心眼力 | 岡崎塾長と塾生たちの「私たちは、一生成長し続けます!」ブログ

心眼力

心眼力 -柔らかく燃えて生きる30の智恵- (CD付)/野口 嘉則
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以下、感想文です。

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早稲田大学3年 高梨翔


正直に言うと、私はこの本を最初に読んだときあまり感銘を受けなかった。今考えれば、夏休みの時点では、まだ心と頭がそこまで追いついていなかったのだと思う。読書感想文の手がパッタリ止まってしまったのは、本音を言えばそれも理由の一つでもある。

しかし、夏休みが終わり、岡崎塾長、小川さん、塾生の人達から様々な話を聞き、ある程度の思考の試行錯誤を経て、9月の頭に読んだ心眼力を改めて、10月の後半になって読み返してみた。そうするととてつもなく濃い本であることに気づかされた。おそらく9月の時点では、人間性の重要性などを急に考え始め、音声教材などと同時進行しながらどんどんと読み続けてしまったから吸収・消化不良に陥ってしまったのではないかと思う。

今回読み直し、心に残ったところをまた書いていきたいと思う。

願望を実現するうえで最も根本的で大切な事は「ふさわしい自分になる事」である。事業で成功したければ、成功者と呼ばれるにふさわしい人間になること。素敵な恋人がほしければ、あなた自身が素敵な人になる事。たくさんの人から応援されたければ、たくさんの人が応援したくなるような人物になる事。その願望を実現するのにふさわしい人間性を具えた人物になる事が根本である。



これは今になってみれば「当たり前」という思考回路だが、つい数か月前まではそうではなった。8月、私は慶應の学生がやっているネットワークビジネスと投資にハマりそうになった。お金をただひたすら稼いでるのを羨ましく思ったからだ。しかし、どこか違和感を感じていた。「カッコ良くなかった」のである。金融の世の中のお金が回る仕組みで稼いでいるだけで人生に情熱的でもなく、話も薄く感じた。ただお金は持っているだけだった。彼はこの先失敗するだろうか。

私が目指しているのはお金を稼ぎながら人生に情熱的な人だ。「この人にならついていきたい」と思わせられる人間になりたい。彼ではないと気づけて良かった。

「この本にはこのようなことが書いてあった」という知的な理解よりも、「この本を読んで自分はどう感じたか」という感性的な体験(感動)が大切。人間は感動によって変わる。



 私は感性や感覚、直観の類を信じていなかった。この文章が言うように、この本にはこんなことが書いてあったんだという知的な理解をするものだとずっと思ってきた。そして、本が説いている「教え」にそぐわない自分の気持ちがいてもそれを排除し、その本の「教え」をいつもそのまま受け入れようとしていた。

しかし、岡崎塾に入って、塾長や小川さんの話を聞き、感性、直観の大切さを意識するようになった。そうすると様々な場面で「こんなこと思ってはダメだ」というビリーフに当てはまる気持を無意識にことごとく否定している自分に気づいた。つまり自分に嘘をついていたのである。

今では自分の心の声を聴き、それに従うことで昔よりは自分自身を理解できる。そこからやっと少しずつ自分を変えられるのだなと思う。

・知行合一。本を読んで「実践しよう」と思うことがあれば「実践ノート」などを作り書くと良い。



私は感想文を書くとき、気になったセンテンスは全て抜き出して一度wordにまとめ、そこから感想文に書くものを引用する。その時に副産物としてできあがる「良い言葉集」が私の「実践ノート」になる事に気づいた。感想文様様である()

・謙虚さの源となるものは「本物の自信である」。私たちは自分に自信を持てないときに、才能や地位や実績によって自分を飾ろうとする。そのままの自分ではダメだと思うから、自分を他人から認めてもらうための証拠を集めたくなる。そしていつのまにか自分のアイデンティを才能や地位や実績においてしまう。だからこそ、自分の価値を証明するために才能や地位や実績を得ることに必死になり、それらを手に入れた結果、「自分はすごい人間になった」と錯覚する。



