父親が申し入れ

 

 

 

大阪市内の小学校に通う女子児童が、2年生だった去年に同じクラスの男子児童から殴る蹴るなどのいじめを受けて体調を崩し、登校できなくなったとして、女子児童の父親が教育委員会に対し詳しい調査と校長らの処分を申し入れました。

父親によりますと、大阪市内の小学校に通う女子児童は、2年生だった去年の5月から10月にかけて同じクラスの男子児童から、殴る蹴る、また、後ろから突き飛ばされるなどのいじめをたびたび受け、体調を崩して、現在も登校できなくなっているということです。
父親は、いじめをやめさせるよう学校に求めましたが、適切な対応がなかったとして、教育委員会に対し、詳しい調査と校長ら関わった教職員の処分を求める申し入れをしました。
いじめについて、大阪市教育委員会は、去年5月に把握しましたが、いったんは落ち着いたとしており、弁護士らを交えたプロジェクトチームをつくり、当時の状況を調査しているということです。
会見した父親は、「教育委員会や学校側の対応が二転三転するので、信用できない」と話しました。
一方、大阪市教育委員会は、「児童が一日でも早く登校できるよう学校と十分に連携し、保護者の方の要望に寄り添っていけるよう対応していきます」とコメントしています。