いつものとおりネタ不足リブログ。長くなりました。

 

 

うちを建ててくれた工務店は、いわゆる零細なんだろうと思われます。

 

HPに従業員6人とあります。

 

多分、以下の構成。

 

会長(社長の父。ご隠居)

社長(父の跡を継ぎ2代目)

専務(社長の妹)

営業①(今は無くなった?○○ホームの社長だったとか)

営業②(うちを担当してくれた。おばさま。おねえさま。やや保守的。元々大手にいたとか)

現場監督①(うちを担当してくれたおじさま。うちの造作設計者。やたらと拘りがあり、色々考えてくれる)

現場監督②(若者。実家が宮大工的な。)

事務(打ち合わせでお茶入れてくれたおばさま)

 

おや、微妙に合わないから今はちょっと違うのかも。

 

なんかもう、専務あたりでおおぅってなったでしょ?

 

家族経営ってやつか。

 

大手どころか、HMとはかけ離れていると思われます。

 

さてメリット。

 

一番はパッシブハウスジャパン会員であることでしょうか。

 

PHJは、会員だから優れた工法があるとか、そういうのではないのだけれど、家の性能に関する意識を共有できるというのが良いところだと思っています。

 

アイシネン入れときゃ暖かいよ。みたいなことを言い放つ会社は、私には無理だった。

 

設計士は外注ですが、これも選択肢があるようで、私は運よく、アワードの大賞を取ったこともある建築家にお願いすることができました。

 

うちは土地の条件が悪く、パッシブハウス級のデザインをしてもらうことは困難でしたが、それでも性能について意識があるのとないのとでは全然違うんじゃないかなと思っています。

 

性能値自体についても、しつこく話していました。

 

工務店HPには、

 

すべてHEAT20のG2グレードの断熱性能とC値0.5以下の気密性能を実現しています。

 

と記載されています。

 

これは私は疑わしいと思っているのですが(笑)、書いてあるだけましだろうと思います。

 

実際の打ち合わせでは、建物燃費ナビというソフトを用いて数値的な確認をしていきました。

 

Ua値やQ値といった、今はメジャー(?)になったモノに加えて、年間暖房負荷や年間冷房負荷、第一次エネルギー消費なども計算しながら示してもらうことが出来て、楽しかった記憶があります。天井をちょっと厚くしたらどうなるか?とかね。

 

そういえば、Ua値のaはアベレージの意だから、天井だけ変えてもそう意味がなかったのだけれど、実際の暮らしにおいては天井断熱材の厚みというのは重要なのではないだろうか。

 

性能については、ある程度のレベルの会社に行って、西方先生のQ1住宅とかちらりと話すだけでも、この客やべーってなるはずなので、これから建てる方におススメです(笑)

 

 

閑話休題。

 

 

もうひとつメリットとすれば、何をやっても自由という事でしょうか。

 

設計について、建築家の案に事務所で感動したものの、家に帰り妻と検討しているともう少しここがこう、ここがこうとなってきて、次の打ち合わせまでにダメ出しして、直してもらってまた直すというのも楽しかったな。建築家相手だから言っていいのか躊躇ったりして。言ったけど。

 

大手であると聞く、打ち合わせ回数の制限はありませんでした。

 

実際、希望引渡し時期があったのでそうも言っていられなかったけれども。それはこちらの理由だしな。

 

設備関係についてもそうでした。工務店がリクシルのリフォーム屋でもあるらしく、基本的にリクシル製品が安いようでしたが、特に決まった仕様はありませんでした。窓のおススメはYKKAPでした。なんでリクシルじゃなかったんだろう。

 

リクシルの構造用合板も否定的だったから無料太陽光の仕組みも使えなかったし。

 

なんでも選び放題なんだけれども、コストはそれなりになったりします。これはデメリットでもあるかもしれない。

 

あとは建具が造作だったことと、家具を造作するのも普通だったこと。

 

本棚なんかは苦労していたようですが、出来ないとは言われませんでした。

 

それから支払い関係も助かりました。依頼する全ての人に当てはまるものではないかもしれないけれども。

 

ローン実行が引渡し後でOKだったし、中間金もなしにしてくれたりして。これどうなんだろう。普通?

 

 

さてデメリット。

 

はあんまり感じていないのです。

 

今のところ、大したトラブルがないからかな。

 

倒産可能性というか後継問題については、初めに社長に聞いてみましたが、どうしようかねって感じでしたが(笑)

 

在来軸組なので、どこの大工に頼んでも補修するのは問題ないでしょう。

 

幸い、うちの大工は親子大工で、子の方は私より若いぐらいだったので、工務店が倒産したら直接依頼しようかなと考えています。

 

むしろ、大手のオリジナル工法(があるのなら)は、他の業者では補修するのに手を出せなかったりはしないのでしょうか?

 

アフターは、何かあれば社長、現場監督、営業さんにメールし、すぐに返答をくれる感覚です。場合によっては対応自体は遅くなることもありますが、新築の方が優先されるのは仕方のないこと。仕方ないと思えないなら大手がいいのかもわかりませんね。

 

設備面は自由には出来るのだけど、工務店が取引している住宅設備問屋が扱っていない物は施主支給となるため、持ち込み料がかかるのがネックでした。

 

持ち込み料まで含めて比較検討の日々でした。

 

オーデリックのカタログとか、キッチン各種のカタログとか読みまくりで。

 

それはそれで楽しかったけれど、比較検討のおかげでサンワカンパニーは全滅(笑)

 

あと、実績が無いモノに対する拒否反応も若干ある。

 

これも当たり前かもしれません。何かあっても責任取りにくいもんな。

 

工務店はウッドワンを信用してなくて(笑)、スイージーが早々に脱落した思い出。

 

toolboxだけは各所に使いましたけどね。特にスイッチに執念があった(笑)

 

 

ICは当然のようにいませんけれど、私には全く必要なかった。頼んだらもっと良くなるのかね。余計なお世話だわ。

 

そういやパースはなかった。デメリットと言えばデメリットかもしれません。

 

一応模型はくれるのだけれど。間取り図から立体を想像するのは確かに大変でした。

 

出来なくはないと思うけど、3Dの図がないと無理という人にはおススメできませんね。

 

 

銀行の紹介がないというのもデメリットには感じませんでした。

 

これも裏返せば自由にやれるということ。ずっとネット銀行を使うつもりだったし、実際楽天銀行に申し込んでみたり。楽天は条件が合わなくてダメでしたが、勉強になりました。あえなくネット銀行は諦めましたが。

 

思い出した、法務面は弱かったです(笑)

 

標準契約書に穴があったりしてさ。大丈夫かなと思ったなあ。結果として大丈夫だったけれど、なあなあ感はあったなあ。

 

 

メリ・デメ論は色々考え方があるので、議論は尽きないかもしれませんね。

 

建ててみた私が考えるのは、建設会社選びは、自分の考え方に近いかどうか、自分の考えていることを実現できるかどうかが重要だと思いますね。

 

当たり前だけど。それをHPからでも類推できるようなところが良いといいますか。

 

私の場合、真の高気密高断熱を志向していたので、PHJ会員であったこと、HPに気密測定の記載があったことと、おススメアイテムページが私の考えと相当一致していたこと、現場見学に行ってみたところ、展示場の大手HMよりも良い感じを受けたこと、が工務店にする決め手でした。

 

皆さんはどんな決め手だったんでしょうか。

 

 

そうそう、蛇足的に付け加えると、これは金の問題じゃないんだよな。

 

大手ではそもそもうちは建てられまい。

 

建てられたとしても、それならその資金を工務店に投入するしな(笑)