チートデイを取り入れない方が

良い理由


チートデイとは

カロリー制限をしているダイエットや減量期間中に、1日だけジャンクフードや高カロリーな食品を食べる日のことをチートデイといいます。


チート(cheat)は「騙す、ズルをする」という意味の言葉です。長期間カロリー制限をしていると基礎代謝が落ち込んでしまいやすいため「チートデイを取り入れることで代謝が向上しダイエットに効果的。」とされています。食事のズルをするというよりも、「代謝を騙す」という意味合いが強いようです。


最近はYouTube動画や、TVの企画などでよく取り上げられています。


しかし、これは果たして正しいのでしょうか?



代謝は(ほとんど)向上しない

たった1日カロリーを多く取り入れるぐらいでは、代謝は向上しません。ある研究では、3日間高糖質食、あるいは高脂質食を取り入れても、エネルギー消費量はほんの数%しか向上しないという結果に終わっています。


自身の代謝量を大きく上回る、つまり必要以上にカロリーをたくさん摂っても、100kcal程しか代謝は向上しないため、これでは焼け石に水です。

※数字は目安です。


もし仮にチートデイを取り入れることで摂取したカロリー以上に代謝が向上するのであれば、一生チートデイをしていれば痩せた体形になれるという矛盾を生んでしまいます。



チートデイのメリット

たまには食べたいものを食べたいから食べる、というメンタル面を向上させるために、長いダイエットや減量期間においてチートデイを取り入れることは良い効果があるかもしれません。


しかし、代謝が落ちているからという理由でチートデイを取り入れるのは間違っていると言えます。


また、栄養が足りていないため元気よくトレーニングが出来ない、筋肉が萎んでいる気がする、という場合にもチートデイを取り入れることは多少のメリットはあります。


ただし、その場合はジャンクフードをたくさん食べるのではなくて、普段口にしている減量メニューのボリュームを少し増やす方が良い選択でしょう。

※「リフィード」といいます。