先日、彼とお花見に行きました。
上着がなくても平気なくらいの
麗らかな午後のことでした。




ゆっくりと散策し
自然を愛でるゆとりさえ
今まではなかった気がします。
いつもニヒリストを気取って
心を閉ざしてきましたが、
暖かな春の風に身を委ねたいと
今は心から
そう思えるようになりました。




体調の優れないなか
それでも約束を守ってくれた彼。
日没を過ぎるまで散策し
沢山お喋りをしました。
話をするだけで心が和らぎ
自然と頬が緩むのです。




弱さや醜さ
忘れ難い過去。
深く言葉を交わし
受け容れ合ってきた彼とは
伴侶も同然だと思っています。




40年前の啓蟄に生まれた僕は
この歳になって漸く
暖かな風を知って
春の訪れを実感しているのです。




身体が動くようになったので
今更ながらスクールに通っています。
新しい人間関係もできて
このブログのことを教えた相手もいます。
カミングアウトも同じでしたが
まるきり変わらぬ態度に安心しました。




僕は昔から悪目立ちするタイプで
苛烈な性質を持っています。
ゲイの共通項かもしれませんが
かなりの毒舌家でもありますし。




そんな自分自身に
永い間振り回されてきました。
今もその性質は変わりませんが
少しだけ泰然と
生活を楽しむゆとりができたのです。




寒さのなかで蹲って
自分の醜さを抱きしめてきたから
今があるように思えます。
啓蟄に生まれた僕は
漸く冷えた土中から這い出て
自分の人生を歩み出せたのです。




これからも
春の嵐があれば
寒の戻りもあることでしょう。
それでも永い冬籠りを思えば
陽射しの下にいられるだけで
心が満ちて、湧き立つのです。




僕の人生を象徴する啓蟄。
40歳になって生まれ直した気分で
今という時間を生きています。







※心配してくださった方
お気遣いに感謝しています。
ライフスタイルの変化で
これまでより投稿は減りますが
休止はしないつもりです。
アメブロは僕にとって
とても大切な空間。
この場所こそが
春の息吹を教えてくれたのですから。


今も過去記事を読んでくださる方がいるので、少しずつ、記事を校正・校閲しようと思います。誤字脱字を直す程度で、大意は変えません。更新マークが騒がしくなるかもしれませんが、ご容赦願います。