あらゆる悪口を浴びてきたけど
怠け者と言われるのが一番堪える
すべての葛藤と頑張りを否定するその言葉は
人を枯らしてしまうほどの力を持っている




怠け者とそしることが
果たして何を生み出すだろうか
あらゆる悪口の中でこの言葉は
最も安易に相手のすべてを否定する
僕が長いトンネルで縛られ続けたのは
他ならぬこの言葉に違いなかった




「人間には二種類の人間がいる」
そうした文脈で語るならこの場合
怠け者と言われてきた人間の辛さは
言われてこなかった人間には分からない




怠け者と言われてきた人
言われたことのない人
試しに家族のなかから
そんな人々を想起してみて欲しい
両者には決して交わらない
価値観の相違があると思う




父のこと、引越し
人間関係、学業と…
仕事を辞めてからも頑張ってきた
心身もとうに限界だったけれど
周りのために生きるんだという決意で
絶えず活力を生んでいたから頑張れていた




表面張力する心を
うまくコントロールしながらきたんだ
だけど今はかなり苦しい状況にあって
隠してきた疲労がのしかかってきた
あの頃に似た身体の痛みを引き連れて




僕は過去を乗り越えたわけではない
過去は過去で胸の底に
ひっそりと眠らせているだけなんだ
だからどうか僕にあの頃と同じ
心ない言葉をかけて揺り起こさないで




昨日、今日と
まるきり笑顔を失っていた
僕がまるきり笑顔を失うなんて
数年ぶりのことだというのに




怠け者と言われる辛さを知っているから
僕は人しれぬ頑張りを見つけて労おう
そう思って日々を過ごしているんだ
僕の誓いの強固さは
刻まれた傷の深さに相応している




まずは休んで身体を回復させたいな
身体が回復すれば笑顔が生まれて
この循環から抜け出せるはずだから