小説「海と陸の彼方へ」
第三章新主人公アンヘルアメリカ合衆国大統領を目指す
第14話アンヘルの父ヘクター石油掘りを目指す（後編その3）
前書き
ちょうど今は綿花の種まきの季節に当たる。牧場の支配人によれば、「綿花の種蒔きは平均気温が15℃の頃が目安である。 およそ5月上旬～中旬が適期。 地植えの場合は幅70～90cmくらいの畝に40～60cm間隔ぐらいに2、3粒ずつ蒔き、本葉が2、3枚となった頃に元気のいい株を1本残す」ということのようだ。 ヘクターとエリザベスは馬上から綿花農園を眺めた。中央には多くの人々が農作業に励んでいる。彼らは一列になって種をまき、一つ一つの溝に注意深く種を置いている。手を土に触れる姿勢や、身をかがめる動作は、彼らが作業に集中していることを示している。 畑には新しく掘られた溝が整然と並び、これから種がまかれる準備が整っていることが分かる。 この農園は広大な土地に広がっている。遠くの地平線まで畑が続いており、農業の規模の大きさを感じさせる。
本文
＊＊＊＊＊＊
登場人物「1935年1月1日時点」
アンヘル・ディアンジェロ16歳：ハーバーテックソリューションズ（HTS）の会長兼CEO。ル・クリスタル・ホテル所有「200万ドルで居抜き購入」。アンヘル航空㈱会長兼CEO「資本金10億ドル」。ヴィヴィ警備会社「資本金1千万ドル」オーナー。軍事産業への共同投資60億ドル「配当金：1,929万ドル/ 週」。現預金50億ドル「シャドウ・ネクサスから略奪」と債権「総額不明」所有。
マリア・エバ・ドゥアルテ16歳。アンヘルの妻。AMレジャー総合開発㈱「資本金1億ドル」社長兼COO。悪魔のように可愛い女。
＊＊＊＊＊＊
アンヘルの家族
イタリア系の不法移民で、彼らの家族名は「ディアンジェロ」です。以下はディアンジェロ家の家族構成です：
・父親ヘクター・ディアンジェロ（38歳）：ヘクター・ディアンジェロは日雇い労働者として働き、家族を支えています。彼は家族に良い未来を提供することを夢見ており、そのために日々努力しています。
・母親ローサ・ディアンジェロ（35歳）：ローサ・ディアンジェロは家庭を守りながら、地域の共同体でボランティア活動を行っています。彼女は子供たちが教育を受けることを強く望んでいます。
・兄ルイス・ディアンジェロ（18歳）：ニューヨーク市警警部兼総合建設会社NYHCの社員。
・ルイスの双子の姉マリア・ディアンジェロ（18歳）：マリア・ディアンジェロは地元の専門校に通っています。
＊＊＊＊＊＊
マリア・エバ・ドゥアルテ「マリア・D」16歳の家族
・エルヴィラ・ドゥアルテ13歳。マリアの妹。
・カタリナ・イルデフォンソ20歳。ルドラ金融㈱営業部長。
＊＊＊＊＊＊
マリア・ヴァレンティーノ「マリア・V」54歳。アンヘルの恋人兼投資パートナー。ヴァレンティーノ・ファミリーの死亡したボス：ヴィンセント・"ヴィニー"・ヴァレンティーノ（56歳）の元妻。莫大な資産「推定500億ドル」を持つ。軍事産業への共同投資60億ドル「配当金：1,929万ドル/ 週」。
＊＊＊＊＊＊
ジョン・マッケンジー（35歳）。エドゥアルドの競争相手「有力な建設会社グローバルテック・コンストラクション・インクGCIのCEO」。
妻: サラ・マッケンジー（33歳）, ファッションデザイナー
子供: ルーカス（8歳）, ソフィア（5歳）
＊＊＊＊＊＊
サラ・マッケンジー（33歳）の実家
父：ロバート・ハミルトン（58歳）：アメリカ合衆国の上院議員
母：キャサリン・ハミルトン（55歳）：社会活動家。アンヘルの愛人。
＊＊＊＊＊＊
ニューヨーク市長
名前: ダニエル・ハリソン
