市教委が遺族に謝罪

更新:04/13 11:57 mbs

 9年前、滋賀県守山市で中学2年の女子生徒が自殺した問題について、市の教育委員会が当時の内部文書に「静観することで沈静化を図ることにした」と記述していたとして、遺族に謝罪しました。

 守山市立の中学2年生だった小林愛由さん(当時13)は2009年、自宅近くのマンションから飛び降りて死亡。当時、いじめは確認されず、自殺の原因は明らかにされませんでした。

 愛由さんの父親が今年、当時の文書を改めて開示請求したところ、その一部に「愛由さんの死の要因は明確ではない」としたうえで、「静観することで沈静化を図ることにした」と記されていたということです。

 教育委員会の担当者は12日に両親と面会し、「今の基準から言うと申し訳ないというのが率直な感想だ」と述べ、謝罪したということです。