遂に髙橋麻里ちゃんがDorothy Little Happyを卒業する日が訪れた。
もしかしたら私にとってはこれがまりちゃんのステージを見る最後の機会になるかもしれない。
前年の白戸佳奈ちゃん卒業の際のように残りのライブ回数を指折り数え気づいたら当日になっていた、ということはなかった。
この時は発表から卒業まで2か月。気持ちの整理がつかないまま卒業公演を迎えた。
今回は発表から卒業まで半年近く。もっともまりちゃんの気持ちがDorothy Little Happyからとうの昔に離れていることには何となく気づいていたし、遠くない将来卒業発表があると予期してだいぶ前から心の準備をしていた。
2017年にもそう思うことはあったし、2018年のある2つのライブではその予感を強める出来事があった。
だから心の整理には充分な期間があった。
半年間行きたいと思ったライブには欠かさず行って、悔いなくまりちゃんを送り出したいと思った。土日祝休みとは限らない仕事のため、ハロウィン関連各種対バンや大阪ラストライブ等には行けず悔しかったが、日程の調整がついたものにはほぼ行けたように思う。
ただ一つ、この半年間に気にかかることがあった。
まりちゃんが前年より掛け持ちで所属していた芸能事務所「オブジェクト」への正式な移籍、新ユニット「Kleissis」への加入に際しては、かつてのメンバー3人、秋元瑠海ちゃん・富永美杜ちゃん・早坂香美ちゃんが派生ユニット「callme」を結成してその活動に専念し、それに伴い事務所を移籍してDorothy Little Happyから卒業した、2015年2月から7月半ばにかけての一連の流れを思い起こさずにはいられなかった。
2015年、卒業メンバーはDorothy Little Happyの日常の活動(ラジオ番組、テレビCM、各種ライブ・イベント出演)、全国ツアーとcallmeの活動(秋葉原定期公演、新曲制作等)を並行して行っていた。美杜ちゃんはこれ以外に2つの期間限定ユニットまで抱えていた。
これによりDorothy Little Happy本体の活動には幾分か制限が加えられていた。残留メンバーだけでのライブも少し行ってはいたが…。
今回は当時とは状況がやや異なるものの、Dorothy Little Happyのライブ活動、個人としての活動、新ユニットの活動をまりちゃんは同様に並行して行っていた。彼女の気持ちは後者2つに向いていたように感じる。
2つの活動を掛け持つと、気持ちの上では両方頑張ろうとしても、どうしても比重が新しいことにかかってしまうし中途半端になりがち。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉がある通り、それは誰がやっても同じこと。
一方を辞めることが決まっていれば尚更。
そんな経緯で私個人としては、メンバーには自分のやりたいことを自由にやってほしい一方、それがドロシー本体の活動に大きく支障を及ぼすものならば、ドロシーを辞めてからやってほしいと思っていた。
そうできなかった事情があったからこそのこの結果だが…。
だが大人の事情を抜きにして私の気持ちを言わせてもらえば、まりちゃんにはDorothy Little Happyのメンバーでいる間は事務所を辞めてほしくなかったし、できる限りドロシーを第一に考えてほしかった。
あまり偉そうに言いたくないけど、出ていかれる側のファンとしては寂しい。
2018年のドロシー、まりちゃんには複雑な想いを抱いていた。そんな中でもDorothy Little Happyのライブを見る際には余計なことを考えず楽しんだ。
この日も同じように心置きなく楽しもうと思った。
何よりDorothy Little Happyが消えてなくなるわけじゃない。グループの歴史のひとつとしてこの公演を迎えるつもりだった。
この日もプレミアムチケットで入場。プレミアム特典は前夜と色違い・メッセージ違いの限定Tシャツ。
これは大事に保存しておこうと思う。
予想通り、あまり見ない顔や久しぶりの人がたくさん。その一部が開演直後に騒ぎ始め、うっとうしかった(推しジャンしている私も他人をとやかく言える立場にはないが…)。
会場の秋葉原パームスはステージが横に広く、色とりどりの照明が素晴らしかった。
決して広くはないものの、まりちゃんのラストステージとして問題ない会場だった。
まずいつも通りの2018年衣装で登場。
01. バイカラーの恋心
02. Dorothy Train
03. sky traveler
MC①
04. just move on
05. Breaking through
MC②
06. FOR YOU
MC③
07. STARTING OVER
08. set yourself free
09. Life goes on
------※
10. 永遠になれ
11. Winter blossom ~冬の桜~
MC④
12. ASIAN STONE
13. 2 the sky
14. nerve
15. 恋は走りだした
MC⑤
16. それは小さな空だった
17. デモサヨナラ
MC⑥
18. 14回目のありがとう
アンコール
19. Over There
MC⑦
20. 明日は晴れるよ
21. ジャンプ!
