今朝の朝日新聞を見ていたら、小布施町にある竹風堂の名物、「お一人さま栗ようかん」の写真があって、なんで今頃、新聞記事になるんだ?って思いながら記事を読むと、「お一人さま栗かのこ」が、「栗かのこ 小形」に名前を変えた、という事でした。。

 「お一人さま」という言葉に敏感な客からの訴えがきっかけだそうで、夫を亡くした女性達から疑問の声が届くようになって、このような改名に至ったそうです。

 登録商標にもなっているし、30年以上親しまれて販売されている「お一人さま」が、なんで今頃改名??って、最初、訳がわからなかったんですが、、記事を読んでいて、なるほど、そう言う事から、お一人さまっていう言葉をやめたんだ、って、納得・・・、するわけ無いじゃんプンプンプンプンむかっ

 ただ、言葉尻をとって、あれが悪い、これが悪い、っていう風潮が、今の日本には多すぎます。

 じゃぁ、お一人さまが悪いんであれば、レストランとかで、「何名様ですか?」「一人です」「お一人様ですね」っていう会話が成り立たないって事??

 自分なんか、実家から離れてこちらに住むようになって、もうすぐ20年になりますが、、その間、ずっと一人暮らしですよ。。寂しいけど・・・。。でも、、確かに、寂しいけど・・・。。・・・だからといって、この商品を、そんな風に思いませんよ。。

 だいたい、核家族化がすすんで、食べ物も、大人数用から、小分けできるように変化しているわけだし、一人で、あんな大きい栗かのこや、栗ようかん、食い切れないよ。。ちょうど良いサイズで、一人で食える訳だから、、おみやげにはちょうど良いし、そんな風に考えたこと、これっぽちも無かったです。

 まぁ、人によっては、その言葉が不快に思うことも多々あるでしょう。何気ない一言が、その人にとっては、心に傷を負うことも。。

 でも、敏感になりすぎるのもどうかと思いますよ。今はほとんど使ってないし、差別用語になっている言葉がありますが、それを言い換えるパターンが多い。。言葉上とか、文字にすれば、それは、その該当する人達にとっては、あまり不快に思わないかもしれませんが、その言葉を使う人の考え方一つで、差別しているって、事にもなるわけだし。言い方が穏やかでも、差別的に使っているのであれば、あくまでもうわべだけの問題になっちゃいますからね。。

 だから、「お一人さま」が、寂しい日々を送る人にとって、あまりにも心ない、なんて言われちゃったら、、なんでそんな風に思うの????????って、ほんと、疑問に感じますね。。


 だいたい、平均寿命見たら、男性より女性の方が7年も長生きしている訳だし、夫婦でいた場合、先に奥さんが亡くなると、男はあとを追うように死んでいくパターンが多いのに、男が先に死んでも、奥さんは長生きするって、どういうこと???それでも、お一人さまが心ない、って言うわけ??なんか、矛盾していない??って思うのは、自分だけでしょうか・・・。。


 この記事だと、在庫切れとともに今月中に姿を消すことになる、、って締めくくっていますが、、栗かのこは「小形」と名前を変えた、って書いてあって、栗ようかんは、何にも触れていない。この、お一人さま栗ようかんがなくなるって事なのか、お一人さまを改名して販売を続けるのか、よくわかりません。。

 無くなったら、おみやげをどうすれば良いんですか!!毎年、実家に帰って、こちらに戻って来るときは、必ずと言って良いほど買ってくるし、評判も良いのに、、どうすれば良いんですか!!

 ・・・って言っても仕方無いんですけどね。。

 まぁ、ほんと、こんな事で名前を変えなければいけない、っていうのは、寂しい世の中になったなぁ、って思いました。。