小学校受験では、必ずお家で「お手伝い」を行ってください。
と、このコラムでも度々お伝えしていますが、
マザーリングの際などにまずは何からやらせたら良いでしょうか?

とご相談を頂きます。

まずご家庭で取り組むことでおススメなお手伝いは「雑巾がけ」です。
これはお受験対策の代表的なものの一つでもあります。

「雑巾がけ」の動作は、 筑波大学付属小学校 の運動考査で頻出している
「クマ歩き」の練習に直結するものにもなります。
また、過去にも慶應義塾横浜初等部の考査で行われた
「チームでコーンを回る雑巾がけをリレー 」、 

成蹊小学校の考査にも「雑巾がけ」が出題されています。

このように様々な学校で「雑巾がけ」に関する問題が出題されています。
 

勿論、クマ歩きや出題傾向の多い課題の一つだから練習させるだけではなく、
そもそも「雑巾がけ」の際に腰を落とし、
しゃがむという動作自体にも様々な効果があります。

 幼児期の「雑巾がけ」は、 膝をつかずに立ててやることにより、
腕で身体を支えることにより全身運動に繋がり、  
体幹が鍛えられて姿勢がよくなりバランス感覚が身に付きます。
また、「雑巾がけ」は体幹全体を使う運動なので、
跳ぶ、走る、投げるの運動能力にも繋がります。

運動考査がある学校を受験される方の中には、
運動が苦手と不安視しているお声を聞きますが、
幼児期はそもそも筋力がまだしっかり形成されていない場合があるので、
元々うちの子は運動音痴と決めつけてしまうのは勿体ない方が非常に多いです。

 

3歳からできる正しい「雑巾がけ」を心がけよう

まずはお子さんの手に合った雑巾がをまずは用意しましょう。
小さなサイズの雑巾も市販されているようですが、
わざわざ購入しなくても、ミニタオルのようなもので十分です。

 

さて雑巾の準備ができたところで、雑巾がけのポイントは大きく二つあります。
一つ目のポイントは雑巾の絞り方。
雑巾は縦に絞りましょう。

大人の方でも縦に絞る、いわゆる縦絞りではない方もいらっしゃいますが、
縦絞りが一番力を入れることができる為、よく絞れます。

具体的にはまず、バットや剣道の竹刀を握るようなイメージで、
右利きの方は右手を上、左手を下に、左利きの方は左手を上、右手を下にして、
脇を締め、手首を外側に押し出すようなイメージで絞ると、

一番効率よく、水を絞李出すことができます。


お子さんはたいてい横に絞る横絞りで雑巾を絞ろうとしますので、
ぜひ最初はお子さんと一緒に縦絞りを練習してみてください。

 

雑巾がけの二つ目のポイントは雑巾がけの仕方です。
机の雑巾がけも床の雑巾がけも基本的には一緒です。
どちらも奥から手前に拭いていきます。

具体的には左奥から右奥、右中から左中、左下から右下と、

くねくねとカーブを描きながら、ゴミを残さないように拭いていきます。
最後に雑巾に残ったゴミを落とさないように取って完了です。


壁の拭き掃除も奥が上に変わるだけで同様です。


机を雑巾がけする際、
やらせるとたいていのお子さんは左右に車のワイパーのように拭いてしまいますので、
最初はお子さんと一緒に左奥から丁寧に拭いていくように教えましょう。

 

幼児教育・小学校受験
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