高校生3人逮捕
04月11日 NHK

横浜市の男子高校生3人が、去年12月、市内の河川敷で、友人の男子専門学校生に酒を飲ませて暴行を加えたあと放置し、死亡させたとして、暴行と保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、いずれも横浜市鶴見区に住む17歳の男子高校生3人です。

警察の調べによりますと、3人は去年12月、鶴見川の河川敷で、友人で近くに住む当時17歳の男子専門学校生に酒を飲ませて暴行を加えたあと放置し死亡させたとして、暴行と保護責任者遺棄致死の疑いがもたれています。

専門学校生は、事件のおよそ2週間後に現場近くの川で遺体で見つかり、警察が調べたところ死因は水死でしたが、体に不自然な傷があったことから交友関係を中心に捜査した結果、3人が関わった疑いが強まったということです。

警察によりますと、専門学校生と3人は中学時代の同級生で、事件があった日は、コンビニエンスストアで焼酎やウォッカなどを買い、現場でゲームに負けると酒を飲む遊びをしていましたが、専門学校生が寝てしまったため、起こそうとして殴ったり、川に落としては引き上げたりしていたということです。

3人は専門学校生を川からおよそ3メートル離れた河川敷に放置して帰宅したということで、警察では専門学校生がこのあと、何らかの原因で誤って川に転落したとみています。

調べに対し、3人はいずれも容疑を認め、このうち1人は「直接的に水死させたわけではない」と供述しているということです。

警察では、3人からさらに事情を聴いて、事件の詳しいいきさつを調べています。

現場の近くに住む女性は、「ことしに入って川で遺体が見つかったと聞きました。被害者がどういう子だったのかは知りませんが、『近くに住んでいる子』だと聞きました。この橋の下では、たまに少年たちがたむろして、遊んだり騒いだりしていることがありますが、これまで事件や事故はなかったので、びっくりしています」と話していました。