先走りや間違い、良く見られたい思いは何方にもおありのことでしょう。
しかし、そこを敢えて厳しく律することが必要なこともあるものでしょう。
信頼。信用。
確かな証。
ギュッと褌を締めて、真剣に物事に取り組み、困難にも打ち勝ってゆく。
志と希望を胸に…
全ては世のため人のため。
そこに関わる一人一人の信念と正当性が求められるからこその重圧。
責任、自覚、覚悟。
そして、力の結集。
個々の努力が相まって実りを結ぶ。
貴重で尊いこと。
たった一人の不正が大問題となり、未来への希望に水を差してしまうことにもなり兼ねないのです。
プロはいるのです。
だからこそ絶対ということはなく、目利きにより偽物と判明されることは、優に考えられることだと思います。
ここまでやってきた努力、汗と涙の結晶が水の泡になってしまうかも知れぬのです。
出来心や焦りもあることでしょう。
しかし、その神聖な場で損得、欲、色を出してしまえば、そのことから波及することは思いの外大きかったりするのではないでしょうか…
衝撃の大きさ。
正直、わたくしも残念で仕方がございませぬ。
それでも、希望の火は絶やさないで頂きたく存じます。
iPS細胞への期待は大きく、希望を感じずにはおれませぬ。
期待して見守ってらっしゃる方も多くおられることでしょう。
ここまで先駆者として、真摯に懸命に取り組んでいらしたのです。
わたくしは、山中教授を尊敬しておりますし、そのお姿にはいつも人となりを感じ致しております。
誠心誠意。
それしかございませんでしょう。
ここを失うとすれば、その損失の大きさは計り知れないものともなりましょう。
それだけ特別なことでもあるのだと…
惰性ではなく、一度立ち止まり、改めて気を引き締めて前へ向かうことも必要だと…
とにかく、一人一人の意識の大切さを感じたりしております。
論文の不正など、認められないことです。
学術的なことでは、根拠の確証も重要なことであると思います。
本当に残念でしたし、会見で山中教授のお顔を拝見する度、その責任を痛感されておられるのが判るのです。
でも、続けることも責任ですもの。
これは山中教授に与えられたミッションなのではないでしょうか…
そして、必ずや期待に応えて下さるのだと信じずにはいられませぬ。
わたくしは、陰ながら応援したいと存じます。
命の煌めきへの懸け橋ならば…
誠心誠意、力を尽くす。
真剣に頑張ってらっしゃる方々がいて下さる。
未来への希望を失いたくはありませんわね…
自分一人なら、という思いは、チームワークを乱すことにも繋がるものでもありましょう。
各々を尊重し、手を携えることの大切さを認識したいものでございます。
力を入れるべきこともありましょう。
賭ける思いは、飽くなき戦い。