前回は荒裁ちと貼り合わせまで完了しました。
今回から組み立ての前のコバ磨きをするための下ごしらえをします。
1.本裁ち
型紙を立クリップで固定し、定規を当ててロータリーカッターで切っています。
細かく切るときは、カッターや革包丁を使います。
今回の型紙は直線が多いので、押して切れるロータリーカッターが重宝します。
2.刻印入れ
本裁ちが終わったら、ロゴマークを刻印します。
この時点で押しておかないと、結構押し忘れが起きがちです。
押すときは、ハンドプレス機(ALL-2000)とアクリル製の刻印を使いました。
真鍮製の刻印も作ってくれる業者があるので問い合わせてみてください。
私が利用している刻印は、Studio Yamatoさんに作ってもらいました。
こちらのハンドプレス機は高価ですが、刻印だけでなく、型抜きや菱目打ちの穴あけ、カシメ・バネホック打ち等々あらゆることがこの1台でできます。
刻印を依頼したところです。
3.フチ捻
コバ磨きの前にフチ捻でコバを焼き締めておきます。
今回は1.5mm幅のフチ捻。
革が厚いときは2.0mmも使用します。
いつも私が使っているフチ捻(玉捻)は、中島鞄さんが取り扱っているYORKSHINE製のもの。高級感あふれる外観だけではなく、先端が小さいので、曲線を描きやすい設計です。引いて使うばかりではなく、押しても使えるのでとても便利。
4.ヘリ落とし
次は、角ばったへりを滑らかにするために、ヘリ落としで削っていきます。
よく販売されているのは、ラウンド型(日本型)と呼ばれるもので、初めはそれを多用していたのですが、研ぎづらい(研ぐための道具が多い)ことが判明。
今は、フラット型(アメリカ型)ばかり使っています。
なぜなら、切れ味が落ちてきたときに、革砥を脇に置いておいて撫でるだけで切れ味が復活するためです。
動画に記録していますので、どうぞ
フラット型ヘリ落としは取扱店が少なめです。
では、次回パーツのコバ磨き(パーツコバ)をしますね。
今回も読んでいただきありがとうございました。
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