「あれ?ジフ先輩のお部屋こっちじゃなかったですか?」
リビングのすぐ側にある部屋に行かず、今まで見たこともない廊下を走るジフに、ジャンディが不思議そうな顔をしている。
「だって俺の部屋だったら、おじい様に丸見えだよ。」
「ででででも、別に何もやましいことはありませんので…。」
ジャンディが、言葉につまりながらジフの顔をのぞきこんだ。
「やましいことって?」
ぴたっと足を止めて、とてつもなくかわいい顔でジャンディを見つめるジフ。
「いいいや、それはその、別になんでもありません!!」
ふふふって楽しそうに笑って、更に意地悪を言うジフ。
「やましいことしたらダメ?」
一瞬かなり驚いた顔をして、それから、
「ダメかと聞かれればダメなような、そうでないような…。」
落ち着きをなくし、真っ赤な顔でおろおろするジャンディを、楽しそうに見つめ続けるジフ。
「ダメじゃないよね?」
「どどういう意味ですか?」
「だって、もう婚約したし。」
「そ、それは…まだその分からないじゃないですか!」
「それこそどういう意味?」
少しむっとした顔のジフから、少し視線をそらせたジャンディは、急に真っ赤な顔になって、小さな声で話しはじめた。
「あ、あの…今はその私のことあんまりというか、何も知らないけど、これから先、色々な私を知って…その…ジフ先輩私のこと嫌いになるかもしれないじゃないですか…だから…」
まだまだ続きそうだったジャンディの言葉をさえぎるジフ。
「ならない。」
「どうしてそんなことが分かるんですか?」
「…ジャンディ、俺がどれだけジャンディのことだけ見てきたか分かってる?」
「それは…。」
「絶対に分かってないね。」
ジフは、黙ってうつむくジャンディの頬を両手でむぎゅーって包み込んで上を向かせて、
「これから死ぬほど分からせてやる。」
と、ちょっと怒った顔に悲しさをにじませて、ジフが口をとがらせた。
ジャンディは、あまりに心臓が早く動き過ぎて、死んでしまいそうになりながらも、そのジフの表情から目をそらせないでいた。
「嫌いにならない?」
「なーらーなーいー。」
「本当?」
「本当。俺はジャンディの方が心配。」
「はぁ?」
「俺のこと嫌いにならない?」
「なるわけないじゃないですか!いい加減にして下さいよ!!」
ジャンディが白目をむいて怒りだしたものだから、ジフはたまらず声を上げて笑ってしまっていた。
「俺に全く同じこと言ったくせに、ジャンディだけ怒ってずるい。」
「えっ?あ、そうかぁ。そうですよね…。すみません。」
ジャンディが素直に謝るものだから、かわいくてたまらなくて笑いが止まらないジフ。
「大好きだよジャンディ。」
「私も、ジフ先輩が大好き。」
バカップルみたいだぁ、なんて思いながらも、こんなにも幸せでいいのかと心配になるくらいの極上の時間を、ジャンディは一生忘れたくないと深く心に刻むのだった。
ジフもまた、愛して止まないジャンディが、自分から嫌われるのではないかと心配しているのを目の当たりにして、内心はとても驚き、そして、たまらなく幸せな気分であった。
俺がジャンディのこと嫌いになるわけないって、他の人なら当たり前に分かることなのに。
部屋に入る前なのに、ジフはたまらずにジャンディを強引に引きよせると、その額にちゅっとキスをした。
「ジャンディ、今日は泊まってくれるよね?」![]()
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読んで下さってありがとうございます
ジフ先輩が、CDを5枚同時に発売するらしいのですが、それを全て買えば、更にイベントの抽選に応募できるらしく…
かなり迷っています。買うべきでしょうか…。
しかも、買う店舗によっては、ポスターがついてくるらしく、一体どこでどのように何を買えばいいのか全く分かりません
む、難しい…どなたか教えて頂けないでしょうか、よろしくお願い致します