ジョン・サイクスの訃報から数日
享年65歳
若すぎるよね
にしても
自分を基準にすると
5歳しか違わなくて・・・・
そういえば
ここ何年かは
活動のニュースも聞かなかったし
てっきり地元のイギリスで
精力的に
Thin Lizzyのトリビュート活動してるのかと思ってたら
かなり長いこと闘病されてたと
というわけで
追悼ということで
自分が好きなアルバムを
丸ごと語ってみようかと
やはり
サイクスらしさ全開のアルバム
と言えば
ThinLizzyの
Thunder and Lightning

Thin Lizzy
フィル・ライノットの
独特の詩世界
ロックだけど
決してありきたりなハードロックや
ヘヴィメタルというわけではなくて
でも全体的に骨太な音と
たまに織り込む
ケルティックメロディが
このバンドの特徴
残念ながら
ここ日本では
知る人ぞ知ると言うか
熱心なはいたけど
中々大々的に支持を受ける感じでもなくて
ただ
当時聞いた話で
地元イギリスにおいては
当時の日本における
沢田研二的な
老若男女から支持される
バンドだったと
そんなLizzyが
日本で大きく取り上げられる事になったのが
このアルバムの登場だったと。
ただ実は
バンド自体は
メンバー
特にフィルと
長年バンドに貢献していたギタリスト
スコット・ゴーハム
この二人の
クスリの問題があったりで
解散しようと言うことになり
最後に一発
花火を上げようと言うことで
当時Tygers of Pan tangで
注目を浴び始めていた
若きギタリスト
ジョン・サイクスを起用して
最終作として製作に入り
ジョンがイニシアチブを握る形で
リリースされたアルバムですね
実はジョンは
当時ランディ・ローズの後任ギタリストとして
オジー・オズボーンから
召集をかけられていた様ですが
何故か参加には至らず
結果的に
この名作が誕生したのは
なんとも
縁というのか・・・・・
ということで
一曲ずつ
上げてみたいと思います
1 Thunder And Lightning
アルバムと、
当時のライヴのオープニングを飾る
アップテンポのメタルナンバー

Lizzyにしては強烈なリフに
元祖ラップメタルと言っても良い
(当時はお経と言われてました💦)
フィル・ライノットの早口の
ラップヴォーカルが載り
サビのコーラスで
メンバーが一斉に唸る感じ
これがまた格好良くて
さらに
後半のジョン・サイクスの
マシンガンピッキング炸裂のギターソロ
イングヴェイ前夜のギターシーンにあって
このソロで
ハマるギター小僧が後を絶たず。
今でもこのインパクトは絶大かと思います。
2 This Is The One
こちらもライヴ映えする
エイトビートのリズムに
Lizzyお得意のコード進行が載って
さらにフィルのメロディアスなヴォーカルが良いです
間奏の
ジョン・サイクスとスコット・ゴーハムのインタープレイ
サイクスのマシンガンに負けじと
ゴーハムのギターも冴えまくっています
3 Sun Goes Down
一転して
延々Dの単音を弾き続ける
フィル・ライノットのベースに
鬱々としたヴォーカル
ともするとワンパターンで
かったるい曲と言われてしまいそうな
ボレロ的な展開を持つ曲
2曲続けて速弾きを展開したあとの
泣きのギターがドラマチックに曲を飾ります❗
4 The Holy War
こちらは
フィルの出身地であるアイルランド紛争を題材にした
(後々ゲイリー・ムーアとのセッションなど、フィルのテーマの様になっていたりします)
重々しい詩世界が展開され
Sun goes downとは違った
メタルサウンドに載ったボレロ的展開
さらに裏拍を取り入れた
跳ねるような
ツインギターのハモリが
曲のドラマ性を盛り上げています。
ジョンの強烈な泣きのギターも
炸裂しています。
5 Cold Sweat
これはもう
ジョン・サイクス❗
って感じのヘヴィメタルな世界が展開されていて
イントロのリフに
これまた強烈な速さの
ダウンフレーズ主体のライトハンドに
ガンガン弾きまくるソロが良いです。
ライトハンドのバックで展開する
一瞬変則ビート❓に聞こえる
ドラムのブレイクが
これまたカッコ良いです。
6 She Is Going to Hit Back
こちらはまた
いかにもLizzyだねと言える
過去作「Black Rose」収録の
「Waiting for an Alibi」のような
独特な雰囲気を持った曲
ジョンのメタルサウンドが入ることで
古臭さを感じさせなくなっています。
7 Baby please don't go
こちらは
軽快な3連のビートに
メタルなリフ
そのうえで展開する
悲しげなフィルのヴォーカルと
これまた悲しげなコーラスが良いです。
聞きながら思わず
サビの部分
「オーノーノーノーノーノー」
と釣られて歌ってしまいそうになる
そんな曲です
8 Bad Habits
このアルバムの中で
軽快なリズムに載った
ポップな要素を持った曲
6同様に古いLizzyらしさのある曲です
9.Heart Attack
アルバム最後を飾るのは
スコット・ゴーハムのギターが唸りまくる
旧曲「The ROCKER」を彷彿とさせる
ハードロックナンバーです
というわけで
1枚丸ごと取り上げてみました。
ちなみにバンドは
このアルバムを引っさげて
解散ワールドツアーをおこない
日本にも来ていましたね。
ジョン・サイクス人気に引っ張られて
全公演ソールドアウトだったかと
記憶しています。
とは言え40年以上前の話ですけど💦
最後
ロンドンで行われたライヴは
エリック・ベルやゲイリー・ムーア
ブライアン・ロバートソンなど
歴代ギタリストが加わって
一大イベントとなり
アルバム「LIFE」として
リリースされています。
シン・リジィ・オールスターズ揃い踏みも良いですね❗
一人ずつユニゾンフレーズを重ねて行く様は
まさに圧巻と言えると思います❗
というわけで
長々と失礼しました。
ではまた
気まぐれに
🙇