小説「海と陸の彼方へ」

 

第三章新主人公アンヘルアメリカ合衆国大統領を目指す

 

第9話アンヘルNYUメディカルスクール入学

 

前書き

「マリア・Vさんとは、スカイライン・エリュシウム・レジデンシズの最上階にてお隣さん同士の関係です。彼女には大変良くして頂き、彼女のお陰で民主党の上院議員ロバート・ハミルトン58歳さんの後継者になることが出来ました」エミリー:その話は新聞でも読んだし、ラジオでも聞いたわ。貴方がその後継者だったのね。アンヘル:そのお話をお伺いした時、私は年齢を理由にお断りしました。何しろ、16歳の身では被選挙権どころか選挙権もない有様ですからね。エミリー:その問題は確かにあるけれど、貴方はさっきの試験で最優秀の成績をおさめたのよ。NYU始まって以来の快挙だわ。エミリー:私が大統領に今から電話します。特例を認めてもらうのよ。エミリーは当時のアメリカ合衆国大統領フランクリン・D・ルーズベルト53歳に電話し、熱弁を振るった。大統領はアンヘルに特例で合衆国の選挙権と被選挙権を与えた。

 

本文

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登場人物「1935年1月1日時点」  
アンヘル・ディアンジェロ16歳:ハーバーテックソリューションズ(HTS)の会長兼CEO。ル・クリスタル・ホテル所有「200万ドルで居抜き購入」。アンヘル航空㈱会長兼CEO「資本金10億ドル」。ヴィヴィ警備会社「資本金1千万ドル」オーナー。軍事産業への共同投資60億ドル「配当金:1,929万ドル/ 週」。現預金50億ドル「シャドウ・ネクサスから略奪」と債権「総額不明」所有。
マリア・エバ・ドゥアルテ16歳。アンヘルの妻。AMレジャー総合開発㈱「資本金1億ドル」社長兼COO。悪魔のように可愛い女。 
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アンヘルの家族 
イタリア系の不法移民で、彼らの家族名は「ディアンジェロ」です。以下はディアンジェロ家の家族構成です: 
・父親ヘクター・ディアンジェロ(38歳):ヘクター・ディアンジェロは日雇い労働者として働き、家族を支えています。彼は家族に良い未来を提供することを夢見ており、そのために日々努力しています。 
・母親ローサ・ディアンジェロ(35歳):ローサ・ディアンジェロは家庭を守りながら、地域の共同体でボランティア活動を行っています。彼女は子供たちが教育を受けることを強く望んでいます。 
・兄ルイス・ディアンジェロ(18歳):ニューヨーク市警警部兼総合建設会社NYHCの社員。 
・ルイスの双子の姉マリア・ディアンジェロ(18歳):マリア・ディアンジェロは地元の専門校に通っています。 
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マリア・エバ・ドゥアルテ「マリア・D」16歳の家族 
・エルヴィラ・ドゥアルテ13歳。マリアの妹。 
・カタリナ・イルデフォンソ20歳。ルドラ金融㈱営業部長。 
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マリア・ヴァレンティーノ「マリア・V」54歳。アンヘルの恋人兼投資パートナー。ヴァレンティーノ・ファミリーの死亡したボス:ヴィンセント・"ヴィニー"・ヴァレンティーノ(56歳)の元妻。莫大な資産「推定500億ドル」を持つ。軍事産業への共同投資60億ドル「配当金:1,929万ドル/ 週」。
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ジョン・マッケンジー(35歳)。エドゥアルドの競争相手「有力な建設会社グローバルテック・コンストラクション・インクGCIのCEO」。
妻: サラ・マッケンジー(33歳), ファッションデザイナー
子供: ルーカス(8歳), ソフィア(5歳)
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サラ・マッケンジー(33歳)の実家
父:ロバート・ハミルトン(58歳):アメリカ合衆国の上院議員
母:キャサリン・ハミルトン(55歳):社会活動家。アンヘルの愛人。
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ニューヨーク市長
名前: ダニエル・ハリソン
年齢: 42歳
家族構成:
妻: ジェニファー・ハリソン(37歳)
子供: エマ(10歳)、ノア(7歳)
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ニューヨーク市港湾局長
住所:ブルックリン臨海区
 マイケル・スミス(38歳)
妻: クレア・スミス(36歳), 弁護士
子供: ノア(7歳), ミア(4歳)
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ジャーナリスト
住所:ブルックリン・ベイ・リッジ地区「イタリア系」
エミリー・デイビス(32歳)
夫: ベン・デイビス(34歳), ITエンジニア
子供: エリー(3歳)
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エリナ・"ブラックウィドウ"・ロドリゲス40歳。アンヘルの愛人。元ニューヨーク・マフィア「シャドウ・ネクサス」の副ボス。アルゼンチン人。
マリア・"レッドローズ"・デ・ラ・クルス35歳。アンヘルの愛人。ニューヨーク・マフィア「シャドウ・ネクサス」の元人事担当。アルゼンチン人。