ダブルアンコール
MC⑧
22. ストーリー
トリプルアンコール
MC⑨
MC①
・自己紹介
・8年間の感謝を歌に込めて、今日もみんなを幸せにして帰したい
MC②
・Dorothy Little Happyとして8年間余り活動して、今日で卒業する
MC③
・8年間を振り返って思い出し切れないほど沢山の思い出が
※
・2010年から2018年までの写真をスライドショーで上映
・衣装を白いドレスへ着替え
懐かしい思いと共にこの映像を見た。
複雑な感情を抱いた時もあったけれど、それでも6年半、出会ってからこの子達の笑顔と歌にいつも元気をもらっていた。
歴代メンバー、特に白戸佳奈ちゃんと髙橋麻里ちゃんには感謝しかない。
MC④
・スライドショーのために昔の携帯電話から画像を選んできた。デビュー当時はガラケーを使っていた。月日の流れを感じる
・新衣装の紹介。新たな道へ旅立つ記念の意味で白いドレスにしてもらった
↑新衣装(髙橋麻里公式Twitterより)
私は必ずしもこの公演を「ハレ」の出来事とは思っていないのだけれど、近年のドロシーの衣装は確かに白が基調だった。
よく似合っていたし、旅立つまりちゃんにふさわしい衣装だった。
MC⑤
・8年間の活動で色々な感情を抱いた
・自分はアイドルになるために生まれてきたと思っている。生まれ変わってもまたDorothy Little Happyに入りたい
「またドロシーに入りたい」と言うものの、この子は芸能界を引退しないし、卒業してもDorothy Little Happyは解散しない。
まりちゃんがここで言うドロシーは現在のそれではなく、2014年頃までの勢いと活気のあったDorothy Little Happyを指しているのだろう。
MC⑥
・ライブタイトル「Thank you, our story」について。Dorothy Little Happyの物語に関わる全てのファン、関係者、何より自分自身にありがとうと言いたい
MC⑦
・「Dorothy Little Happy」は自分にとって名字のようなもの。明日からそれがなくなるのは寂しいが、頑張っていきたい
MC⑧
・写真撮影
MC⑨
・最後の挨拶
前日の疲れも残ってるだろうに、前夜同様に最後のステージで気力を振り絞って素晴らしいライブを見せてくれたまりちゃんは素晴らしい!
これより厳しいライブはこの8年間で過去に何度もあったかも。
久しぶりの曲が何曲か。
『それは小さな空だった』
「2人では表現」が難しいとのことで実にあの2015年中野サンプラザ以来の披露となった(←たぶん)曲。
かなちゃんのソロで聴きたいと願った曲の一つでもあったし、元の形にこだわらず2人で歌ってもいいのではないかと思ったが、プロデュースはファンが口を出してはいけない聖域。
今となっては「髙橋麻里のメインボーカル」という形に今まで拘泥し続けたことが、このグループの大きな失敗のひとつだったのではないかと私は実は考えている。
スタッフのみならずメンバーまでもがそれを不動とみなしてしまったことで、知らず知らずのうちに活動の幅を狭めてしまったことはないだろうか。
『colorful life』と『バイカラーの恋心』の時はいい流れが来たと思ったのだが…。
↑2014年9月のZepp Diversityで初披露のこの曲。初披露が生バンドという珍しい曲だった(なお、上記はライブ映像にCD音源を重ねたPV。ライブ音源ではない)。
Zeppで初めて聴いた際には、月日の流れは傷を癒してくれると共に大事なものを忘れさせてしまうという、すごくいい曲だと思った。
ドロシーもこういう曲を歌うようになってより世界が広がると思っていた。
だがその後メンバーの離脱が相次いだことで、この曲とDorothy Little Happyの歩みを重ねてしまい聴いていることが辛くなり、次第にCDを聴かなくなった。
あれほどかなちゃんとまりちゃんの2人の歌声で聴きたいと願っていたはずが、かなちゃんの卒業発表後は聴きたくなくなり、マウントレーニアホール渋谷で歌われなかった時は胸をなでおろす気持ちもあった。
久しぶりにこの曲を聴きながらグループ自体と歌詞を重ねてしまった。やはり、あまり気持ちのいいものではない。
『Over There』
私がファンになったのは2012年の8月。収録されていた『飛び出せ!サマータイム』の発売直後で仙東名ツアーの最中だったということもあり、ライブの締めによく歌われたことを覚えている。
白戸佳奈ちゃんが2017年の冬から春にかけて病気療養し、4月に復帰(しその後7月に卒業)。
復帰翌月にソロ公演を行った際のMCで、療養中にドロシーのことを考えているとこの曲が自然と頭に思い浮かんだと語っていた。
そしてその時と卒業公演で歌ってくれた。
またもその当時のことが思い出された。
『ジャンプ!』
言わずと知れたデビュー曲。
