公立小中出身母、最初は「女子御三家」の名前さえあやふや。

 

 こんにちは。お受験ワーママのいおりです。

 

 公立小中出身、しかも転勤族の子として地方都市を点々として育った私は、自分がいざ子供の受験を考えはじめたとき、お恥ずかしながら「御三家ってどこ?」レベルでしたアセアセ

 

 身近に御三家出身者もいなかった私は、中学受験特集の雑誌や長女が通塾した早稲アカの保護者会などで、受験情報自体はなんとか収集していたものの、学校の校風まではふんわりとしかわかりませんでした。

 

 女子御三家。受験日は3校とも2/1で、併願不可。

 

 女子御三家とは、皆様はご存じかと思いますが「桜蔭中学校・高等学校」「女子学院中学校・高等学校」「雙葉中学校・高等学校」の3つのことで、受験日が同一のため、併願はできません。

 

 偏差値は、桜蔭、JG(女子学院)、雙葉、の順。

 

とはいえ、桜蔭とJGでは偏差値は僅差、倍率もずいぶん違い(JGのほうが倍率が高い)、入試問題傾向もかな~り異なるため、入試の側面だけ見ても、どっちが入りやすいかは、正直「子供による」ところも大きいです。

 

 例えば、算数が得意、単に計算が早いとかではなく根本的な理論まで深いところまで理解できるような子は、桜蔭が向いているでしょうし(桜蔭は女子校のなかでは唯一男子校と同レベルの算数を出す)、多くの情報をてきぱきスピーディに処理できような子はJG向き、とか。

 

 数年前、桜蔭の東大理Ⅲ合格者が、男子校を抜いて全国トップになったとき大きな話題になりましたが、入試の段階から、小手先ではない真の理系の子を選抜しているということが土壌にあります。

 

 よって志望校を決めるにあたっては、入試問題の傾向を見ることはとても大事だと思います(もちろん、それだけじゃないですが)

 

 入試傾向だけじゃなく、なんと校風までも全然違う。

 

 さらにやっかいなことに、この3校は校風が違うということでも有名です。

 

 校風の違いを表現するためによく言われる有名な「空き缶の話」というのがあります。もし道に空き缶が落ちていたら、御三家の生徒はそれぞれ以下のような反応をする、という話です。

  • 桜蔭の生徒は「本を読むのに夢中で、缶が落ちていることに気づかない」
  • 雙葉の生徒は「きちんと拾って、ゴミ箱に捨てる」
  • 女子学院の生徒は「その空き缶を使って、缶蹴りで遊ぶ」

 そんなばかな!爆  笑

 

 と思いつつも、学校説明会や学祭に足を運ぶと(桜蔭とJGは行きました)、確かに生徒さん達のタイプがかなり違いそうではあります。特にJGは、制服がないということまでは知ってはいましたが、学校説明会にいくと、お手伝いの生徒さんの髪が紫だったりピンクだったりしていて、娘も私もビックリ目

 

 これ、ちょっと不安だぞ…。

  

 そう思ったときに読んだのが、この本です。表面的ではない、学校の校風や生徒さんの考え方などについて書かれていて、我々はこれを読んでかなり安心しました。

 

ダウン「女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密」矢野耕平著 2015年

 

 

 

 長女御三家入学してみたら、かなりの同級生ママも読んでいた!

 

 実はこの本の最初のほうに例の「空き缶の話」は載っており、「でも、卒業生や学校関係者のインタビューをたくさんした結果、ちょっと違うように思います」という感じで本編に入っていきます。

 

 貴重だと思ったのは、学校の先生方のインタビューが、リアルに書かれていたことです。受験情報誌の学校特集などで校長先生がお話されたりというのはありますが、正直、人間味まで感じられることは少ないように思います。その点、この本では話し言葉で書かれているのもあって、なんとなく本当の雰囲気まで垣間見ることができた気がしました。

 

 無事、長女が御三家にご縁をいただき、入学後この本に登場した先生方のことを実際知ってから、再度この本を読みなおしてみましたが「これ、確かに〇〇先生言いそうニヤニヤ」という感じで、「本当にちゃんと取材したんだな」と改めて思いましたし、実際通わせてみて「まあ確かにね」と納得する部分も多かったです(なんだか回し者みたいですがあせる

 

 また、同級生ママとの懇親会でこの本の話をしたところ、テーブルの半分以上のお母さま方が「あ~、それ私も読みました~。面白かったですよね~」とおっしゃるではありませんか! 

 

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 たまに「私(親)は、特に何にもしてないけど娘が合格したんです~」なんて発言を見聞きすることもありますが(もちろんそういう方もおられるでしょうけど)、やっぱり、こんな本まで読む位、情報収集に余念のない方が受かるんだなあと思ったのを覚えています。

 

 すこし前の本ですが、受験生の親は模試の待ち時間など手持無沙汰な時間もたっぷりありますので、もしご興味ある方は参考程度に読んでいただくのも面白いかなと思いますキラキラ

 

 ☆いおり☆

 

いつも応援ありがとうございます。

春休みですが、中学生にもなると勝手に焼きそば作って食べてくれます。小学生ママの皆さん、始業式まで頑張ってくださいグッ

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