年齢: 42歳
家族構成:
妻: ジェニファー・ハリソン（37歳）
子供: エマ（10歳）、ノア（7歳）
＊＊＊＊＊＊
ニューヨーク市港湾局長
住所：ブルックリン臨海区
マイケル・スミス（38歳）
妻: クレア・スミス（36歳）, 弁護士
子供: ノア（7歳）, ミア（4歳）
＊＊＊＊＊＊
ジャーナリスト
住所：ブルックリン・ベイ・リッジ地区「イタリア系」
エミリー・デイビス（32歳）
夫: ベン・デイビス（34歳）, ITエンジニア
子供: エリー（3歳）
＊＊＊＊＊＊
エリナ・"ブラックウィドウ"・ロドリゲス40歳。アンヘルの愛人。元ニューヨーク・マフィア「シャドウ・ネクサス」の副ボス。アルゼンチン人。
マリア・"レッドローズ"・デ・ラ・クルス35歳。アンヘルの愛人。ニューヨーク・マフィア「シャドウ・ネクサス」の元人事担当。アルゼンチン人。
＊＊＊＊＊＊
ニューヨーク市の行政地図
アメリカ合衆国東部
昭文社「コンパクト世界地図帳」P52
フロリダ州の地図と出典「南部にマイアミ、更に南部にホームステッドがある」
マフィアの組織図「パブリックドメイン」
☆ヘクター綿花農園：種まき風景
ちょうど今は綿花の種まきの季節に当たる。牧場の支配人によれば、「綿花の種蒔きは平均気温が15℃の頃が目安である。 およそ5月上旬～中旬が適期。 地植えの場合は幅70～90cmくらいの畝に40～60cm間隔ぐらいに2、3粒ずつ蒔き、本葉が2、3枚となった頃に元気のいい株を1本残す」ということのようだ。 ヘクターとエリザベスは馬上から綿花農園を眺めた。
中央には多くの人々が農作業に励んでいる。彼らは一列になって種をまき、一つ一つの溝に注意深く種を置いている。手を土に触れる姿勢や、身をかがめる動作は、彼らが作業に集中していることを示している。
畑には新しく掘られた溝が整然と並び、これから種がまかれる準備が整っていることが分かる。 この農園は広大な土地に広がっている。遠くの地平線まで畑が続いており、農業の規模の大きさを感じさせる。
空は晴れ渡り、強い日差しが畑を照らしている。良い作物が期待できる、最適な天気条件に恵まれているようだ。
一部の人々は日焼け帽や手袋を身につけており、太陽や土からの影響を防いでいる。これにより、彼らが農作業に慣れていることや、それを生業としていることが伝わってくる。
この風景は、綿花農園における種まきの大切な時期を、生活感溢れるリアルな形で表現している。
☆ヘクター綿花農園：新しい出会い
1935年5月4日土曜日午前11時、ヘクター綿花農園では新緑が眩しい季節の中、人々の新たな始まりが息づいていた。ヘクターとエリザベスは、広大な農園の中心に立ち、農園支配人の家族と農夫頭夫婦の歓迎を受けていた。
農園支配人、トーマス・ウェブスター（43歳）は、その土地と作物を愛する熱心な男で、彼の深い眼差しには農園への誇りがにじんでいた。彼の妻、アン・ウェブスター（41歳）は、夫を支えるしっかり者で、地域の学校で子供たちに読み書きを教える傍ら、農園の事務も見ていた。二人の子供、ジェームズ（15歳）とエリー（12歳）は、学校から帰ると農園の手伝いをしている。
一方、農夫頭のジェイコブ・ハリス（36歳）は、筋骨隆々の腕で一日中畑を耕し、綿花の栽培に情熱を注いでいた。彼の妻、エマ・ハリス（29歳）は、農園のキッチンを切り盛りし、農作業で疲れた人々に温かい食事を提供していた。彼らには3歳の愛らしい娘、リリーがおり、彼女の無邪気な笑顔は農園の人々の心を和ませていた。
