昨日チャレンジします!
と、勇猛果敢に挑み始めた
Painkiller

ポイントは
ソロのド頭に来るスウィープ連発


で、このスウィープピッキング

いつぐらいから注目のテクニックになったんだろう?
と思い起こす事に。

少なくとも
私らが高校生の時代には
ひたすらオルタネイトピッキングすべし!みたいな風潮で、ひたすら速くアップダウンするマシンガンピッキングこそが、速弾きの王道。
みたいな時代でした。

だから「スゲー!」みたいに言われるのは、ゲイリー・ムーアだったりロックではありませんけど、アル・ディメオラだったり

で、そこにはスウィープはおろか、今でこそ弦移動の必須みたく言われるエコノミーピッキングなんてものも、ジャズやフュージョンの方々は特別大げさではない程に使われてた様ですが
少なくともロックギターの世界に於いては重要視されてない、
と言うか取り上げられてもいない時代でした。
使ってる人はいたようですが、
まあ、変わり種テクニック位にしか見られて無かった時代でした。

Kill the kingやBurnのアルペジオで
アップ・アップ・ダウンみたいなピッキングも
アルペジオを滑らかに弾くのに有効、
但しオルタネイトでも別に可
位にしか扱われてませんでしたね。



話題になり始めたのは
やっぱりインギーだったりインペリテリだったりの
ネオクラブームが起きてから、
って事になるんでしょう。

それまで3弦間で使われてた弾き下ろしピッキングが
多弦間で一気に弾き下ろしたりして、
「何だコレは!」
ってなった辺りからですかね。
そこからスウィープやエコノミーなんてのが
超絶ロックギターテクニックの
必須項目になって行ったんだと
飽くまで私は記憶しています。


でも、さほど大きく取り上げられ無かったけれども
割とネオクラ前から使われてたギタリストが

このPainkillerでリードを取る

グレン・ティプトン


私の知る限りで
ヤングギターでそのテクニックを取り上げられた
最初のギタリストだったと思います。

1984年の来日特集的な扱いで
本人に聞くスコア解説的な企画で

この曲のソロパートについて

1984年リリースの
「Defenders of the faith」収録の
The Sentinel


この音源の
2分40秒辺りで出てくる
速いアルペジオプレイ

譜面にすると

こんな感じ

これをスウィープピッキングで弾いてる訳ですが

このフレーズについての解説が

速いアルペジオ。
グレンが弾くこのフレーズ、
ピッキングは弾き下ろしがオールダウン、弾き上がりがオールアップと言う弾き方をしていて、
ちょっとしたコツのいるピッキングですが、効果は抜群!

みたいな感じですかね。

今でこそこの位のフレージングは、
立派なスウィープピッキングとして扱われている筈ですが、
当時は、
まあ数多いるギタリストさんが持つ独自の弾き方で、
出来れば良いけど、出来なくても別に・・・・・
ただこの曲を弾きたければ
練習してね。

と言う
スウィープのスの字も出て来ないばかりか
別に出来なくても良いよ。
位の扱いだった様に記憶しています。

確かに当時は
Judas Priestなんて、ギター少年にとっては、
特に憧れの対象にはなり得なかった
と言う。


使うギタリストによって
ここまで取り上げられ方が違うもんなんですね。

因みにこの「速いアルペジオ」

実は元Bon Joviのリッチー・サンボラも
曲の中では使ってませんでしたが
ライヴでは
自身のソロパートで
グレンと同じ感じで使われてました。


私なんかは単純に「凄い!」って思って観てましたが
ついぞやヤングギターで
取り上げられる事は無かった様に記憶しています。
Bon Jovi自体が、
ギター少年の注目を集めるバンドでは無かったし
仕方ないんですかね。
(・ัω・ั)


して、
もう1題
以前アップした
今のRainbowの演奏
ちょっと弱々しい師匠の演奏に
ギターを重ねて
よりロックな音にしたい

と言う自主企画動画だったんですが

改めて聴き直してみると
アッシュくんの疑似ハムモードの
柔らかい歪みは
原音の師匠のギターとさほど変わらないと言う

私自身が今一つ物足りなさを感じてしまったので

改めて弾き直して
アップしてみました。

歪ませたストラト特有のガチャガチャ感と、
多少荒々しく弾いた感じは、
強調出来てますでしょうか?




ではまた(^^)/~~~