退出時間になってそのまま部屋を出てから

駅に向かう

荷物をターミナルに預けてたので

それを取りに行き……受け取ってから

駅中央入口付近へ


『今日は会えて良かった♥』


寧々
『私も会えて良かった♥
空港まで見送り出来なくてごめんね?』


『いいよ!いいよ!ここで充分♥』


寧々
『それじゃ、またLINEするね?』



『うん♥待ってるよ♥じゃ行くね!』


そう言って手を振ろうとしたら……

寧々の手が当たりギュッと握ってくれて

引き寄せられた♥

軽めのハグだけど……

凄く胸がキュンとした♥

道行く大勢の人混みに紛れ

別れのハグを惜しみながら離れ

それぞれの駅に向かい歩いていく

私の体に少しだけ寧々の香水の香りが

ほのかに香る♥

2回程  後ろを振り返ったら

寧々も同じように振り返ったみたいで

目があって手を振り続けた…♥

空港に向かってるモノレールの中

寧々に渡そうと思っていた手土産を

渡し忘れた事を思い出し急いでLINE


寧々
『(´∀`*)ウフフ♥私も忘れてた。傘
カラオケに置いてきちゃったね♥』


『せっかく買ってくれたのに…
忘れちゃってごめんね?本当
最後までおかしな2人ね♥』


そうやり取りを交わし

久しぶりの再会は終わった

あれからもうすぐ1年

寧々は本当に旅行で

私の地元を訪れた♥

でも幼なじみとお子さんを連れての

旅行だったからタイミング合わず

会えなかった……ショボーン

それからも頻繁にやり取りは続き

2人の距離も縮まり……

去年の冬には私を寧々のマンションに

お泊まり来てと招待してくれ

2人の気持ちはこれで本当に結ばれる!

っと思っていたのに……

願いは叶わなかった…

この時もタイミング合わず……

すれ違う2人の時間と共に

心のすれ違いもあり……

結局  結ばれる事はなかった

プラトニック過ぎる  片思い♥

今でも思い出すと

まだ  心が  少しだけ  チクンとする

切ないラブストーリー♥



❁*.おわり❁*.