生憎の本曇りですが、称名寺の赤門の内側角の八重の桜
は満開で見事に咲いて居ます。此の桜、1本の桜なのに、
赤色の花と白色の花が咲いて居て、白い桜の花には細かい
ピンクが散りばめられて居ます。古くて腐り掛けた木札の
源平と言う文字は読み取れるのですが、肝心な其の後は全
く解りません。木札から読み取れる「源平・・」は一本の
木から平家の旗の赤と、源氏の旗の白の花が咲くから、源
平・・が付けられたと解りました。非常にお恥ずかしい事
ですが、私は桃の花を八重の桜と判別出来る程マジマジと
見た事が無いので希望も含んで「源平枝垂れ桜」だろうと
想像してしまいました。
家に帰って調べた所、花桃には紅白に咲き分ける[源平桃]
と呼ばれる品種が有りますが、桜には紅白に咲き分ける品
種はありません。 現実的に[源平桜]と呼ばれているものが
有りますが、別の個々の木であるとの事です。長野県北部
の大日庵というお寺には紅白2本の枝垂桜があったことから
「源平しだれ桜」と呼ばれています。 現在、紅花(平家)
の桜は枯れ、白桜(源氏)のみが残っています。此れを知り
桜では無く「源平枝垂れ桃」と言う事になりますが一点疑問
も有るので、洲崎に有る金沢区観光協会に問い合わせた所
「源平枝垂れ桃」の回答でしたから間違い有りません。
此の源平枝垂れ桃は、科名:バラ科サクラ属
原産地 中国、イラン、アフガニスタン
花言葉 気立てのよさ・恋のとりこ・恋の奴隷・あなたに夢中
開花期 4月頃 最終樹高 3~8m前後 耐寒性 落葉高木