この日、彼らは一堂に会し、新しいオーナーであるヘクターとエリザベスを迎えるために集まっていた。トーマスは堂々とした態度でヘクターに握手を求め、エマはエリザベスに手作りのパイを差し出した。子供たちは好奇心旺盛な目で新しいオーナーを見上げていた。
ヘクターとエリザベスは、彼らの温かい歓迎に心から感謝し、農園の将来についてのビジョンを共有した。ヘクターは、綿花だけでなく、地域社会にも貢献する農園を目指すと語り、エリザベスは地域の女性たちとの交流を深めたいと願っていた。
太陽が高く昇る中、新しい絆が芽生え、綿花農園は新たな章を迎えようとしていた。
ヘクターは女性陣がテキサス料理を作っている間、支配人のトーマス・ウェブスター（43歳）や農夫頭のジェイコブ・ハリス（36歳）と綿花農園の話をしていた。
ヘクター：先程、綿花の種まき風景を見学させてもらったのですが、かなりの重労働ですね。いちばん大変なのはこの時期ですか？
ジェイコブ・ハリス（36歳）：うちはオーガニックコットンを栽培していますので全ての作業が手作業なんですよ。種まきの次は雑草取りと土造りです。農薬や化学肥料を使わないので大変です。
ヘクター：そうですか。草取りも大変そうですね。明日、私も草取りを見学してみたいのですが構わないですか？
トーマス・ウェブスター（43歳）：もちろんです。人手が足りませんから大歓迎しますよ。
ジェイコブ・ハリスは、オーガニック農法における土壌作りの重要性について語りました。彼は、腐葉土にもみ殻や木くずを混ぜるなど、手間を惜しまず自然素材を利用して土壌を豊かにしていることを明かしました。オーガニック農法での土壌作りは、以下の4つの主要なステップを含みます。
1.自然な素材の使用：堆肥や腐葉土などの有機物を土壌に加える。
2.水はけの改良：砂や粘土を混ぜることで土壌の排水と通気性を向上させる。
3.微生物の育成：有機物を加えることで土壌中の微生物を育て、栄養の循環を促進する。
4.pHの調整：石灰や硫黄を用いて、綿花の成長に適したpH範囲に保つ。
これらの方法により、化学肥料や農薬に頼らない持続可能な農業を実現しています。
ヘクター：人手が沢山必要そうですが、人員は今何名いますか？
ジェイコブ・ハリス（36歳）：我々以外には農夫が10名、農婦が10名います。
ヘクター：それでは足りないでしょう。資金の心配はしないで良いから、それぞれ10名ずつ増やして下さい。
エマ・ハリス（29歳）がキッチンから喜びの声を出した。
エマ・ハリス（29歳）：それは有り難いわ。ヘクターさんに感謝しないといけないわね。
ヘクターがキッチンの方を見ると、農園の事務を行っているアン・ウェブスター（41歳）はヨガを行う服装に変えてキッチンに出てきていました。
彼女は薄い色のクロップトップを着ています。袖は長めで、フリンジのデザインが特徴的です。 ライトブルーのレギンスを履いています。このようなレギンスは伸縮性が高く、ヨガやフィットネス活動に適しています。 彼女はホワイトベースに黒いデザインのスポーツサンダルを履いています。 この服装はストレッチやヨガをする際に動きやすさを優先したものと思われます。
一方、農婦頭エマ・ハリス（29歳）の服装は、種まきのときと同じものでしたが、モダンなタッチが加えられた農婦のスタイルを感じさせます。色とりどりの絵柄がデザインされており、短めの袖が特徴的な白いTシャツを着ており、Tシャツの裾には金の飾りが施されています。
ボトムスには濃い青色のワイドパンツを履いています。ウエストには布のベルトが付いており、結び目が前で作られています。このベルト部分には同じ色とりどりの絵柄がデザインされています。 白い靴底のシンプルなスリップオンシューズを履いています。
