おはようございます!

ジェクサー大井町・等々力で活動する

パーソナルトレーナーの尾島です。

 

 

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というスケジュールで毎日投稿しております。

(現在乳児を育児中のため、投稿の頻度が下がっています。)

 

 

 インターネットやYouTubeで「TABATA(タバタ)トレーニング」と検索すると、「脂肪燃焼!」「痩せる!」というパワーワードともに紹介されていますが、実際にどのぐらいのダイエット効果があるのか、解説いたします。


参考図書 → 「『4分で身体は変えられる』の科学」 田畑 泉

 


 

TABATAトレーニングとは


 立命館大学の田畑泉教授が考案した、高強度インターバルトレーニングの1つです。元々はスピードスケート選手がチームで行なっていたトレーニングを、田畑教授が科学的に検証したのがきっかけだそうです。

 

 

 具体的には、「20秒全速力の運動(ダッシュなど)」と、「10秒休憩」を交互に6〜7セット行うトレーニングプログラムです。著書のタイトルの通り4分で完結しますが、完遂するとかなり疲労困憊になります。



 フィットネスクラブなどの運動施設で行うのであれば固定式のエアロバイクが良いでしょう。自宅でしたらスクワットジャンプやバーピージャンプなどが推奨されています。頻度としては、週3回程度がベターです。




TABATAトレーニングの目的


 アスリートの場合、最大酸素摂取量の増加、簡単にいうとスタミナの向上を目的として行われます。特にスピードスケートや陸上の短距離〜中距離のような、爆発的なスピードを数秒〜数分間維持することが求められる競技の能力を高めることが期待されます。



 また、その後の研究により、体全体の糖代謝を高める効果があることが分かっていて、糖尿病の予防にも繋がるとのことです。アスリートでない一般の方の場合、3セット程度から行うことをオススメします。



 そして気になるダイエット効果は…考案者の田畑教授は著書の中で


「エビデンス(科学的根拠)が無く、あくまでも、体力がついて元気よく動き回れるようになったことの副次的な効果」


と語っています。



個人的見解


 では、TABATAトレーニングを「ダイエットのためのトレーニング」として紹介するのは間違っているのかというと、悩む所ですね🤔



 確かにエビデンスはないものの、多くのフィットネスインフルエンサーたちが実践しているのを見ると、あながち間違ってもいないのか…とも思います。



 TABATAトレーニングは、運動中のカロリー消費は少なめなものの、アフターバーン効果といって、運動が数時間にわたって代謝が向上するとも言われています。※諸説あり



 が、わたしはそもそも、運動・トレーニングというものは身体の機能を高めるために行うものであって、基礎代謝や活動量が増えて結果的に痩せやすくはなるものの、なんらかの運動やトレーニングを痩せた直接要因として考えるのは少々無理があると考えています。



 痩せるための運動なんてないし、あるとしたら運動種目やトレーニング方法というよりも、「めっちゃ頑張る、そして継続する」ということ、というのが私の見解です。



 「普通の有酸素運動や筋力トレーニングは苦手だけど、TABATAトレーニングならめっちゃ頑張れるし続けられる!」のであれば、その方にとってはとても良い運動だと思います。でも、ダイエットのために仕方なく…ということでしたら、別の方法を考えた方がいいのかもしれません。



 田畑教授本人が語られているように、TABATAトレーニングによって体力がついて、日々の活動量やトレーニングレベルが向上して副次的に痩せることができる可能性は十分にあります。でもそれは、別にTABATAじゃなくてもいいのでは?



 わたしは、ダイエットのために行うことはありませんが、体力向上のためにTABATAを取り入れるようにしています爆笑



本日は以上です。



それではまたっ爆笑