“迷走”民主の明日なき代表選 「改革」の雄たけびは勇ましくも中身はなし | Hideoutのブログ

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 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。



  流石、元共産党の幹部(参議院議員)だっただけの事はあると思います。現状分析は共産党員の得意とするところですから。


JBpress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42642?display=b
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2015.01.13(火) 筆坂 秀世

1月7日から民主党の代表選挙が行われている。岡田克也、細野豪志、長妻昭の3氏が立候補しており、18日の臨時党大会で新たな代表が選出されることになっている。

 1月8日、日本記者クラブで3人の討論会が行われたが、実に平凡な議論に終始したというのが私の印象だ。3人はそろって「改革」という言葉を多用していた。だが何をどう改革するのかさっぱり見えてこない。

 いま日本の政界で、自民党から共産党までどの政党も多用するのが「改革」だ。だが、もはやカビが生えている言葉と言っても過言ではない。それどころか、民主党が「改革政党」などと言えば、「またろくなことをしないのだろう。おとなしくしておいてくれよ」というのが国民の率直な感想ではなかろうか。

■抽象的な議論に終始する代表選挙でのやりとり

 憲法問題で、3人はそろって「改正論議そのものは否定しない。必要な改正はすべき」という立場を表明した。その一方で、自民党の憲法改正草案には反対を表明し、「安倍内閣のもとでは改正は危険だ」という趣旨の発言をしていた。これは護憲派もいる民主党で、とりあえず「安倍の改憲には反対」ということで無理矢理まとめようとする意図があるからなのだろう。

 この議論で民主党が護憲政党でないことは分かるが、では、どんな改正をしようとしているのかは、さっぱり分からない。民主党の綱領には、「『国民主権、基本的人権の尊重、平和主義』の基本精神を具現化する」「未来志向の憲法を構想していく」と述べているだけだ。「具現化」の中身は何なのか。「未来志向の憲法」とはどういうものなのか。これを語らなければ、何も言っていないと一緒だ。

も、頭から反対ではないようだ。発言を聞いていると、どうやら行使を限定的にしたいようだが、ではどこまでなのかというとよく分からない。

 アベノミクスも、どうやら真っ向から反対というわけではなく、ある程度、評価しているようだ。ここでの3人の立場は、「成長は必要だし、規制緩和も必要だ」というものだ。問題点を指摘したのは、格差の拡大と財政規律の問題だけだ。後は「トリクルダウンではなくボトムアップを」と述べていたが、それをどう実現するのか具体性はまったくなかった。

 総じて言えることは、あまりにも抽象的な議論に終始していることだ。なぜそうなるのか。経済政策でも、安全保障政策でも、あるいは原発を巡っても、民主党としての考え方が確立していないからである。だから3人が語る内容はさほど大きな差はないのだが、そこに共通の言語はないように思えてならない。語る内容以上に、3人は差があるような印象を受けた。

■「現状認識」「党の性格」が欠落する民主党綱領

 現在の民主党綱領は、政権から陥落した後に作成されたものである。ならば、なぜ民主党政権は政権運営に失敗したのか。「官主導から政治主導へ」というのが、改革の中心的な旗印であったはずだが、それはどこまで実現できたのか、実現できなかったのか。あるいはその旗印は正しかったのか。「コンクリートから人へ」とか、普天間基地の「最低でも県外、できれば海外へ」という公約は現実性があったのか。なぜあれほどまでの大敗を喫することになったのか。これらについての総括が不可欠であるはずだ。だが、これがなされていない。

 しかも現綱領には、現状分析が一切なされていないのである。現在の日本と世界がどうなっている。これからの民主党の目指すべき方向を確立するうえでも、これは不可欠の要件である。

 また綱領には、「党の立場」として「改革政党である」と述べてはあるが、党の基本的性格が記述されていない。こんなことはどの政党も言っていることであり、民主党の特徴づけにはまったくなっていない。

 「現状認識」と「党の性格」という綱領に不可欠の要素が欠落しているのが、民主党の綱領なのである。落ちるところまで落ちたのが、現在の民主党である。ならば誰が代表に選ばれるとしても、喧々諤々の議論でもっと練り上げた党綱領を作る仕事にまい進すべきである。それで離党、脱党する人間がいても仕方がないことだ。いまのような“烏合の衆”状態では、民主党の再生などできるはずがない。

■維新の党は民主の分裂に期待?