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ニューヨーク市の行政地図

アメリカ合衆国東部
昭文社「コンパクト世界地図帳」P52


フロリダ州の地図と出典「南部にマイアミ、更に南部にホームステッドがある」

マフィアの組織図「パブリックドメイン」

 

1935年4月26日金曜日午後2時:NYU医学部長室
レストラン:ル レーヴ グルメを出て、別れようとしたアンヘルとエミリーは離れがたい気持ちに襲われ、抱き合って熱烈なキスを交わした。公衆の面前で何時までもキスを続けるわけも行かず、エミリーはアンヘルの手を引き、自分の執務室に連れて行った。

エミリー:アンヘルさん。貴方に聞きたいことがあるの。

アンヘル:どんなことでもお答えします。

エミリー:貴方は16歳とおっしゃいましたが、ビジネスマンの服装をされていますね。お仕事をされているのですか?マリア・Vさんとはどのようなご関係なのですか?

アンヘルは一つ一つエミリーに答えていく。

「私は元々イタリア系移民の両親から生まれ、高校まで進みました。途中で学資が続かなくなり、高校通学を諦めましたが、飛び級で高校の卒業資格と大学の受験資格を得ました」

「中堅の建設会社に入社し、特許を一つ獲得しました。NYHCのオーナーであるエドゥアルド会長に認められ、ハーバーテックソリューションズ(HTS)という港湾専門の建設会社を任されまして現在に至ります。今ではHTSを買収し、オーナー経営者になっています」

「マリア・Vさんとは、スカイライン・エリュシウム・レジデンシズの最上階にてお隣さん同士の関係です。彼女には大変良くして頂き、彼女のお陰で民主党の上院議員ロバート・ハミルトン58歳さんの後継者になることが出来ました」

エミリー:その話は新聞でも読んだし、ラジオでも聞いたわ。貴方がその後継者だったのね。

アンヘル:そのお話をお伺いした時、私は年齢を理由にお断りしました。何しろ、16歳の身では被選挙権どころか選挙権もない有様ですからね。

エミリー:その問題は確かにあるけれど、貴方はさっきの試験で最優秀の成績をおさめたのよ。NYU始まって以来の快挙だわ。

エミリー:私が大統領に今から電話します。特例を認めてもらうのよ。

エミリーは当時のアメリカ合衆国大統領フランクリン・D・ルーズベルト53歳に電話し、熱弁を振るった。大統領はアンヘルに特例で合衆国の選挙権と被選挙権を与えた。

アンヘルはエミリーの献身的な努力に感謝し、跪いて彼女の靴にキスした。この行為はエミリーの自尊心を大いにくすぐり、彼女の持つ嗜虐性を刺激した。

エミリーは執務室のドアを締め、職員全員に臨時休暇を与えその場を追い出した。

エミリーがアンヘルにその後何を要求したか詳しいことは省略します。アンヘルは何処に行っても女性問題を起こします。女性同士鉢合わせしないことが不思議ですが、遅かれ早かれ大きな問題になることは間違いありません。

☆エミリーとアンヘルの睦言
エミリー:アンヘルちゃん。予備選の選挙対策は誰が担うの?

アンヘル:まだ何も決まっていません。何をどうして良いのかも分からないのです。

エミリー:私が手伝ってあげようか?広報委員長を引き受けてあげるわ。

エミリー:貴方の秘書で財務が出来るひとは居ないの?

アンヘル:そうですね。秘書室長のブラック・ウィドウ40歳にさせましょう。

エミリー:明日から彼女はここに出勤させなさい。

力強い味方を得て、アンヘルの予備選は何とかなりそうに思えてきた。

そのタイミングでアンヘルは学部長室をお暇(いとま)し、電話を2本だけ掛けた。1本はもちろんマリア・Vへの報告である。

マリア・V:アンヘルちゃん。試験はどうだったの?

アンヘル:お陰で合格しました。メディカルスクールの2年に編入となりました。それからエミリー学部長が大統領を説得してくれて、私は特例で合衆国の選挙権と被選挙権を頂きました。

マリア・V:それは上首尾だったわね。あとは選挙に勝つだけね。ロバートの後援会の会長を私の家に招待「ディナー」することにしたから、午後7時までには帰ってきなさい。

アンヘル:了解しました。

もう一本はキャサリン・ハミルトン55歳のところである。

キャサリン:あら。アンヘルちゃん、NYUの試験は上手く行ったようね。聞こえる声が随分明るいわ。

アンヘル:上手く行きました。これもキャサリンさんのお陰です。キャサリンさんにお会いしたいのですが、マリア・Vさんから今晩のディナーにロバートさんの後援会長を呼んでいるから、午後7時までに帰ってこいと言われたので今日はお会い出来そうにありません。

