前回に引き続き、トートバッグづくりの記録写真を紹介していきます。
1.本裁ち
型紙に合わせて切っていきます。
のちの工程のヘリ漉きのために、3~5mm大きめに裁断しています。
漉くと革は伸びますので。
胴2枚、内ポケット土台・ポケット、持ち手2本、持ち手固定用の両面カシメ(頭9㎜)、裏地布(綿布)、コバ隠し用帯状布
の準備ができました。
今回はツヤありシボ入りコンビ革を使います。
2.ヘリ漉き
ヘリを2cmの幅で電動革漉き機で漉きました。
この革は硬めなので、きれいに漉けましたが、柔らかいものだと、刃の切れ味が落ちたり、床面に刃が入りにくかったりするので、無理そうなら手で漉いた方がいいですね。
ちなみに、私が使用している革漉き機は以下の「ニッピ機械のスカイミニ」↓
平刃が高速にスライドして革の床面を削っていく仕組み。
刃が切れなくなったらカッターのように交換していきます。
替刃は5枚入りで3500円くらい。
![](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/lc-palette/cabinet/product42/c8677.jpg)
1作品につき1枚消費する感じです、私の場合。
この機種は趣味で使うのには、とても役に立ちます。
・A4サイズに収まる大きさで場所を取らない。
・わずか10kgしかないので持ち運びが楽。
・刃を研ぐ必要がなくネジを外して交換するだけ。
・調子が悪くなったら製造元(ニッピ機械)に送って直してもらうことが容易。
メンテナンスが楽というのが一番の売りですね。
とはいえ、革製品の販売をするようになった身としては、少し物足りなさを感じるようになってきてしまいました。
買った当初は小さくて軽くてすんごく便利だなあと感心していたのですが、漉き上がりの厚さにムラが出ることが多いんですよね。
今回の場合だと、もともとの厚さは1.3㎜なのですが、縦辺は0.8㎜、横辺は0.5㎜というふうになってしまうんです。
0.3㎜位いいんじゃないと思う方はおられると思いますが、この厚みのばらつきは革細工では命とりです。
おそらく革の繊維の向きによるものだと思うのですが・・・。
これは私見ですので、スカイミニがだめだというわけではありません。
たくさん作るための道具として使うにはやや荷が重いということです。
それにしてもいろんな動画を見ているとやはり上には上があるものですね。
他の職人の方がよく使っている革漉き機(丸刃・研ぎ機能付き・テーブル付きで70kg前後)に魅力を感じまくっています。
調整の難しさはあるようですが、それでもあの精度の高い漉き、特に「ベタ漉き」の様子を見てしまうと、欲しくなっちゃいます。
また贅沢な悩みが生まれてしまっている今日この頃です。
練習量を重ねるためにも自分専用の機械の導入が必要だなと。
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次にご注文される方は、最速で3月第3週までに発送できます。
基本的には、早くて1週間、遅くとも1ヶ月で完成します。
※手縫いで作製します。
下記ネットショップで販売、オーダー受付をしています。
クリーマ
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