昔はよく歌っていたが最近は節目の時のみ歌うように変わった。メンバーにとって大事な曲なのだろう。
この曲は歌われるはずと事前に思っていた。
まりちゃんらしい、湿っぽくならない爽やかな素晴らしいライブだった。
晴れやかな気持ちで観終えることができた。
全て終わってハイタッチで退場。
この時点では全くまりちゃんが卒業した実感は持てなかった。普通にXmasライブや正月ライブがあるような気がした。
とは言いつつも一人になったらまりちゃんが卒業した感覚が湧いて寂しくなる気がして、ファン有志の忘年会に参加させてもらった。
(参加者の皆さん、私のくだらない話に付き合って頂きありがとうございました)
この日は帰宅し普通に寝た。
翌日、まりちゃんの新たなTwitterアカウントが開設された。
髙橋麻里(高橋麻里)@takahashimari15
皆さん♡髙橋麻里です。 大好きで大切な Dorothy Little Happyを 12月16日に卒業しました! 今日からはこちらのアカウントが 私のTwitterになります(*´꒳`*) 夢への新たな1歩踏み出します!!… https://t.co/GexOqNHOr0
2018年12月17日 00:03
ここでようやくまりちゃんが卒業した実感が湧き始めた。
また私はこの週に新居への引っ越しがあった。なかなかに慌ただしい一週間だった。
卒業公演翌日と引越後にDorothy Little HappyのCDとDVD、グッズを整理していたところ、この6年半の色々なDorothy Little Happyや自身の想い出がよみがえり、とても感慨深く寂しくもあった(転居して一部屋増えたため、Dorothy Little Happyグッズ保管部屋 兼 書斎 を設けた)。
この10年近く、私の人生は苦しいことの連続だった。心が休まる日々がなかったし、家族にもたくさん迷惑をかけた。
そんな中出会ったDorothy Little Happyの楽曲やメンバーの笑顔に元気をもらって、ドロシーのライブやラジオ番組、ネット配信を励みに辛いことがあっても毎日生きてきた。
自分の転居や転職、親類との別れ等、転機の出来事が偶然Dorothy Little Happyの節目(メンバー卒業やレーベル移籍等)と重なることがあり、いつの間にかこのグループを自分と重ねて、ドロシーを応援しながら自分自身を奮い立たせていた。
そして今に至る。
本当にDorothy Little Happyのメンバー、特にかなちゃんとまりちゃんには感謝してもしきれない。
まりちゃんが卒業公演で言っていたことと同じく、私も6年半で数え切れないくらいDorothy Little Happyの想い出がある。
ここには到底書き切ることはできない。でも私はその全てを鮮明に思い出すことができる。出会った時から今まで全ての時が鮮烈だったし、いつもステージ上のメンバーはキラキラ輝いていた。
髙橋麻里ちゃん、8年半本当にお疲れ様でした。
そして今年Dorothy Little Happyは新体制となる。
今まで通りに応援できるか自信はないけれど、このグループが大好きなので、私はもう少しDorothy Little Happyを追いかけていたい。
Dorothy Little Happy@Dorothy_L_Happy
2018,12.16 『Dorothy Little Happy Live 2018 ~Thank you, our story~』 私、髙橋麻里 卒業ライブ ドロシーとして最後のライブ 本当にありがとうございました!!!… https://t.co/hJnL6Hk3Iy
2018年12月16日 17:31
Dorothy Little Happy@Dorothy_L_Happy
Dorothy Little Happy 髙橋麻里です。 8年間たくさんの応援 本当にありがとうございました! ドロシーからもらった 大きな幸せとともに 私は夢への新たな1歩を踏み出します!! @takahashimari15… https://t.co/zn34aW6i24
2018年12月16日 23:59
Dorothy Friends【公式】@dorothy_friends
Dorothy Little Happy🍀 髙橋麻里ちゃん🍓 2018.12.16 #ドロシーフレンズ 栗村風香 https://t.co/dlZGraaNbQ
2018年12月16日 19:38
髙橋麻里(高橋麻里)@takahashimari15
ナタリーさんにて 12月16日に行いました 『Dorothy Little Happy Live 2018 ~Thank you, our story~』 私、髙橋麻里のドロシー卒業ライブ 記事にしていただきました🍀💕 1週間… https://t.co/kbLkXSZpMN
2018年12月23日 18:13





