12日のアメンバー限定記事に
「一生さん~! ●●●から電話」と言う記事(自分の息
子に、さん!を付け、息子の友達を呼び捨て)が有ります
が、一生さんと一緒に卒業した後、別の学校に1年から入
り直し昼間講義に出るので 夜の仕事をして居る職場に其
の彼が何時もの様に来ましたが、狭い部屋で彼の寝る所は
ソファーしか有りません。肘掛に頭を乗せたのでは、頭も、
首も・肩も・痛いし、片方の肘掛に乗せた足が痛くてたま
らないと思うが 彼は何も言わず平気で寝て居る。肘掛を
避けて、小柄の利点を活かして縮こまって寝て居たのか?
彼が何も言わないので、強いて関心を持った事も有りませ
でした。何れにしても彼は野性的で 何処でも眠れるので
す。



寒さにも暑さにも寝不足にも 病原菌にも 人よりも強く
野性的なのです。誰にも彼の野性的な所が理解し易い一つ
の話しをします。彼が何時もの様にソファーで寝た翌日で
す。



朝8:30に仕事が終わって、連休だったと思いますが私の
部屋に戻ってからお互いに支度をして、彼と電車に乗って河
口湖駅に向かいました。
夜遅く河口湖駅に着いて富士五合目に真夜中に着くバス
待ちに並びました。



発車したら最後迄降りる人は居ません。立たされたら終わり
です。彼は野性的ですが、私も仕事明けです!ギリギリ一番
後ろに座れました。其れで最後に降りて 身支度を締めてか
ら歩き出したので、人の後に着いて行くしか無いのです。
暗くて前を歩いて居る人と離れてしまったので急いで歩き、
暫くしてやっと行列に追い付きました。近年夜中に登り出
す事を弾丸登山と非難されますが 当時は多数派に近か
ったと思いましたし、其れは当然の 片方の 登る手段で
した。そうです!仕事空けの私と、ソファーで寝た彼は富
士登山に向かったのでした。特筆すべきことは彼、新島氏が
革靴(合皮)のビジネスシューズだった事です。お互いに前
夜もソファーと仕事明けなので7合目辺りで眠くて眠りそう
で、寒くて心身共凍えそうだったが8合目の小屋にも目も
触れず少しずつ上に進んだ。貧乏学生が休憩小屋なんて入
れる訳無いのです。

彼はすべる、足の裏が革靴のビジネスシューズで誰よりも
登り難かったと思う。8合目で御来光を待つ人達が居たの
で朝の光の中を2晩寝て無い2人が頂上に立つ辛苦は並大
抵では有りませんでした。彼の靴は破れ掛かって居た。革
靴で富士山に登る人はまず居ないと思う。野性的な彼なら
ではと思いつつ其の革靴を見た。失敗したとも別の靴で来
れば良かった等の言葉は1度も言わなかった。野性的な彼
の本領は下りの砂走りでした。登山道を登る(下り)のは
マイペースで進めますが、砂走りは急傾斜と足許は滑り動
く火山灰と言うか動く砂の様なもので自然に止まれず、駆
け下りて行ってしまう。するとスピードが増して停まれな
く、かかとだけで走り続けないとならない。つまずいたり前
のめりになったら恐ろしいと思いました。もう早く走り下る
しか有りませんでした。私だって靴の中に砂が沢山入った
けれど、彼の革靴は破れ出し、靴底、特にかかとは磨り減
って無く成りそうだったと思う。転がる様に走り下ったの
に随分長く感じ居ました。下ってからバスで街に着いてか
ら、休憩所で風呂かシャワーで体の砂を流しました。彼の
革靴は全く元の形で無かったけれど、帰ってから捨てると
言って帰りました。私では幾ら頼まれても、拝まれても革
靴では富士山に登れないし、登りません!




