母母が、あまり見えないだろう目を天井にむけ、誰かと話している。どうも少年らしい。楽しげなので、捨ておく。井上陽水の暗い歌の歌詞みたいに、何かを思いだし、夢を見てる。会話もままならなくなって、自分だけの世界で生きている。こんなふうに過ごし、母はいつか旅だっていくのか。