 細野氏や前原誠司氏らは、維新の党との合流に積極的なようだ。前原氏などは、維新の会との合流は「100%だ」とまで言い切っていた。マスコミから「口だけ番町」と言われるだけあって、その後は素知らぬ顔をしているようだが。

 細野氏は、衆院解散の直前に日本記者クラブでの討論会で、当時の岡田克也代表代行に「衆院だけでも、みんなの党や維新の党と合併するべきだ」と主張していたことを岡田氏から暴露されてしまった。これだけでも表向きは維新の党との合流を否定していた細野氏にはダメージであったが、さらに余計なことを言ってしまった。岡田氏に合流話を持ちかけた背景に「維新側から、関西(の候補者)を切り離すことを考えるというサインが来ていた」ことがあると喋ってしまったからだ。維新側がこれを否定したため、細野氏は発言撤回の会見を開くことになってしまった。

 この程度の政治家である細野氏が代表になれば、維新の党の橋下徹大阪市長らに振り回されてしまうだろう。維新の会が次世代の党と維新の党に分裂したのも橋下氏によってだ。その結果、次世代の党は事実上壊滅してしまった。

 維新の党の橋下氏は、「野党再編についてどう考えているのか、はっきり打ち出したうえで代表選挙をやってもらいたかった」と語ったように、立候補者が野党再編を打ち出すことに期待していたようだ。維新の党も今の勢力ではどうにも存在感を示せない。そこで民主党と再編することによって、勢力を拡大したいということだろう。だがそれは民主党の分裂を誘発することになるだろう。

 そもそもいま国民が野党再編に期待しているだろうか。生活の党と山本太郎参議院議員の合流による「生活の党と山本太郎となかまたち」は政党助成金目当て以外の何ものでもないが、くっついたり離れたりの繰り返しに、国民はもう食傷気味になっている。

 維新の党もどこまで今の体制がもつか分からない。そんな政党との安易な合流に過剰な期待を持つより、地道に再生の道を歩むことこそ民主党のとるべき道である。

■志位氏の成果を横取りする不破氏

 共産党は18年ぶりに衆院での議席増を果たした。それも13議席増という画期的なものだった。一昨年の東京都議選、参議院選挙での躍進を見れば、今回の総選挙で共産党が相当な躍進をするであろうことは容易に予測できた。

になってから、選挙の度に後退を繰り返してきた。その原因が志位氏にあったわけでは決してない。時の流れが共産党を退潮させてきただけだ。それがようやく一昨年の選挙、昨年の選挙と躍進を成し遂げたのである。

 ところが、ここに割り込んできた人物がいる。それが不破哲三元議長だ。御年85歳の高齢である。その不破氏が、昨年の総選挙で9年ぶりに、京都市内と那覇市で街頭演説に立ったのだ。

 不破氏曰く、「いても立ってもいられなくなって」街頭に出てきたという。「それはないだろう」と思うのが普通ではないか。それまで何度も国政選挙で敗北を喫してきた。その時に、「いても立ってもいられなくなって」出てきたというなら分かる。勝利の気配が濃厚になってから出てきたのでは、おいしいところだけをさらっていくようなものである。志位氏に同情する。

 不破氏は、いまでも共産党の中でカリスマ性をもった指導者として君臨している。志位氏も有能だが、このカリスマ性はない。しかし、党内ではおそらくこの不破氏の振る舞いが称賛されているのであろう。いつまでも85歳の指導者が実権を握っているようでは、この党にも未来はない。

※筆坂 秀世プロフィール
筆坂 秀世 Hideyo Fudesaka
1948年兵庫県生まれ。元参議院議員、政治評論家。著書に『日本共産党』、共著に『自民党はなぜ潰れないのか 激動する政治の読み方』『参議院なんかいらない』『私たち、日本共産党の味方です』『どん底の流儀』などがある。
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  カミングアウトする積りは有りませんが、赤い党の党員候補だった僕からすると、中々穿った見方で、面白いと思います。

  党籍剥奪されたとはいえ、ヤッパリ懐かしさ満杯でしょうか。左翼脳から脱却出来ないのは仕方無いのかもしれません。

  共産党の議席が伸びたのは、開票時の不正と、他に投票先が無かったからと言うのが、僕の考えです。過去の投票行動から判断しているだけですが。

  民主党は過去を総括し、今後をどうするかといった議論が無い限り、未来は無いと考えます。売国政党と多数の国民から、断定されている現状を認識していないと、思われます。国益が何なのかを再度思考しないと、只無駄な政党でしかありません。まぁ未来はないでしょうが。

  もしですが、来年の参院選時に衆院解散となれば、消滅寸前の野党が複数出てくる可能性を否定出来ないと思っています。

  来年7月時点で、中韓両国には決定的な状態が現出するだろうし、自民党内の親中派、親韓派は後退する可能性は否定出来ません。又連立を組む公明党も身動きが難しい局面を迎えているかもしれない。

  数年掛かりなのか、短期で予想がつくのかが不明な現時点では、予測し難いですが、何らかの兆候は出てくると、僕は思いますが、どうでしょうか?

  何度も繰り返しますが、日本は特殊であり、変態なのです。除鮮が進めば、日本本来の清々しい社会が現れ、世界が更に驚愕する社会経済が築けると僕は確信しています。如何に日本人が日本人として、覚醒するかに掛かっていると考えています。

  日本は特殊で変態なのです!