こんばんは4回生の日後です。

今回は学部最後のインカレ(もしかしたら生涯最後のインカレかも)前ということで、部活を通して感じてきたことについて色々書いていきたいと思います。拙い文章ですが最後までぜひ読んでいただきたいと思います。

私の学年はコロナの影響をダイレクトに受けた代なので、部活に入部したのが10月と、通常より半年遅れでボート部の活動が始まりました。
1番最初の試合は12月の関西学生秋季代替大会の新人戦でした。試合まではボート漕ぐのがめちゃくちゃ嫌いで、ボートの何がおもろいねんと思いながらエルゴしていました。
この頃まではボートを舐めていて、乗艇中に上手くいかなくてもあまり上達する気がなく、パワーでゴリ押したらいけるだろくらいの軽い気持ちで試合に臨みました。

しかし、いざ試合になるとスタートから腹切りまくるわ、前の先輩に全然合わせれないわ、オール暴れまくるわで、完全にお荷物状態でレースを終えました。
何より、他大学の同じ新人クルーが圧倒的なスピードでゴールしていくのを見て、こいつらには負けたくない、次は意地でも対校に乗ってこいつらに勝ってやろうと思い、新シーズン前の選考で対校エイトのシートに乗せていただくことになりました。多分この時に対校乗ってなかったら今の私は無いと言っても過言ではないくらいのターニングポイントだったと思います。

しかし、エイトのシートを勝ち取ることはできたものの、9人の中で1番下手くそで、特に整調だったハチさんには毎回叫ばれていて、言われるたびに内心「お前が一年のときもこんくらいやろ」とか思いながら、絶対黙らせてやると必死に食らいついていました。
その甲斐あってか、西日本選手権では初メダルを獲ることができ、よりボートにのめり込んでいきました。

ただ、この辺までは自分自身と向き合いながらボートに取り組んできていたと思うのですが、2年の関西選手権くらいから周りの目を気にしながらボートに取り組むようになっていきました。

対校だから負けられない。応援してくれる人が満足する結果を出さないといけない。対校が敗コロとかありえない。

こういう雑念がいつも頭の片隅にあり、「自分」との戦いではなく、「目に見える結果」との戦いになっていたと思います。

コロナで延期になった2年生での初インカレではタイムトライアル敗退。本戦にも進めず、授業休んでまで行ったのに何しにきたんだろうという喪失感。続く秋季大会では初めてペアで出ましたが全くと言っていいほど歯が立たずに大敗しました。3年生の頭には全日本選手権に出ましたがこれも惨敗。
この辺りのシーズンはみんなが待っている桟橋に戻るのが本当に辛かった。
期待はずれ、哀れみ、同情。
そんな感情を着岸するたびに受けているような気がして、レースを心の底から楽しめたことはなかったと思います。
大会の度に、西澤監督には、「結果が全てではない、各々のレベルの中でどれだけやれるかが大事」という風に言っていただいてたのですが、どうしても結果から目を背けるのが無理でした。結果を求めすぎるあまり、一緒になったクルーに強く当たったり、自分の考えを押し通そうとしたり、人間的にも未熟な部分が多く出ていました。

個人的にも、チームにも迷惑かけた時期でしたが、注意してくれる同回、後輩、コーチ陣の方のおかげで少しずつですが競技、人間性の面で成長できたと思います。その甲斐あってか、3年生の加古川ではメダルを獲ることができ、久しぶりにボートの楽しさを思い出すことができました。

4回生になってからは全日本、関西選手権と目に見える結果は出せていないですが、以前のように周りの目を気にしながらレースに臨むことはなくなってきました。

今回のインカレ合宿では過去最高に自分自身との戦いを積み、自分自身に勝つことができたと思っているので、明日からのレースも楽しんでいきたいと思います。

めざせenjoy rowing