2019年12月23日(月)

 

先日電話で聞いた検査結果の詳細を聞きに行った。

まとめられないので箇条書きで。

 

・非上皮系 間葉系の軟部組織肉腫 由来は不明

 

・進行度はどのくらい?

 グレードⅡ

 

 ばなな・・・!

 

・外科手術をする場合

 2、3泊の入院になる。費用は約15万。手術の時期は、この後は大きくなっていく一方なので、早く取るほうがもちろんリスクは低い。

 痛みは今のところなさそう。術後二週間たてばほぼ元どおりの生活ができる。

 手術自体は、皮下の腫瘍をとるだけなので開腹・開胸手術よりは出血も少なく、リスクの少ないものになるだろう。

 CTを撮れば転移してるかどうか、どこに由来があるか等もわかる可能性が高い。ただし、転移があった場合、必ずしも手術にならない場合もある(箇所が多過ぎて取り切れない場合など)。CTは外部検査施設に予約を取り、連れて行かなければならないので一日仕事になる。約15万円。

 CTを撮らずに、とりあえず見えてる怪しいところ(しこり、その周囲の腫れているリンパ等)を全部切除すると言う方法もある。

 

・外科手術が効いたかどうかはいつわかるのか 

 切除した腫瘍のへりにがん細胞があるかどうかを検査して、なければ(=マージンがマイナスならば)その部分の腫瘍はすべて取り切れた、つまり成功ということになる。ただし転移がある場合はその限りにあらず。

 

 ばなーな!!

 

・今後どんなことが起こりうるのか、それに対する治療はあるか

 このままだと腫瘍が大きくなり、放っておくと先端のほうから組織が壊死して自壊していく。また、あまり大きくなると物理的に邪魔で歩きにくくなることは考えられる。

 そのものにはそれほど痛みはないと思われ、胸骨の外側にあるので、呼吸や嚥下の妨げになる位置ではない。もちろん様子見は必要。

 腫瘍が大きくなる速度はまちまちで、何ヶ月もじわじわ数ミリずつコンスタントに大きくなっていくこともあり、急に1ヶ月でゴルフボールからバレーボールくらいに成長する場合もある。

 転移していれば転移した臓器ががん細胞におかされていく。炎症による痛みや熱、食欲不振、だるさなどがあり、痛み止め、炎症を抑える薬、栄養の点滴、吐気止めなどの対処療法がメインとなる。

 

・いつまでに決めなければならないか 

 年内。放っておけば進行していくのでいつまででも考えてくださいとは言えない。

 

 まだある?

 

・寿命と癌の進行どちらが速いか。手術によってどのくらい余命が延びるか。 

 個体差があるのでなんとも言えない。医師として情報はできうる限り提供するが、方針については、じゅげむの幸せを一番わかっているのは飼い主さんなので、何を選んだとしても飼い主さんの決断が最善・最良の方法です。