昨日、ブログ記事をアップした後、実は医師会館で開かれた 『 医療講演会 』 に行ってきました。
毎年医師会主催で行われる市民医学講演会は 「 無料 」 なのですが、今回は主催者が違いましたので 「 800円 」 ・・・安いのか? 高いのか?

演題は 『 股関節の病気とロコモティブシンドローム 』
講師は 大分医療センター 整形外科部長 矢野寛一先生。
講師は 大分医療センター 整形外科部長 矢野寛一先生。

≪超満員でした。数えてはいませんが、150名くらいいらっしゃったように思います≫
会場に入って、一番最初に目を引いたのは、展示されていた 『 人工関節 』 や 『 脊柱インプラント 』 でした。

≪脊柱インプラント≫脊柱間狭窄症の手術後、椎体を固定のために使用するもの

≪人工膝関節≫変形性膝関節症の手術で使用されるもの

≪人工股関節 球蓋部分≫

≪人工股関節 大腿骨部分≫
近くに、業者の若い方がいたので、いろいろと質問攻めに…意地の悪い質問ばかりしてごめんなさいね。
でも結局、人工関節やインプラントが入った場合、直後の痛みは激減するけれど、可動域の減少などによる2次的・3次的影響や耐久性の問題は残っていると思われました。
講義の中でも、「 人工関節自体は約50年ほどの耐用年数があるが、それを使っている人の骨が変形・劣化すると、場合によっては再手術の可能性が高まる 」 とおっしゃっていましたし。
特発性や事故などによる、やむを得ない場合もあるでしょうが、できることならお世話にならなくていいようにしたいと感じました。
講義の終盤で分かったのですが、今回の受講者の大多数が股関節の手術を行ったか、もしくは、これから行う予定という方たちだったようです。
これほど多くの方が、深刻なお悩みをお持ちなのだと改めて知らされました。
私たち 『 カイロプラクター 』 にも何かできることがあるはずです。
いろいろと考えていかなくてはいけませんね。
ちなみに以前、大分市内の 『 看板はカイロプラクティック 』 『 名刺は整体師 』 という方とお話をしていたら、 「 股関節の痛みは一発でとれる。足首を持ってガッと引っぱれば、バリバリっていって動きもよくなる。一発だよ。 」 と、ドヤ顔をされたことがあります。
呆れてものも言えなかったのは、言うまでもありません。
私たちは、施術を行なう前に、まず病気の特徴を知る必要があります。
施術禁忌なのか適応範囲なのか。
その判断をせずして、 「 一発で治る 」 だのなんだのと語るのはいかがなものか…。
施術院選びは慎重に!