自閉症息子の成長。 | アラフィフお嬢様の介護日記

アラフィフお嬢様の介護日記

「身の回りの世話は身内にしてもらいたい!そのための金は用意した!」
そんなお爺様・お父様の号令の下、昭和生まれの中流階級箱入り御令嬢が在宅介助・介護を続けて20年を超えました。
現在は要介護5から発達凸凹まで6人を在宅であれこれ見守り中。

祖母の介護日記メインのつもりが、初投稿が長男の話(笑)
まぁ、ウィキペディアにも

 

介護(かいご、英: nursing, elderly care)とは、障害者の生活支援をすること。あるいは高齢者・病人などを介抱し世話をすること。


と書いてあるし、発達凸凹の息子たちの支援も介護のうちかと。


長男が、学校から帰ってきて「しんどい」と言い出し、あれよあれよという間に39度。
解熱剤で安静にしつつ夜を過ごして、翌朝病院へ。
幸い、主治医の先生が外来の日じゃないのに外来にいてくださってて、大助かり!
 
と、いうのも、自閉スペクトラム&ADHD(自閉優位)の長男、元気な時は普通級でなんとかやれているのですが、体調不良になるとタガが外れて、特性大爆発になります。
体幹ぐにゃぐにゃで動けなくなり、口の多動が止まらず、質問攻め。しんどいのを会話で紛らわそうとするけれど、もともと相手との会話のキャッチボールが苦手なので、相手に反応してもらいたい=クイズやしりとりばかりになるのです。
診察室の椅子に座るとくるくる回り、先生の話中でも「ジュースのみたい」と口に出てふらふら歩き出す。以前、同じように風邪で外来に来た時、初見の先生に「もうちょっと静かにできないのか!」と言われ、親がへこんだことも。
そうでなくても喘息発作で呼吸のために必死で歌ったりしゃべったりしているのを看護師さんに「これだけ元気なら大丈夫ねー」と言われることは割としょっちゅう。(この場合、黙った途端に血中酸素が更に下がって意識がなくなります。)
 
はたから見れば、お母さんと身長が変わらなくなってきている男の子が、お母さんとずっと手をつないでいるし、なんなら抱きついているし。お母さんもお母さんで、椅子に座った子の前で立って、座った子の膝を両足で挟んでるし。ちょっと異様な光景なのは自覚してます…。でも、脚に圧がかかるとソワソワがマシになるし、目の前に常にお母さんがいて、小さい声でクイズしているだけでじっと座って待てるので…。ちょっと異様な光景でも(しんどいのに頑張って待ってるんだなぁ)と思ってもらえたら助かります…。

今回はぐずって歩けなくなって車いすを借りて運ぶこともなく、歩いて診察室に入れました。
そういえば39度だった前夜も、お薬のんで!と起こしたら、泣きも暴れもせずむくっと起き上がって、自分でコップもってお薬飲めました。
ちょっと前まで熱が出るとぐったりして泣くばかりだったし、全く指示が通らなかったし、一切飲み食いしなくなるので解熱剤は座薬だったし…。そんな子が自分でお薬飲んで寝て、歩いて病院に来てじっと待ってる…!と思ったら、よく成長したなぁと思って目頭が熱くなりました。