革のOjamalegafulのmy Pick


先々月にミンネでオーダーされましたiPhone11 pro用手帳型スマホケースを紹介します。


お誕生日が今月初旬とのことで、紹介が今日となりました。


材料は、

ネイビーの1.3mm厚姫路レザークロム革

パールネイビーの1.5mm厚ワニ型押し牛革(コンビ革)

黒の0.8mm厚鹿革(裏地スエード)

白い糸(ビニモmbt#5)〈4.0mmピッチ〉

アンティークゴールド色のマグネットホック(12mm)

iPhone11pro用ソフトクリアケース

です。




内装はパッチワーク無しで、姫路レザー中心に使用しています。
裏地は、鹿のスエードを使いました。
非常に柔らかい革です。
クロスステッチの糸が出た裏面を隠す効果があります。


表の革の模様は、以前別の方からオーダーをいただいたときに余ったネイビーの革でパッチワークしたデザインをそのまま利用しています。

中央の帯状の革を使うと、クロスステッチの糸が来ないため、折り曲げるのがスムーズになります。
もちろん、中央帯部分を無くして、左右の模様が繋がるようにデザインすることも可能です。

革と革を繋ぐための糸が折り曲げにかかる場合、耐久性に心配があるので、なるべくクロスステッチではなく、平縫いの方が良いと思います。


コバ(切断面)は、クロム革とコンビ革なので、まずは固めます。
柔らかいままではヤスリもヘリ落としの刃も入らないですから。
カタメール(水性硬化剤)を塗り、カチカチにしてからコバ面のヤスリがけ、ヘリ落とし。
私の場合、ヌメ革同様にトコプロ(水性コバ剤)で磨きます。
ヤスリの番手を上げながら磨き、ある程度平らになったら、サーマルコートの目止め(樹脂系コバ剤)を塗って再び固めます。
固まったら、再びヤスリがけ。
凹凸をなくなるまでトコプロ、ヤスリ、目止めを繰り返します。
ほぼ平らになってくると思うので、着色されたコバ剤を塗って乾燥。
塗り足りなければ重ね塗り。
着色されたコバ剤により凹凸が出てしまったら、乾燥したのを確かめてからヤスリ。
平らになり、かつ、着色されたコバ剤のツヤがマットな感じになったら完成です。


クロスステッチの縫い穴は、菱目打ちを利用しています。
等間隔がキモです。
カーブの内側と外側は間隔を少し変えて、自然な弧を描くように穴をあけます。
縫いは、裁断・貼り合わせ・線引き・穴あけがすべてですからね。
糸を通す前の段階で縫いが決まります。


刻印は姫路レザーのクロム革ではまあまあくっきり入りました。
エッジ周りは、カタメール→ヤスリ→フチ捻→ヘリ落とし→水性コバ剤の磨き→樹脂系コバ剤の磨きで仕上げました。


この度のコバ磨きもまた満足とはいかないけど、手触りは滑らかになって、使い勝手に影響がないところまで行ったので完成としました。

コバ磨きは仕上がりの良さで見たら終わりが見えないけど、研究し甲斐がありますね。



【お知らせ】


現在、20221月最終週締め切り分までオーダーが埋まっています。

なので、納期は、20222月第1週以降となります。


下記ネットショップを御覧下さい。


クリーマ

https://www.creema.jp/c/ojamalegaful



ミンネ

https://minne.com/@ojamalegaful



メルカリ

https://www.mercari.com/jp/u/287987101/


 ①「革のOjamalegaful」と入力していただくと、「オーダーについて」と「在庫中の革」というページが出てきます。

②さらに、それらのページを下にスクロールして読み進めると、出品者の顔写真が出ますので、そちらをタッチ。

③「オーダー用」というページが出てきます。


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