行き合ったサイトです。東洋経済の記者だったようです。このサイトの今年年初から、読ませて頂きましたが、吃驚仰天! ChinaはAIIBから自国の負債返済の資金を捻出しようとしているのではと、勘繰りたくなります。



勝又壽良の経済時評
http://s.ameblo.jp/katsumatahisayoshi/entry-12003894070.html?frm_id=c.am-footer_l.dr-home_r.am-ameblo
*********  *********  *********
事実上の高齢社会入り
バブル負債1121兆円

中国はすべての歯車が逆回転を始めている。これまでは、「人海戦術経済」で平均10%余の経済成長を実現してきた。今や、労働力の枯渇化とともに軋みが目立つ。「人口世界一」のキャッチフレーズが、空々しくなって聞こえるようになってきた。巨大人口が、中国経済を破滅に追いやる危険性さえ秘め始めた。成人病が意外な広がり見せているのだ。

中国経済は無軌道な成長路線を進んできた。悪く言えば、出たとこ勝負の趣が強い。計画経済とは名ばかりで、合理的な計算をしないその日暮らしの政策を行ってきた。その最たる例が、年金原資の不足である。13億6000万人もの人口を抱えるのだから、年金財政について慎重な計画があるはず。現実には、それがゼロ同然というから呆れる。

 ※ 中 略 ※

事実上の高齢社会入り
中国紙『第一財経日報』(3月12日付け)は、次のように伝えた。『レコードチャイナ』が転載した。

① 「中国人力資源・社会保障部の尹蔚民(イン・ウェイミン)部長は3月10日、人民代表大会の記者会見で中国の年金制度の現状について語った。中国の高齢化は著しいスピードで進んでいる。60歳以上の高齢者が、全人口に占める割合はすでに14.9%に達している。2020年には、この割合が19.3%、50年には38.6%に達すると予測。年金の収支バランスの問題は、現在進めている年金制度改革の中でも重要な問題であり、今後巨大な圧力に直面することが予想される。何らかの対応措置を取る必要があると述べた。」

中国は60歳以上を高齢人口としている。国際標準では65歳以上である。中国の「健康寿命」が65歳と短いために、60歳以上を高齢人口に数えている。中国の人口規模は世界一だが、「中身」を見ると病弱者が多く、「額面」通りには受け取れない。かなりの「割引」が必要である。

AFP通信(3月9日付け)によると、米国心臓病学会誌(JACCC)に掲載された研究論文は、中国で不健康な食習慣や喫煙、肥満などが原因で、心臓病が大流行する危険性があると指摘している。4人に3人は心臓血管の健康状態が芳しくないというもの。この報道が現実化すれば、中国の労働力は一挙に激減する。「独活(うど)の大木」という喩えが、まさに中国に当てはまるのだ。「GDP世界2位」の基盤は、これほど脆弱である。人民解放軍の新入隊員も肥満が問題になっている。

② 「複数の海外メディアも、中国の年金制度の問題点について報じている。ロイターは、『アナリストはかなり前から中国の年金制度のリスクについて指摘している。今後20年で資金不足が11兆ドルに達するとの試算もある』と報じた。インド紙エコノミック・タイムズは、『中国の60歳以上の高齢者は、15年に独居高齢者 5100万人を含み、2億2100万人に達すると予測されている。年金資金の年間運用率は長期にわたって2%前後しかなく、消費者物価指数(CPI)の伸びさえ下回ることもあった。政府は年金資金管理上の責任逃れはできないだろう』と指摘する」。

お膝元の中国政府よりも海外メディアの方が、年金問題の深刻さを認識している。あべこべである。今後20年間で、年金原資が11兆ドルも不足するとの試算が出ているほどなのだ。この問題は、私も昨年2月19日のブログで取り上げている。その一部を再録する。

 ※ 中 略  ※

前述の通り、中国で不健康な食習慣や喫煙、肥満などが原因で、心臓病が大流行する危険性がある。4人に3人は心臓血管の健康状態が芳しくないという実情から見ると、年金支給年齢以前でも労働が不可能になる一群の人々がいるはずだ。となれば、年金の繰り上げ支給といった何らかの措置が行われているだろう。こう推測すると、中国の人口世界一が、もはや他国に誇れることではなくなった。逆に、経済的な負担増加要因でしかない。まさに、どんでん返しというべきだろう。

