基本的にはタイムカードが主流なんでしょうか。




ワタシの職場にはタイムカードはありません。


残業は基本ルールとしては科長に事前申告し、実際の就業時間を退勤前に自身で出勤簿に記載することになっています。


だがしかしですよ、

事前申告するにしてもリハビリスタッフだけでも50人ちかくの大所帯となった現在では、わざわざ申告されハンコを押すというのは、忙しい科長の時間がもったいないわけです。

列になってもらうものまた時間の無駄が生じます。



なので、暗黙のルールでハンコを、事前にもらいに行かなくても🆗となり、各々の自己責任で記載してもらって後日科長のチェックが入っています。




〈リハビリの労働時間について〉

2019年に厚生労働省が発表した「理学療法士・作業療法士の需給推計について」によると、週に1時間以上の時間外労働がある理学療法士・作業療法士は89.0%でした。

残業時間数を見てみると、最も多いのは週に2時間未満(32.7%)でしたが、その一方で、週に8時間以上残業している療法士も12.3%いました。

また、残業時の業務内容の1位が「カルテ、報告書などの書類作成(90.4%)」で、2位の「会議、ミーティング(54.2%)」と比較しても、特に大きな負担となっていることがわかります。


基本的にはカルテ記載や書類作成ですね。


また当科では1日介入患者数は基本的に一療法内で均等になるように割り振りますが、その中でどの患者さんにどのくらい介入するか(何単位いくか)は各療法士に任せて1日のスケジュールを組んでもらいます。

その時の出勤人数により1日介入患者数も増減があり、就業時間ギリギリまでリハビリ業務につくこともあり、

療法士の中には17時以降に全てカルテを記載する、という療法士もおり、

個人の裁量が大きいです。


※もちろん、1日21単位MAXいくような指導はしていません。時間調整を各自でおこない、時間内のカルテ記載することを指導しています。


当科では10時間/月以内の残業時間を目標に業務内容の見直しを図ってきました。


・カンファレンスの参加人数の調整

・ミーティングやカンファレンスの簡略化、時間の短縮

・他部者への業務委託 

・書類の簡素化    

というところで、数年前と比べるとだいぶすっきりしました。

一方で、

当科では休日前に患者さんの申し送りを基本的に直接するという体制をとっています。

効率性だけを求めるのであればPC上で情報共有するなどしたほうが良いとは議論にあがりました。

質的な問題や、スタッフ間の交流(特に後輩達)

がコロナ禍以降減っている中、申し送りもなくなると本当に話すことが少なくなることが懸念されたため現在の方法を選びました。



一部の療法士、またそれがだいたい固定的な人物が目標の10時間を超え20〜30時間近くなる傾向がみえています。


担当患者数や1日に介入する患者数のコントロールをできる限りやった上で、変化がないのであれば本人から業務過多になってないか聞き取りしていく方針です。


つい先日、中堅スタッフの1人と話をしました。

基本的にはリハビリ業務で時間が、過ぎておりやはりカルテ記載が後回しな様子でした。


彼は新人教育係のリーダーもしていたため、

その時は仕事量が過多になっていないか、という声掛けだけで終わってしまいました。


でも、あとから思うと、


患者さんのため、と就業時間ギリギリまでリハビリ業務の対応をしてくれますが、自己管理という面でスケジュールの組み方を考えてもらう必要があることも伝えていかないといけないと思いました。