大学時代の同級生にひさびさ再会して「私立中受験」を考える

 

 こんにちは。お受験ワーママのいおりです。

 

 はじめての方はこちらからどうぞおねがいダウン

  私:公立小中出身のフルタイム会社員。アラフィフ中間管理職。

  長女:私立小→御三家中高一貫校→難関私立医大

  次女:私立小→大学までの一貫校

 

 約30年ぶりの再会

 

 ワーママをしていると、仕事と子育てに日々綱渡り。子供が大きくなったらなったで受験のサポートも続いていましたが、受験も卒業したし今年こそはと重い腰をあげて、大学時代の友人などと連絡を取り合って再会しています! 

 

 先日は、大学時代の部活の仲間と都心のオシャレイタリアンで女子会ランチナイフとフォーク

 

 よく考えると約30年ぶり滝汗

 

 待ち合わせ時間より早くレストランの入り口についた私は、「どうしよう…変わりすぎててお互い誰もわからないかもガーン」と心配していたのですが、意外に無事互いを発見♪

 

 地方出身で東京の難関国立大学へ入学した同級生。国公立志向の世界観。

 

 私は、東京の難関と言われる国立大学に運よく滑り込んだのですが、そこは地方出身者が多い大学でした。特に多かったのは、公立小中⇒トップの公立高校に進学し、国公立志向の先生や親の勧めに従って国立大学に入学したという真面目で優秀な子達。

 

 当時、そんな子達に大学受験について話を聞くと、「地方では、国立と私立だと、偏差値は同じくらいなのに私立のほうを低く見る。私は本当は早慶行きたかったんだけど、第一志望にしようと思ったら『国立をあきらめたらダメだ!』って学校の先生が親を巻き込んで説得してきて、どうにもならなかったから逆に私立をあきらめたわアセアセなんて子もいました(もちろん地方全部がそうだというわけではありません。念のため)

 

 当時(30年ほど前)でも、東京ではそんな価値観はなかったので「へーそんな地域あるんだ」とびっくりしたものです。現に当時の私は、「入試問題も国立より早慶のほうが込み入ってて難しいし、卒業後の就職も有利そうだし、授業料さえ払えるなら早慶に入りたいけどなー」思っていました。

 

 しかし同時に私はこの瞬間、小さい頃から不思議だったことが氷解したのでした。

 

 なぜなら私の両親(地方出身者)がめちゃくちゃ「国公立至上主義」だったのです!

 

 私立中受験なんてもってのほか。高校は都立落ちたら中卒でいい。

 

 私は、東京の公立小学校に通っており、当時、クラスの1,2名が私立中学に進学するくらいのエリアでしたが、公立小にいまいち馴染めなかった私は小6のとき「受験して私立中学に行きたい」と両親に思い切って言ったのですが、「は?何言ってるの?」と笑われただけで、まともに取り合ってもらえませんでしたあせる

 

 高校も、当然都立を第一志望にしなければならず、まあそれはいいとしても、父は「滑り止めの私立など受けなくていい。私立なんて、どうしようもないヤツが行くんだ。もし都立に落ちたら中卒でいい。」と私に言いました。はい、マジなやつです。

 

 都立1校しか受けられないとなると、絶対受かるためには志望校をいくつか下げなければならないし、それでも絶対受かるかはわかりません。母もさすがに中卒はまずいと思ったのでしょう。

 

 「もし都立に落ちたら、私立高校の費用は私が全部出すから」母はそう言って父を説得し、滑り止めとして私立を1校だけ受験させてくれました。

 

 見事プレッシャーに負けて都立に落ちた私は(ごめんよ母笑い泣き)、母の稼ぎのおかげで中卒は免れ私立高校に進学しました。そして、「大学こそ国立大学に行かなければ!」と死に物狂いに勉強して、何とか国立大学に滑り込んだのでした。

 

 でも、そんな父のことを私は長い間、「単なる変人」としか思っていたのです。

 

 もしかしたら東京じゃなくて地方だったら、そこまで変じゃなかったのかも!(あ、違う?ニヤニヤ

 

 東京在住の地方出身同級生、「子は私立中受験させたよ」。

 

 ランチ会に集まった5人のうち4人は子アリで、そのうち私を含む3人は子供を私立中に入れており、受験の話もしました笑い

 

 私以外の二人は、大学卒業後そのまま東京に住む地方出身者だったのですが、「自分は中学受験なんてしてないし、全くわからない世界だったけど、東京に住んでいたら周囲がみんな中学受験するから、そういうものかと受けさせた」ということでした。

 

 そして「地元では、東京みたいに私立中学自体数が少ないっていうのもあるけど、そもそも人の意識として公立中進学が当たり前という人が今でもほとんどだよ。」とも。

 

 東京や関西圏などでは、身近な選択肢になっている「私立中受験」。

 

 小学校受験からどっぷりはまって過ごしてきた私からすると当たり前のように見える今の景色も、「日本全体でみると特殊なのか~」とちょっと目からうろこ目でした。

 

 

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 国公立至上主義の反動なのか、うちの娘達は「オール私立」。

 

 母の子供時代の苦労も知らず(悲惨すぎて言えないあせる)、毎日エンジョイしている娘達を見るにつけ、「もうちょっと親に感謝して欲しいな~」と思ってしまう母なのでしたウインク

  

 ☆いおり☆

 

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