まさに、ここに極まれり。
投げてはエースとして、160キロ超えの速球。
そしてここ一番での締めのリリーフ。
打っても中心の3番打者。
強打者揃いのサムライでも、その飛距離は誰にも負けない。オーストラリア戦の初回、自身の写真入り看板直撃の特大弾は身震いした。
チームリーダーとしても何度もナインを鼓舞し、マウンドでも塁上でも、画面越しにも伝わる叫び声。
ちょうど10年前、メジャー志向から栗山監督に説き伏せられて入団と二刀流を決意。当時は「夢物語」「できるわけない」と懐疑的な見方もされる中、折しも代表監督とメジャーリーガーとして再会し、当時描かれた将来の姿を完全に超越した。
常識や前例にとらわれていたら、今のこの姿はなかった。挑戦なくして成功なし。
感動の余韻に浸りながら、いろいろ思いがよぎった…