ネットいじめの対策を学ぶ 削除されました。

 インターネットを使ったいじめの実態や対策について教師たちが学ぶ研修会が開かれ、学校ごとにインターネット上の書き込みの監視に力を入れることの重要性が指摘されました。
 研修会は県庁で開かれ、県内の小中学校や高校の教師ら120人あまりが参加しました。
 研修会では鳴門教育大学の藤村裕一准教授がスマートフォンの普及でインターネットの掲示板や、「学校裏サイト」と呼ばれるサイトなどに悪口や個人情報を書き込んだりするケースが増えている実態について実例を交えながら説明しました。
 そのうえで、学校ごとにインターネット上の書き込みの監視に力を入れることや直接本人に言えないようなことを書き込まない、といったルールを理解させることなど対策の強化を訴えました。
 研修会に参加した中学校の女性教師は「表面上は普通に見える生徒でもネットでの書き込みで悩んでいるかもしれないと思いました。聞いた話を学校に持ち帰ってさっそく対策を検討したい」と話していました。
 県内の公立の小中学校や高校などで行われたアンケート調査では3万人あまりがことし9月までのおよそ5か月間にいじめを受けたと回答していて、県教育委員会は今後も研修会を開くなど対策を強化していくことにしています。
11月29日 20時35分 nhk kagoshima