③ 「米通信社ダウ・ジョーンズは、『中国政府は年金資金の運用効率の向上と退職年齢の延長などによって、年金資金の圧力緩和を計画している』と解説。ロイターは、『政府は退職年齢延長の法令化を進めているが、たとえ法律が成立しても、5年後にようやく実施にこぎ着けられるだろう』と報じている」。

年金支給時期を繰り下げて、財政負担を軽減しようという話しが出ている。だが、健康寿命が65歳と短い現状は動かせない。先進国のように、65歳程度まで年金支給時期を繰り下げることは不可能である。せいぜい、女性の退職年齢50歳を繰り下げる程度であろう。ここにも中国の難問が控えている。急激な経済成長で、国民が豊かな食事を取れるようになった。その結果、「過剰なカロリー摂取」が仇になって、健康を害するという逆効果を生んでいる。皮肉な話しである。国民の栄養知識不足が生んだ悲劇だ。

 ※ 中 略  ※

政府部門だけでも、2014年4~6月期の債務は、最大限259兆6000億円に達している。これは、主として地方政府と関連する。このほか、国有企業などの準政府部門の債務を加えれば、総額500兆円は下るまい。これら巨額な債務が、年金原資不足に加わってくる。一方、2017年以降の経済成長率は3%台が予測されている。中国経済に取っては、「絶体絶命」の大ピンチの到来となろう。

低経済成長率の下で、国民生活はどうなるのか。年金原資不足が現実問題となって立ち現れたとき、中国政府は国民の不満を力ずくで抑圧するに違いない。すでに、その準備は早手回しに進んでいる。2013年の共産党3中総会で、「公共安全体系の健全化」の決議を受け、国家安全委員会が創設された。

 ※ 中 略  ※

習近平氏は、これまでも何回か「暗殺テロ」の場面に遭遇しているという。この結果、護衛兵すら信頼しない状況だという。護衛寸前に、部隊の配置換えをするほど神経過敏であると報じられている。全人代でも、習氏が飲むお茶が運ばれる過程で、二人の警護によって監視されているという。毒を入れられないようにするためだとか。この話を聞いて、中国政治の実態は「三国志演義」の世界に止まっていると思う。

タイムスリップして、2000年前の独裁政権が突如、現代に現れている。そんな実感すら持つほどの遅れた政治システムである。これを絶賛している「共産党シンパ」もまた、タイムスリップして、現代に立ち現れているのか。こう言っては、身も蓋もない話しであるが、そんな実感を否めないのだ。

(2015年3月26日)
*********  *********  *********

  肝心の処が、抜けてたかもしれません。


  詳細な年金他、社会保障についてはChina帰化人「石平氏」のサイトを覗いてください。

  しかし、ここ迄酷いとは思いもしませんでした。

  30年余の未曾有の経済発展が、国家破綻に繋がるなんて、思ってもいませんでした。経済発展が「爆喰い」に繋がり、不健康人間を増殖させたなんて、阿呆の極みですね。心臓病、糖尿病、その他諸々。

  オマケみたいに、不健康人間の為に働ける人口が減少する。今までさえも60歳であったものが、更に低くせざるを得ないとは。

  憐れと言うべきかなんと言うか、気の毒とさえ思ってしまうのは僕だけでしょうか? まるで、「生きるな!」と言っているようなものです。社会主義は薔薇色なんて、憧れを懐かせて来ましたが、露西亜もChinaも国家をまともに運営出来なかったのですね。

  習近平政権を2000年昔の秦や漢に比定している所が、何とも堪らない。

  軍拡を即刻やめて、それを社会保障費に注ぎ込んでも追い付かないとは。

  暴動なんてと思っていましたが、不動産バブルが弾けたら、本当に破裂しそうですね。これじゃあ日本が欲しくて欲しくて仕方が無いのでしょう。

 後何年持つと思います?