消したい記憶…。
誰にでも、消したい記憶はあるものですよね。
当然、それはボクにも同じようにあるわけで…。
何故、小学生ってのは学校でのウンコを許されないのか?
これは世界に共通する問題です。
休み時間に大きいほうのトイレに誰かが入っているだけで
「だれかが、ウンコしてるぅぅ~!!」
その声に反応した、ワンパク達が駆けつける。
「うわっ!くさっ!!」
「誰やねん!こんなくさいの出すやつぅ!」
「何、食ったらこんなくさいの出せるね~ん!!」
中から返事が聞こえると
「え~っ!○○くんがウンコしてんの?」
みんな一斉に一旦トイレから出る。
そして、みんなが心を一つに
「○○くんがウンコしてるってぇ~!!!」
「しかも、めっちゃクサイ~♪」
廊下で叫ぶのです。
そして、その声を聞きつけて、いっきに増え続けるワンパク達。
なんの抵抗も出来ない○○くん。
上から水を掛けられたり、トイレットペーパーを投げ入れられたり、さんざんな目に合わされている。
彼に降りかかる災難が永遠に続くかと、思われたその時。
まるで神が手を差し伸べるかのようなチャイムの音。
一斉に教室に戻るワンパク達。
一人、残された○○くん。
お尻を拭き、ズボンを上げる○○くん。
「あれ?涙が滲んでベルトの穴がよく見えないや…。」
ザバーッという今回の元凶になった排泄物が流れる音を尻目に、一人トボトボと授業が始まっている教室に戻る○○くん。
彼はこの後、最低一月間はウンコマンと呼ばれる運命にあることを知らずに…。
みたいな事件が、これを書いている今現在もこの地球上で起こっているんです。
しかも、このような分かりやすい事件ばかりではなく、分かりやすい事件の裏側にこそ真の被害者がいるということに目を向けていただきたいのです。
ボクは○○くんの果敢なチャレンジが失敗したのを反面教師に、学校ではウンコしないと心に決めていたのですが…。
やはり、生理現象はどうしようもないので、結局ガマンになりますよね。
で、限界がきたら漏らしますよね。
で、暫くあだ名が『ウンコ漏らし』になりますよね。
ウンコマンのほうが良かった…。
そう、真の被害者とは学校でウンコしていじられている人ではなく、学校でウンコすることがトラウマになってウンコ漏らしてしまう人のことをいうのです。
ああああああぁ~、今でも思い出すウンコ漏らした時の感覚…。
外から丸見えの保健室前のトイレで先生にお尻を洗われる恥ずかしさ。
そして、トイレの外からそれを見つめるイズミちゃん。
あの時、ボクの中で何かが弾けたんだと思います。
イズミちゃんに向けておティンティンをフリフリして見せたのです…。
ダッシュで逃げるイズミちゃん。
先生に叩かれ赤く腫れ上がるボクのお尻…。
初恋はこうして幕を閉じました。
反面、ボクの変態人生の幕開けでもありました…。
誰でも、消したい記憶ってあるよね?
今日はそんなお話でした。