これは大学受験の時や大学に入った当時、本当の自信がなかったのだなーと思った。「早稲田」というネームバリューで自分がすごい人間になったような気になっていた。その大学の偏差値が私自身の人間偏差値のようなのだと思っていたのかもしれない。しかし今は違う。早稲田という名前には、その人を表す意味としてはあまり価値がない。

しかし、最近自分との対話で気付いたことがある。私は「人間性を向上させる思考」に至っていない人を心の中で馬鹿にしていたのだ。渋谷で歩いているギャル男を見ると薄っぺらくてどうしようもなく見えてしまう。私は岡崎塾で手に入れた思考や考え方で、どうやら「ほかの同年代とは違う厚い人間になった」と錯覚しているようだ。反省しなければならない。

・私たちの心には、認めたものを現実化する力がある。心の底で認めたものを現実に引き寄せるのである。だからこそ、自分の周囲の人たちを何者だと認めるかが重要である。松下幸之助さんは社員の誰に対しても「ああ、この人は素晴らしい存在なんや、偉大な力を持った人なんや」という見方をしたそうだ。



これはすさまじく難しいと思った。私もこの本を読んでから、このように思おうとし、生活しているが、どうしても「誰かを馬鹿にしたり見下したり」してしまう。常に師に当たる人、もしくは同年代ならば自分の考えをぶつけあって討論できるような人、人生に夢がある人、などとしか話したくなく、それ以外の人間は「クズ」だと思っていて関わりたくない自分がいる。男としての器が狭いのだろうか。とにかくこんな思考ではきっと皆が付いてきたくなるような人間にはなれそうにない。どうになかしなければならない。

・「あなたにとって一番大切なものは何ですか?そして、日々それを大切にして生きていますか?」意外に答えられない人が多い。



これは私も答えられない。そして考えた今も答えられない。家族も彼女も友達も自分の人生も大切だ。一番といわれると困る。というか何と何を比較するのがわからない。

そうではなく、自分の人生においての軸を作りそれを大切にしろということなのだろうか?

これは自分でも考えながら、塾生の皆や友人たちに聞いていきたいと思う。

・「今自分にとって何が大切なのか?」「自分の心はどんなメッセージを発し、何を求めているのか?」・・・そんなことを感じる暇がない毎日を過ごしているからかもしれない。



さっきも書いたが、今まで自分の心のメッセージを大事にしてこなかった。だから例外なく、そんなことを感じる暇がない毎日を過ごしてきたのだと思う。しかし、自分の心の目を向け始め、「~でなければいけない」というビリーフを捨て、何を自分が思っているのか、を考え受け入れるようにし始めてから、毎日が圧倒的に軽く楽しくなった気がする。自分の中の新たな発見を感じるために、ペンとメモだけ持ってカフェなどに行くのが最近楽しみだ。

今日という日は二度とやってこない。今という時間も二度とない。
あなたの人生において本当に大切な事、それをやるのは、今しかないのです。


 ジョブズさんも言っていた。毎朝鏡を見て確認していたという。

119日の今朝、トイレにこの言葉を張り付けた。これからは毎朝この言葉を見て毎日を送りたいと思う。


最後に心眼力は「ふさわしい人間」になるバイブルの一つであると思う。そしてある時期にならない理解できないことが多い本だ。きっと塾長と私が読むのでは全然違うかもしれない。塾長の方がこの本の深みがわかると思う。

自分の心の声を聴く方法。相手の本質を心の眼で見る方法。この本は何かを訴えかけるわけでもなく、静かに心に沁みこんでいくような本だ。半年後読んだら、また違うものが私に沁みこんでいくのだろう。

サンマーク出版の鈴木七沖さんもお礼メールの返信で「心眼力は私の担当した中でもスペシャルな1冊です」と仰っていた。私はこのタイプの本には出会ったことが無い。

そして私にとってもこの本はスペシャルな一冊になった。


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岡崎塾 5期生 牧野理慧

①心眼力 野口嘉則



 まずこの本を読み終わって感じたのは「心がホッとする」という印象です。今まで他人や自分の考えに対して妙に力んでいた力がふっと抜けました。

 特に「困ったら眼を閉じて、肉眼をお休みする」「他人を変えようとするな、わかろうとせよ」という言葉からは、他人の正しい捉え方を、「辛いこと苦しいことに感謝できる感謝力をあげよう」からは人生を幸せに生きるためのコツを、「私の言葉は私が一番聴いているのだから、いいことを言おう」からは何気なく発する言葉の重要さを学びました。

