グルメな旅友がいます。
彼女と泊まる宿は、料理基準で選びます。
同行者によって、宿を選ぶ基準が変わりますが
彼女との旅の「定宿」はここです。
彼女いわく
「ここの料理は、口に入れると、
舌の全ての味覚を刺激する。
特に苦味を感じるが、この苦味が絶妙なんだ」
初めて伺った時、お試しで「ライトコース」を選ぼうかとも思いましたが、
「スタンダード」にしました。
ディナータイムに、私達の前の席で食事を取られていた御夫妻と
チェックアウトの時間が重なりました。
チェックアウト時、ご夫人が
「お隣のテーブル、私達の料理と違っていたようだけど?他のテーブルの方が品数が多かったようですが?」
とスタッフの方に質問していました。
「選ばれたコースが違うのですよ」と説明され
ていました。
その時私達は「隣のコースを横目で眺め、うらやみながらの惨めなディナータイムは
決っっして過ごしたくない!ここでは決してケチるまい‼️」と固く心に誓いました
料理が運ばれてくると、
軽く首をかしげ、微笑みながら口の前辺りで手を合わせ、口の動きとため息で
「ぉー」とか「ゎー」とか言って料理をお迎えします。
↓これ超美味しい
イケメン様が静かに料理の名前と料理の説明をしてくれます。
首をかしげ、微笑んだまま「ぅん。ぅん。えぇー」
とよく理解したように反応しますが、
覚えられません。。右から左です
そして友とボディビル大会の掛け声のように
「美味しそうだね!」
「超キレイだね」
「絵みたいだね」と
小声で料理を褒め称え、
おもむろに2人で
「カシャ!」
「カシャ!」
静寂を破って写真を撮り
又小声で「いただきまぁす。。」
と言って戴く。
この一連の儀式を、料理が運ばれるたびに
行います
舌の味覚、全部が刺激されて本当に美味しい。
ミラドーの料理は、唯一無二です。
↓チョコを割ると中に何かが入ってました。
そして部屋に帰って
「何か痩せてない?」
「痩せてないよーー!太ったよー!
Tちゃんこそ痩せたでしょー」
「太ったよー」
「えー?全然わからないよー。
着痩せするんだねー?いいねー」
「着痩せするだけだよー」
と超不毛な超面倒くさい
「女子の会話」の儀式を執り行い
今度こそ人生の話や真面目な話を
明け方近くまで話して眠りにつきます。
↑朝食
料理は味も量も超一流なのに、
庶民の私達が居心地よく過ごせるのがいい。。
個人的にはバリをテーマにリフォームされた
「コロニアルミラドー館」は、
(演出で)部屋が暗かったので
ヨーロピアンテイストの本館や
パヴィヨン・ミラドーが好きです。
パジャマはなく(バスローブは有)、
冷蔵庫,TV、時計、も無いですが
「オーベルジュとはそういうものです!!!」
これぞ「ザ・オーベルジュ」です
ちなみに、今カレーとか、サラダとか、
シチューとか、お取寄せやってるみたいです
https://select-type.com/e/?id=shfUnH1tqr0