伝統的な農婦の服装は、機能性を重視したシンプルなものが多いですが、エマの服装はファッション性が高いものとなっています。
ふたりともヘクターにとって大変好ましいものと映りました。
1935年の春5月4日土曜日午前12時、テキサス州の広大な綿花農園で、新しいオーナーであるヘクターは、農園の将来について熱心に話し合っていた。彼は支配人のトーマス・ウェブスター、農夫頭のジェイコブ・ハリスと共に、オーガニック農法の採用による綿花栽培の厳しさとその重要性について話し合った。オーガニック農法は、化学肥料や農薬に頼らず、自然のリズムに合わせて農作業を行う方法である。この方法は、土壌の健康を維持し、持続可能な農業を実現するために重要だった。
一方、農園の母屋のキッチンでは、農婦頭のエマ・ハリスと事務を担当するアン・ウェブスターが、他の農婦たちと共に昼食の準備に忙しくしていた。彼女たちが作るテクス・メクス料理は、メキシコ料理とアメリカ南部料理の組み合わせで、トウモロコシやトルティーヤチップス、タコス、サルサ、フハイタなどの食材を使った色とりどりの料理である。これらの料理は、地元の食材を活かし、辛味と香り高い味わいが特徴で、農園の人々にとっては、日々の労働の後の楽しみであった。
昼食時、男性陣は綿花栽培の話を続けながら、女性陣が並べた料理に舌鼓を打った。ヘクターは、オーガニック農法に必要な人手を増やすことを約束し、農園の未来に対する彼の献身とサポートを示した。エマの喜びの声は、ヘクターの寛大さに対する感謝の表れだった。
食事の後、和やかな会話が続き、農園の人々は新しいオーナーとの新たな始まりに希望を感じていた。オーガニック農法の採用は、彼らの生活に新しい章をもたらし、テクス・メクス料理はその日々の営みを彩る文化的な要素となっていた。ヘクターのリーダーシップのもと、農園は環境に優しい方法での綿花栽培を目指し、地域社会における持続可能な農業のモデルを築き上げようとしていた。
☆食後の和やかな会話
エリザベスは腹ごなしに井戸を探しに行くと言って、先に乗馬スタイルで綿花農園を出た。ヘクターの所有する土地は5万エーカーと非常に広大なので、井戸だけでも何百とある。あまり慌てず物見遊山程度にしておいたほうが良いとエリザベスには言っておいた。
経理事務を担当する支配人の妻アン・ウェブスター41歳はエリザベス49歳とヘクター38歳との関係について興味津々なようでヘクターにずばり聞いてきた。
アン・ウェブスター：ヘクターさん。エリザベスさんとは随分仲が良さそうだけど、奥さんには見えないわね。
ヘクター：エリザベスさんはダラスの鉄工所を経営するフランク・ミラー（52歳）さんの奥さんでね。エリザベス・ミラー（49歳）さんとおっしゃるんだ。僕の持ち会社ヘクター石油開発㈱の子会社ヘクター不動産㈱の社長をやってもらっている。だからビジネスパートナーという関係かな。ご主人やお子さんたちとも仲良くさせていただいている。
アン・ウェブスターはそれだけでは無いと内心思っていたが、これ以上追求することは出来ない。
ジェイコブ・ハリス（36歳）：エリザベスさんが井戸を探しに行くと言っておられましたがその井戸には何かあるんですか？
ヘクターは井戸に関する経緯をその場の全員にかいつまんで話した。
エマ・ハリス（29歳）：その写真を見せて下さい。
ヘクターがエマに写真を見せると「何処かで見たことのある光景だわ」と言い出した。エマは自分の部屋に行き、アルバムを取り出してその中の一枚の写真を取り出した。
＊＊＊＊＊＊
