葬儀の現場にいますと、日々いろんなお別れに出会います

何の仕事してるん?と言われ、カミングアウトすると


悲しくないの?

よく心折れないよな?

なんて、むっちゃ冷たい人のように言われることもあります


仕事中は必死ですから悲しいとかは、あまりありません

悲しみに寄り添うことはできても、一緒に悲しむことはできません

言葉が悪いですが、それは同情です

だけど昨日の仕事は、依頼をもらいましたが、断りました


前日に会館でお会いして、案内した方

この仕事を始めたとき、いろいろ愚痴を聞いてくれた方

ご縁をいただきお世話になりながら、不義理をしていましたが、そんな方の葬儀は苦しくて


事務所の上司には、かなり怒られてしまいましたが、私は逃げました


亡くなった方に何があったのか?
きっと耐えられない苦しさがあったのだと思いますが、残されたご家族は…


最期に偶然お会いできたのは、

昨日元気な方が、明日はもう話ができない
今を大事にしなきゃいけない

それを教えてくれた、最後の法話だったのかもしれません


無理なことかもしれませんが、ご家族が自分を責めたり後悔することが、すこしでも少ないことを願うだけです

浄土に帰られたあなたには
苦しみから逃れられ楽になられたと、信じます

ゆっくりなさってください