始まりは  
誰しも
自分の中心に居て



だから
もしかしたら
もともと
太古の
円形舞台のように
この世界には
正面も  裏も
上座も  下座も
なかったのかも
しれない



どうせなら
この魂  この體
美しく
楽しく
喜びの方へと



重力の中では
無重力で在りたいし
無重力の中では
重力で在りたい



たとえば
この地球という
星の中では
水の中に
ぷかぷか浮くみたいに



たとえば
無重力空間の中では
ぽとり
星が生まれ落ちる
みたいな感じに



魂が
體が
星と同じ成分で
もし出来ているならば
なんだか
ステキ



なぁんだ 
そうだったのかしら
青い鳥  の
チルチル  ミチル



みんな
ぽとり  ぽとり  
それぞれの
重みを纏い
この星に
生まれ落ちるのだもの