 学んだことばかりではなく、今の自分の考えと同じ部分も多くありました。「人生は有限」という考えや「会社や世界全体へ貢献しながら、それを自らの喜びとして生きることが幸せな生き方だ」という言葉は、就職活動中から自分で掲げていた事だったので、自分の考えに自信がつきました。

 何か悲しいこと、辛いこと、めげそうなことがあったとき、初心に帰るために読みたい本です。いざという時のための、心の支えとしてそばに置いておきたい本です。


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お疲れさまです、棚原です。
「心眼力」読みましたので、その感想を失礼致します。

私がこの本の中で特に注目したのは3点です。
・人生のモデルについて
・身近な人、全員が素晴らしい存在であることについて
・すぐに行動ができるようになるマインドについて

…どれも最初の100ページの中にありました。

まずひとつ目、人生のモデルについてのお話。
これは以前、社長からお話を聞いたことがありました。
ただその時は、あまり重要性がわからずピンとこなかったのですが…。

著者が人生のモデルにしているという、
吉田松陰をググって初めて意味が分かりました。
素晴らしい志に生きた人ですね。

その人が一生を通してつくりあげたその姿、それをモデルとする
…これ以上しっかりとした理想像はない!と私も感じました。

さっそく私も歴史上の人物で誰かいないかと馳せましたが、
パッと出てきたのはナイチンゲールでした。
確かに素晴らしい女性であるとは思いますが、
少しずれているように感じられたのでひとまず保留にします。
(なんとなく女性がいいなと思うのですが)

つぎに、人は素晴らしい存在であるということ。
著者は配偶者・息子・社員に対して、
彼らは素晴らしい存在なのだと思う訓練をしていました。
私にはまだ配偶者も息子もいないので、
身近な人を何人か思い浮かべてみます。

どの人もどの人も、それぞれ生きてきた時間分の
想いと考えを持ってる素晴らしい人であること…
そしてこれからも、私と違う想いを抱き、違うことを考える、
私が持っていないものを持ち得る人間だということ…、
それを単純に素晴らしいと思うこと。
いっきに心が軽く、幸せになれます。
もちろん今までも、他人を軽んじてきたつもりはなかったのですが、
やはり、意見の食い違いによる苦手意識を持ってしまうことはありました。
それがなくなったように思います。

本のどのあたりに書かれていたかは覚えていませんが、
意見の違う他人は敵になれると同時に、
お互いを助け合うパートナーにもなりえるというお話もありました。
本当にそのとおりだと思います。


最後に、すぐに行動をおこせるようになるマインドについて。
今まで、私はどちらかというと、行動をおこすことが苦手でした。
行動することで、相手が何を返すのか、
それが予想できなくて怖かったのです。
著者は、行動をおこさないことにより、訪れるだろう未来の恐怖と、
行動をおこす勇気、どちらが自分にとって楽か
「選択」すると良いといっていました。

行動をおこさないとおこってしまう未来…
それはたいてい私にとって嬉しくない状況です。

それを想像すると、私はすぐに行動がしたくなります。
都合が悪くなるのは、絶対避けなければいけないと思うからです。

また、やらされているではなく、選択している(=やっているんだ)という
意識は、同じことをしているとしてもかなり気持ちが違います。

この本に書いてあることを実行すると、
前向きで明るく積極的な…今はまだちょっと眩く感じられますが、
そんな誰からも好かれる人間になれそうだという期待があります。

読んで得られたことをまとめるとこんな感じでしょうか。
またしばらくして読むと、きっと今回とは違うものを得られると思うので、
時間をおいてまた読もうと思います。

ありがとうございました。
よろしくお願いします。

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