0~9までの数字の変え方のことですが、
 
영, 하나, 둘, 셋, 넷, 다섯, 여섯, 일곱, 여덟, 아홉
または
공, 일, 이, 삼, 사, 오, 육, 칠, 팔, 구
という数え方をします。

しかし、僕を含めた特定の人は
공, 하나, 둘, 삼, 넷, 오, 여섯, 칠, 팔, 아홉
という数え方をする人もいます。

なぜかと言うと、軍隊の影響です。
「ん?私の知り合いでも軍隊行ってきた人多いけど、そんな呼び方しないよ?」と疑問を抱く人も多々あるでしょう。

しかし、軍隊でもみんなこの呼び方を使うわけではありません。

砲兵という特定部隊出身が使う言葉です。
だからこれを포병숫자(砲兵数字)と呼びます。
(もちろん、砲兵部隊出身だからって兵役が終わってからもみんなが使うわけではありません)

砲を扱うってことは基本うるさいし、またちょっと遠く離れている人と会話をする必要があります。
特に座標など、数字に敏感な兵科であるため、正確な数字を伝えることは必修です。

だから発音が近い(特に1,2 / 3,4 / 5,6 / 9,0)のは勘違いを避けるために呼び方を変えたわけです。

兵役が終わってからも電話など相手と数字を話す時にかなり有効であるためこの呼び方を僕は好んで使います。

相手が女性や非砲兵出身男性でも、最初はん?と思っても意味はすぐわかるので砲兵数字になれていない人にも普通に使えます。


韓国人友達の中で砲兵出身の人がいたらこの砲兵数字を使ってみてください。喜ぶかも。(笑)








韓国に何度も来てた友達が、この紙コップの存在を知らなかったというので、今日投票で役所に行ったついでに撮ってみた。(韓国の役所では、ただで浄水器の水が飲める)



-使い方-



1.最初の写真に見える青い箱の下から紙を一枚出す。





2.紙の絵か文字を見て上下を判断する。





3.上のところで空いた穴を開ける





4.浄水器の水を入れて飲む。

この紙コップの短所としては、
①自分の手に汗や水など、液体まみれだと開きにくい。
②入れられる水の量が通常の紙コップの数分の一に過ぎないため、通常の紙コップ一杯分の水がほしい場合は、数回も水を取る必要がある。
③長持ちせず、飲んでからすぐに捨てるしかない。


短所があれだけあるにも、大衆的に使われているのは、以下の長所のためである。
①消耗される紙の量が少ないため、地球に優しい。
②①と同理由で、通常の紙コップより非常に安い。(4000枚で1200円くらい)
③使っていない時は、かさが非常に低いので多量を容易く積載できる。

主にこういう紙コップは、役所・銀行・病院・銭湯・空港等でよく見かけられる。
韓国でこのコップを見つけたら躊躇することなく使ってみてほしい。(笑)



*1:今回の28は、同シリーズの4とテーマが一部かさばるが、28はその深化版とする。



母の行きつけの美容院に行ってきた。
母は髪の染め、僕はカット。

韓国ドラマをよく見る人なら、美容院で歓談するおばさん達の姿を見かけたことがあろう。

日本でも田舎の美容院では同じ感覚かどうか知らないけど、
韓国の美容院は高級なところじゃないと、大都会もだいたいこんな感じ。
その町のおばさん達のコミュニティーとなる。


この美容院はオーナー一人で経営してるところ。
写真の中でタオルを片付けているのは「お客」である。

いや、お客でもなかった。ただの町の住民。
美容院に特に用はないが、暇潰しのために訪ねてきて、タオルを片付けてやったり、カットした髪の毛を掃除したりしてくれる。(*1)

普通は、オーナーやほかの客と世間話などの雑談を交わしたり、何かおやつを持ってきて分けて食べたりする。まるで大衆食堂や町の寿司屋みたいな感じかな?
でも、美容院でおやつ?と違和感を覚えるかもしれないけどね。(笑)


ちなみに、テレビを見ている子供はオーナーさんの孫。
孫の世話も同時に行っているもんだ。

用なしでも気軽に入って話して遊べる店は、美容院が一番気軽だろうな。

ってか、「町のコミュニティー」と言うから、はじめての人には多少冷たいかもって懸念するかもしれませんが、知らない人が来たら逆に喜んで話し合うケースが多い。

韓国語の勉強をした女性なら、生々しい韓国語の会話をたっぷりと堪能できるチャンスとなるかもしれん。美容院代も日本よりずっと安いし、よかったらチャレンジしてみて。
(ただ、はじめての人が用なしで美容院に入るってのはあり得ない話なので、用があったらチャレンジね!)




*1:「住民、または顧客がオーナーの仕事を手伝うこと」は、どこでもこうするとは言えない。ただ、オーナーがちょっとだけ出掛けてる際に留守番してあげることは普通にある。
若者言葉ではあるが、由来も面白く、かなり幅広く使われている言葉なので紹介したい。
 
今日の言葉は「チャンリョル」・「ヘジャ」である。
知ってる人もいるかもしれんが、
「キム・チャンリョル」と「キム・ヘジャ」のことで、両方とも芸能人(歌手・女優)である。
 
有名な芸能人を単純なモデルとして契約することを、その芸能人の名前そのものを食品名の一部に入れるマーケティングは昔からあった。
しかし、今のこの2つほど「話題を超え」、派生語ができまくっているものは今までなかったと言っても過言ではない。
 





