把握調査延期、福岡の3歳暴行死

2020年10月27日 13時27分 (共同通信)

 福岡県中間市の自宅で8月に両親から殴られたとされる末益愛翔ちゃん(3)が死亡した事件で、保育園や幼稚園に通っていない未就園児を対象に例年6月に実施される家庭訪問調査が新型コロナウイルスの影響で見送られ、市が愛翔ちゃんの安全確認をできていなかったことが27日、市への取材で分かった。

 愛翔ちゃんは母親の歩被告(22)=傷害罪などで起訴=の連れ子で、5月に同県八女市から父親の涼雅被告(23)=同=が住む中間市に転入してきた。中間市では保育園に通っておらず、虐待防止のため厚生労働省の依頼で各自治体が行う訪問調査の対象になるはずだった。