わりとめんどくさい。

というのは単子葉と比べてとにかく種類が多い

てことで基本的な花と代表的な科属を取り扱う

「やるか」「やろう」

「そうしよう」ということになった。

(この見事な切り口!)


  ​双子葉類(植物)共通の特徴

こうだ。


子葉が2枚(双子)だから双子葉類という。

アホみたいな話だが、

注意点はここ。茎に形成層がある。

いわば上水と下水を分ける。

下から上に持ち上げるのは大変なので、

内側にして保護をしている。

あがりを道管、くだりを師管と呼ぶ。

単子葉は「なんとなく内側」だが

双子葉は明確にわかれている。

形成層が年輪の正体である。


根についてもひげ根(ね)は
箇所から細い糸がでる。
これゆえ湿地帯や川のそばにイネ科は群生する

逆に言えば人間が気づかなければ、

あんなに世界で栽培されることはなかった。

三大穀物全部イネ科。

逆にいうと双子葉植物は主根で掘り進み、

側根でそれを横に広げるため、

硬い土質で平気、と言う特徴があり、

横に広がるから強い風でも倒れにくい。

最も長い例としてはハマヒルガオでは

3mもの根をもつ。

砂浜だから水があるのは粘土層まで掘るため。


では具体的に。

  ​バラ科

サクラ属(ウメ、サクラ、モモなど)

イチゴ、リンゴ、ナシ、ビワ、カリン、

アーモンド。

食える。いい匂いする!以上!

詳しくはもうすでに書いてある!



  ナス科

だいたい地面にナスの絵を描くことが多い。

これなナス科の地上絵である。

ナス、ジャガイモ、トマト、ピーマン、トウガラシ

いわゆる夏野菜とか、カレーにいれるやつ。

とか言っておけばいい。

ちなみに同科同属なので

ジャガイモに接木をするとトマトと接合する。

地下からジャガイモ、地上からトマト。

学研の科学ではポマトと呼んでいた。

しかしなぜかこれでゲラゲラ笑う。

花は両性花で放射相称で、花冠が5裂するのが特徴。

ピーマンやトマトを輪切りにすると、5つに分かれているのが確認できる

こんなもん、今日明日で見せたらいい。

スイセンと同じアルカロイド毒性を持つので、

日光にあてた緑のジャガイモや未熟なトマトは食うな


  ヒルガオ科


これをアサガオ科と書く生徒が多い。

人間が1番咲いてる時間が多いのはヒルガオだろ?

アサガオは昼にはしぼんでるし。

というといきなり理解する。

考えて生きようよ。

ところでここで油断してる諸兄に問題。

ジャジャン。

ユウガオって何科?



ポク



ポク



ポク



ポク



チーン!

ウリ科。
これすげえ間違えてるんだけど、
社会でカンピョウは習ってて、
ユウガオから取ることも知ってるんだから
あんなでかい身をつける
アサガオなんておらんだろ?というと納得する。
ねえ、君たち。考えて生きようよ。

  ​ウリ科

ヘチマを中心として、キュウリ、カボチャ、

スイカ、メロン。そしてユウガオである。

注意点はこれは単性花であること。

カボチャ



どっちが雄花で雌花か聞いてくるが、
根本が身の形してるのが雌花である。
つる性植物。

  ​マメ科

ダイズ、アズキ、エンドウマメ、チャマメ

などである。

大豆はわかるのに小豆がよめない。

こわくないのか?

んだかわからんもんが入ってる羊羹とか。

気をつけるのはエンドウマメだ。

これ花びらが5枚なのだが、

サクラみたいにおなじではない。

一枚だけバカでかく、のこりは小さい4枚となる

これも危険


  キク科

キク、タンポポ、ダリアなど。

花自体は小さい一個を一つの単位とするのだが、

一個に集まっている。

これが何個も集まっているので頭花という。

冬越しをするときにロゼット葉(よう)という

形態を取る。

これが戦闘機の機動力とロボットの手足をつかえる

ガウォーク形態の姿だ。

これ目的よくきかれる。

冬の強い風や、地面からの熱を逃さないため

こう書けたらパーフェクト。


というわけでまとめるとこうなる。

トウモロコシの雄花雌花話した気がするが、

念のため。

地味で目立たない植物は花びらがない。

虫を呼び寄せる気がないからだ。

こういうのを風媒花と呼ぶ。

この場合は上から花粉が降るから雄花が上。


というわけで、

花なりをはんなりと言うんだすえ?

ぶぶ漬けでもおたべやす。

まだあげそめし前髪の、

花ある君はいまいずこ。


©️お受験のお医者さん