いじめゼロ宣言を可決 青梅市 /東京
毎日新聞2018年7月28日 地方版

 いじめ根絶を小・中学生自身で考える青梅市の「子ども議会」は27日、「いじめゼロ宣言」を全会一致で可決した。

 子ども議会は、市立の小・中学校26校の児童・生徒の代表で開会。市議会の本会議場などで過去1年間のいじめ根絶に向けた活動を振り返り、今後の取り組みを話し合った。

 市内で2015年に起きた市立中1年の男子生徒(当時12歳)の自殺について、市教委の第三者委員会は2月、いじめを認定する報告書を提出した。浜中啓一市長は「いじめをなくすため自ら考え、行動できる思いやりのある人に成長してください。私たち大人も協力を惜しみません」と、保護者らや地域ぐるみでのいじめ根絶を呼び掛けた。【熊谷泰】