2024/6/4です。
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昨夜の米国市場では、エヌビディアが引き続き4.9%上昇し、関連銘柄であるARMが5.5%、TSMCが2.6%、マイクロンが2.5%上昇しました。
一方、AMDは2.0%、インテルは1.8%、DELLは7.5%、スーパーマイクロコンピュータは1.8%下落し、生成AI関連銘柄にも選別が進んでいるようです。
特にサーバー関連は、SMCIもDELLも下落し、HPも冴えない状況です。急激な上昇の反動もありますが、今後はどの会社が利益を伸ばしていくのか注目されます。
DELLはエヌビディアとの協業では最もリードしているようにも思えますが、価格交渉力のあるクラウド事業者等の大口への販売比率が高いため利益率が悪く、ガイダンスが嫌気されて失望売りされているようです。
今後、顧客のすそ野が一般企業のオンプレミスサーバーにも広がれば、利益率は徐々に高まると期待されますが、上昇し過ぎた反動でどこまで下落するのかを注意深く見守りたいと思います。
6月2日に台湾コンピュテックスで、ジェンスン・ファンCEOがブラックウェルの次世代チップ「ブラックウェル・ウルトラ」を2025年に、その次の2026年に向けたプラットフォーム「ルービン」を発表しました。エヌビディアは製品ロードマップをすでに発表しており、毎年新製品を投入することはわかっていたのですが、市場は再評価したようです。
一方、6月3日にAMDのリサ・スーCEOも講演し、MI300の次期チップ「MI325X」の2024年10月から12月に発売することを表明し、更に「MI350」を2025年、「MI400」を2026年と毎年リリースすると表明しました。この情報は新しい材料ですが、新製品開発競争が激化していることを感じさせました。
より良いものを市場に供給した企業が勝者になることから、各社とも研究開発投資を急いでいると思われますが、キャッシュフロー面から見れば最も投資体力があるのはエヌビディアです。昨夜のAMDやインテルの下落はこのような見方を反映したものかもしれません。
良い商品を提供する力はあるのに、なかなか評価されないのは残念ですね。
加えて、先日、マイクロソフトが自社製のSurfacePCのAI機能を搭載した新製品群を発表した際のデモンストレーションではARMの半導体が利用されていたため、AMDやインテルのシェアを奪われるとの連想も働いたのかもしれません。マイクロソフトはAMDやインテルの半導体もサポートすると表明しているようですので、PC用半導体については、そこまで心配は要らないとは思いますが、ARMの黒船来襲にホルダーの私もビクビクです。
さらに、エヌビディアもARM設計のCPUをブラックウェルチップと混載して、AMDやインテルのデータセンタサーバーのシェアを奪いに来るのではないか、クラウド事業者は従来型サーバーへの投資を控えて、生成AIサーバーに資金を集中しているとか、逆風が吹いているようにも思います。こちらのほうがドル箱のサーバー事業なので深刻ですね。
結果としては、私の米国資産は、またまたエヌビディアのおかげで31千ドル増えましたが、為替が1円強円高に振れたことで、390万円に目減りしました。
さて、東京市場では、米国での長期金利低下や円高を反映し、一時300円以上下落する場面もありましたが、後場下げ幅を縮小し日経平均は85円下落で引けました。特に保険が大きく下落しました。銀行も下げ幅を拡大し、半導体も下落銘柄が多い一日でした。
結果、私の日本株資産は、MS&ADの2.3%下落やメガバンクの下落が影響し、130万円減りました。
<いままでの投資結果>
・日別
米国株(前日分)31千ドル
日本株(本日分)-130万円
・月別/年別
6月 478万円
5月 3298万円
4月 -547万円
3月 1152万円
2月 2795万円
1月 2302万円
2024年 9479万円(1月~6月)
2023年 5625万円
2022年 -600万円
2021年 2562万円
2020年 248万円
2019以前 328万円
今日はこのへんで