その写真にはひとりの農家の女性が背中に藁を背負って石段を下りてくる姿が写っています。石段の上にはボロ屋があります。この農家の女性は、モーブ色のフィット感のあるTシャツに、黒のスリムフィットのパンツを履いています。足元は黒のサンダルを履いています。背景の小屋や藁、自然な環境などから、彼女が農家の日常の仕事をしている場面であることが伺えます。
＊＊＊＊＊＊
ヘクターはピンときた。この小屋はエマに見せた写真に写っているボロ屋の裏側だ。
ヘクター：エマさん。その人物は誰ですか？
エマ：私の母親よ。昔、山林の山守を父親とやっていたのよ。
ヘクター：エマさんも一緒に住んでいたのですか？
エマ：私が生まれてからはここの綿花農場の仕事を始めたから私は山には住んでいないのよ。でもお母さんに今聞いてみるわ。
エマは母親に電話して聞いた。
エマ：山の場所が分かったわ。でもヘクターさんの土地じゃないのよ。
ヘクターは山の土地の住所を聞いて不動産屋に電話した。
ダラスの不動産屋：その山は幸い売りに出されていますが、かなり広いので多少値が張りますよ。
ヘクターは不動産屋が駆け引きしていると気付き、「そんなに高いのなら今回は止めておく。また良いのがあれば教えてくれ」と言って受話器をがちゃんと切った。
5分もしないうちに不動産屋から電話が掛かり、「山林丸ごと購入してくれるなら50万ドルで売りますよ。どうですか？」と値段を下げてきた。
ヘクターは50万ドルで土地をすべて購入した。この土地もだだっ広い山林で、100万エーカーもある荒れ果てた土地である。ただ同様の値段と言えばそうではあるが、利用価値がなければ購入する意味がない。
ヘクターは一安心して、綿花農場の人たちと楽しい会話を続けることにした。もう井戸の在り処は分かったのだからあとは掘るだけだ。
ヘクターは支配人の妻で綿花農場の経理事務を担当しているアン・ウェブスター41歳さんに綿花農場の経営状態を単刀直入に聞いた。
ヘクター：アン・ウェブスターさん。経営上の問題があれば今言って下さい。どう見ても儲かっているようには見えませんからね。
アン・ウェブスター：正直に申し上げます。オーガニックコットンの生産は労多くして儲けが少ないのです。赤字ではありませんが、利が薄くて従業員にボーナスを出すことも出来ませんし、ましてや残業代を出すことなどとても出来ません。ヘクターさんに人員を増やしていただいたのですがお給料を支払うことが出来ないかも知れません。
ヘクターは黙って彼女に500万ドルの小切手を渡し、しばらくこれで乗り切って下さいと告げた。
アン・ウェブスターさんの目が見る見るうちにうるんできて彼女はヘクターに抱きつき、熱いキスを仕掛けてきた。ヘクターも支配人の目を盗んでこの抱擁に応えたが、それ以上のことは出来なかった。
今回はここまでにいたしましょう。次回をお楽しみに。
後書き
ジェイコブ・ハリス（36歳）：エリザベスさんが井戸を探しに行くと言っておられましたがその井戸には何かあるんですか？ヘクターは井戸に関する経緯をその場の全員にかいつまんで話した。エマ・ハリス（29歳）：その写真を見せて下さい。ヘクターがエマに写真を見せると「何処かで見たことのある光景だわ」と言い出した。エマは自分の部屋に行き、アルバムを取り出してその中の一枚の写真を取り出した。＊＊＊＊＊＊その写真にはひとりの農家の女性が背中に藁を背負って石段を下りてくる姿が写っています。石段の上にはボロ屋があります。この農家の女性は、モーブ色のフィット感のあるTシャツに、黒のスリムフィットのパンツを履いています。足元は黒のサンダルを履いています。背景の小屋や藁、自然な環境などから、彼女が農家の日常の仕事をしている場面であることが伺えます。 ＊＊＊＊＊＊ヘクターはピンときた。この小屋はエマに見せた写真に写っているボロ屋の裏側だ。
