賀茂神社 桐生市 御篝神事(みかがりしんじ) | オージャスのブログ 

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大光明 
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御篝神事(みかがりしんじ)

 

起源は明らかでないが、文政13年(1830年)の「賀茂神社傅承記」に神事の記載があることから、江戸時代には既に実施されていたらしい。
氏子達は揃いの白装束でお祓いを受けた後、豆まきを行う。境内中央に設けられた御篝場の中に浄薪を積み、古札・古神棚・古達磨なども積まれる。やがて、神前の斎火(いみび)が神職により点火されると御篝(みかがり)になる。その後、氏子達は火のついた薪を持ち左右(東西)に別れ、太鼓の音に合わせ、大声をあげながら浄薪を対峙する氏子めがけて一斉に高く投げ合い、1年の厄除けをする。回転しながら弧を描いて飛び交う浄薪からは無数の火の粉が舞い散り、冬の夜空を焦がす。奇祭の一つとして位置づけられ、多くのカメラマンも集まる。また、境内では甘酒も振る舞われる。