自民党の裏金問題で、安倍派幹部の立件見送り検討とお聞き致しますと、いつもと同じで「ほらね」という感じではございます。
ちょっと小物で済ませておくか…
威勢良く始まっては、結局それ。
テレビもそのパターン。
「いいぞ!」と思わせておいて、結局はその場しのぎのような。
検察さんを心から応援したいのが本当のところではあるが、やはり結果を見ない限りは何とも分からない、というのが正直なところ。
こちらが期待するお仕事をしてくだされば、それは応援もしなくては!とも思えるであろう。
民のバックアップが官僚さんの支えになることがベストだと考えるので。
ただ、結果ありきの仕組み。
社会正義はどこへ…
このような問題が挙がって必ず思うことは「この対象が野党さんならお役所の噛みつき方も違うのでは?」ということ。
それこそ不偏不党ではあろうが、時の政権に左右され、圧力に流され、正義が揺るがされる。
それ自体にも問題がある。
それにより正義を実現するという職務が遂行できず、職責を果たせないのなら、それは民ではなく、上ばかり見て忖度しているということなのかもしれない。
今までもずっと続いてきたであろう裏金問題も、何故今頃という気持ちもあれば、結局は圧力に屈してきたのではないか、とも思ってしまう。
簡単なことではないことも認識した上で、何をしたいのかが見えない。
見せかけなのか、民の意思を動かしたいのか…
とにかく民がダメで、政治屋なら許される。
何をしても許されるという成功体験が組織風土を作り上げているとすれば、刷新も何も、まず決まりや法を変えることが先では…
いつでもどこでも同じ面々で、何をどこまで変えられるのか…
変えるには、まず人選も刷新しないと始まらないように思える。
自民党刷新会議ができても、石破さんが外されていること自体が分かりやすい。
同じ人が場を変えてはそれらしいことを申されるだけでは、有能なお若い方々もご活躍の機会が絶たれてしまいますわね。
新しい世代を育てるのではなく、いつまでも権力にぶら下がる。
頭を押さえつけられて、お若い方は身動きが取れない。
ただ、独ではなく、上には束で立ち向かうことも必要では…
昔、人間引き際が肝心だ、と外科のドクターが仰ってらしたことがあったが、これはもう一つの美学なのだろう。
権力者を守るために、誠実で真面目で、職務に誇りを持って務めていらした大事な国家公務員の命が失われたのは何故か…
先日の仰天ニュースさんで、森友問題の「赤木さんファイル」をテーマに取り上げて下さっておりましたが、その苦悩が改めて伝わってきて胸が痛くなりました。
改竄隠ぺいはダメだということは明らかな中、命令を圧力でねじ込み、誠実な一職員を苦しめ、追い込んだ罪はどうなるのか…
裏金問題に着手したならば、是非検察さんには森友問題にもアタックして頂きたいもの。
自分達に火の粉がかからぬよう、面倒や責任から逃れるような仕立てをする有能な脳力を、もっと良い方向に活かして頂きたい。
日本国憲法を遵守し、国民に奉仕する。
そう宣誓させられた。
赤木さんはその職責を胸に、誇りをもって務めていらした。
国立病院に就職した際、トップから「国に何かあった時は前に出ることになる」「国家公務員になるので、特に行動には気をつけるように」等と言われたもの。
政治家先生はそれがないのかしら…
寝る間を惜しんで尽くしまくれ、ということではなく、職務として「国や国民のため」ということがベースだと考える。
現場にいれば、嫌でもそれを意識することはあったもの。
何のためのバッジなのか…
疑惑に絡み、お名前が挙がっても、シレッと「平場で仕事します」と申し、そこで他の議員先生が笑うというシーンを目に致しますと、本当に民を軽く見ているように思えて仕方がない。
何をやろうと守られ、口裏合わせをしてはスルーできるなら、こんなに美味しいことはないのかも…
検察さんは、結果的にそのようなお時間を与えていたようにも見える。
例え、無理であるにしろ、どこまで徹底的にやるのかを示して欲しいもの。
無理を崩すことが大事なのではなかろうか…
そこに期待したいと思う。
全てに義理尽くことは難しいにしろ、政権や政治家先生の問題は大きな社会問題の一つであろうし、民の目を誑すのではなく、真摯な職務遂行を望みたい。
お正月お休み返上だったと思いますし、検察さんもお疲れさまでございます。