まず、この食品は2009年に発売された「チャンリョルの屋台」シリーズのスンデ炒めである。コンビニ専用のレトルト食品であった。問題は、見た目の通り、「少なすぎる量+500円近くの高い価格+まずい」という食品の3大悪を充実に揃えたものであった。
 
この食品のみならず、この時期までのコンビニの食品とはだいたいそんなレベルであったものの、芸能人の名前をかけた商品なのにも悪すぎる品質に、そのモデルもまた、昔は暴力やスラングで、ヤンキーとして有名な人であった。
それらの理由が相まって、「チャンリョルフード=低レベル」という公式が成立し、ネット上で若者たちに急激に広まった。もはや写真の商品とはまったく無関係の食品のみならず、普通の食堂などあらゆるところで低品質・コスパ最悪・ぼったくりなどの総称として現在に至っている。
 
しかし、本人は名前を貸しただけで、商品開発にまったく関与していなかったため、ネット上で大問題になってから初めて結局その製造会社を名誉棄損で訴えている。
 





 
一方、2010年から発売されたこのヘジャの弁当シリーズは、その以前はゴミレベルだった韓国のコンビニ弁当を一気に激変させた、いわゆる「革命」であった。
あのような構成で350円。当然ながら上の500円のスンデ炒めとは比べること自体が侮辱である。
 
あの弁当の製造会社は、他ならぬ本人の息子の会社である。
ヘジャ氏の場合は、息子だからと任せっきりではなく、自ら監守も徹底したという。
この弁当ができる前は、よく日本に旅行に行ってきた人々から、「日本はコンビニでさえ弁当が素晴らしいんだ。それに比べて韓国のはゴミすぎる」という話はものすごく有名な話であった。

しかし、今は値段と構成など総合的に考えると、「コンビニの弁当」と限定した上で見たら、日本の弁当よりも満足度が高まっているようだ。
 
上で「コンビニ弁当の革命」と表現したのは、まさにその通りで、この弁当の登場のおかげで、ほかの会社も弁当のレベルを引き上げるようになり、もはやコンビニ弁当は「しょうがないから食べる」ものではなく、いろいろ好みの弁当を求めて楽しめるようにまで成長した。
 




以上の由来から、
「チャンリョル」・「ヘジャ」はそのままでも使うが、
「チャンリョルだ」・「チャンリョルらしい」「ヘジャみたい」と、いろんな形で使うようになり、「ヘジャらしい」のような言葉は、たまにマスコミでも使うようになっているので、参考までに。
(チャンリョルの場合は悪い意味であるため、
マスコミで使われることは直接言及することじゃない限り使うことはない。)
5か月ぶりのシリーズ更新!最近なかなかネタがなくて書きたくてもかけなかったからちょっと嬉しいね。笑
 
僕の趣味、と言ったらおかしいけど、とにかくたまにやってることのうち、過去(主に近現代)の有名な事件・事故を無暗に調べる習慣がある。個人的に「発掘」と名付けている。
今回のテーマも今日の発掘上で知ったこと。
 



画像は1982年のニュースである。
これはハングルと漢字を共に使う「国漢文混用論」というものかな。
そのほかにも、「国漢字併用論」と「ハングル専用論」というのもある。
 
混用論は画像のように漢字で書いたものは漢字だけの表記であれば、
併用論は「학교(學校)」のように、ハングルを書いてかっこをつけてその意味の漢字を表記することを意味する。ハングル専用論はすべての表記をハングルのみにしようという主張。
 
以上の一連の論理は、一般人達はあまり興味を持たないけれど、学者たちの中では韓国が独立した以来、たぶんいつまでも続くだろうと思うテーマである。
 






最近のニュースでの漢字は ほとんど国の略称でしか使わない。
(*米国は韓国では美国と表記している)

それも、1字のみの表記だけにああ書くだけで、
「美国」になると99%ハングル表記になる。





実際、この書き込みを書くためにいろいろ調べたら、2か月前、韓国の憲法裁判所(最高裁)がこの問題について公開弁論会を開いたニュースが見つかった。
要は、2005年から施行されている「小・中学生たちに漢字教育を行わず、すべての公的文書はハングルで作成する」という「国語基本法」の法律が違憲か否かについての激論。(確かに1995年に小学校に入学した僕は、2年生から漢字の勉強をしたことを今でも覚えている)
 
「国漢字併用論」賛成側の主張は「韓国語の7割は漢字の言葉であるために、漢字の勉強は必ず行うべきだ」・「ハングルのみだと、同音異義語のために、意味伝達に障害が生じる」などがあり、
 
反対側は「国語の7割が漢字の言葉であるのは事実だが、大多数は前後の文脈などでどの意味か判断できる」・「『不平分子』と物理・科学の「分子」は同じ『分子』を使っているけれど、意味はまったく違う。
また、『爬虫類』とは、漢字の意味だと「地面を這う虫」だが、実際は蛇、ワニ等の動物の分類であって、漢字を書いたからと言って必ず正しい意味が伝わるとも言えない」などなど・・・一応憲法裁判所の判決がどう下されるかわからんが、どちらに決まるとしても、結局相手側は納得できなさそうなテーマであろう。
 
話が結構長かったが、僕個人としては、日本語を学習する過程の中でさらに漢字の勉強をしてきた立場だが、発音の数が少なくて同音異義語が多すぎる日本語と違って、韓国語では別に混用するまでもないと思う。今のハングル専用時代でもあまり不自由もしないんでね。
 
「発掘」は、いろいろ勉強になって面白いんだよな。
 
*PS:一応日本でも「かな文字論」という、ハングル専用論と似たような主張があったみたいやけどw