キャサリン:アンヘルちゃん。心配しなくても良いわよ。私も招待されているのよ。ロバートは来ないけどね。ああ、ちょっと待って。サラが話したいと言っているのよ。

アンヘルはサラが電話に出るなり、ガチャンと電話を切ってしまった。もうサラとは口も聞きたくないのだ。

アンヘルはNYUでの試験が上手く行ったら飛行機の運転技術を習得するため、飛行機学校へ入学するつもりだった。ただエミリー学部長とのデートやセックスに時間を取られてしまった。とりあえず、アンヘルはNYUの近くにある飛行機学校の入学試験を受けに行くことにした。

☆午後4時半:NYUの航空関連のコース
アンヘルは午前中と同様の入学試験を受験し、見事に合格した。ここでは航空工学や実地の飛行訓練も行うので、遅刻や欠席は以ての外であり、いくら筆記試験が良くても飛び級などは無いから、必ず出席するようにと釘を刺された。ということは飛行機学校を卒業し、パイロットの資格を得るまではここを中心にせざるを得ないことになる。

マリア・V邸におけるディナー
場所:マリア・V邸の豪華なダイニングルーム
時間:午後7時
出席者:

マリア・ヴァレンティーノ「マリア・V」54歳
アンヘル(16歳)
キャサリン・ハミルトン(55歳、上院議員ロバート・ハミルトン夫人)
サラ・マッケンジー(33歳、キャサリンとロバートの娘)
ロバート上院議員の後援会の会長「ジョン・スミス、60歳」
マリア・Vのダイニングルームはシャンデリアが輝く、格式のある空間であった。テーブルには白いテーブルクロスがかかり、シルバーのカトラリーとクリスタルのグラスが並んでいる。

マリア・Vは主催者として中央に座り、アンヘルを自分の隣に座らせた。反対側にはキャサリン・ハミルトンが座り、その隣には後援会の会長、ジョン・スミスが座っていた。サラ・マッケンジーはテーブルの端に座り、神妙な表情をしていた。

マリア・V:それでは、この美味しいディナーと共に、アンヘル君のこれからの活躍についてお話しましょう。

ジョン・スミス:アンヘル君、君の話は聞いているよ。非常に興味深い。

キャサリン、サラ:アンヘル、君がこれからどのように活躍するのか、私たちは全力でサポートしたいわ。


アンヘル:皆様、本当にありがとうございます。特にマリア・Vさんとキャサリンさん、そしてジョン・スミス会長、皆様のサポートがあれば、きっと何とかなると信じています。

サラ:私も頑張るわ。

アンヘルはサラの顔をじっと見つめて「君の協力は必要ない。関わらないで欲しい」と告げた。

マリア・V:それでは、後援会の会長にも具体的な協力をお願いしましょう。

ジョン・スミス:もちろん、何でもお手伝いしますよ。

ディナーが進む中で、具体的な選挙戦略や資金調達、広報活動についても話が進んだ。アンヘルはこの夜、多くの貴重なアドバイスと力強いサポートを得ることができた。

力強い味方を得て、アンヘルの未来は明るく、希望に満ちていた。

☆午後8時:アンヘル邸
ディナーのあと、三々五々全員がそれぞれの自宅へと帰っていった。アンヘルが隣の自宅のドアを開けた時、サラが後ろから室内に入り込んできた。

サラ:アンヘルちゃんが怒っているのは分かっっている。私が悪かったわ。お金は返すからもう許して下さい。

アンヘル:金は別に返して欲しくない。君とはもう会いたくないんだ。見損なったよ。

サラは10億ドルの小切手をテーブルの上に置き、アンヘルの寝室の中に入った。追い出そうとアンヘルが寝室に入るとサラは素早く着替えてベッドの上に腰掛けていた。

彼女はパステルピンクのサテンネグリジェ、ピンクのプッシュアップブラ、ピンクのレース製ビキニカットパンティを着用している。ネグリジェは小さなリボンとフリルで装飾されている。ブラもレースとリボンで飾られている。

サラは自分の肌が輝かんばかりに白く肌理が細かいことを熟知しており、アンヘルがサラの身体をじっと見つめていることに気付いていた。サラはゆっくりとブラを外し、じれったいばかりのゆるゆるした速度でパンティを下に下ろし始めた。

アンヘルは我慢ならず、サラに覆いかぶさりネグリジェをめくると即座にサラを貫いた。サラは軽く呻いたが、こうなればサラの勝ちだ。アンヘルの激しい動きなどものともせず、臨機応変、自由自在にアンヘルを翻弄し真っ先に彼を逝かせた。

アンヘルもサラに対する怒りもすべてサラの身体にぶつけたが、これはサラの思うつぼであり、サラはアンヘルの怒りを自分の豊満な肉体で全て受け止め、同時にアンヘルの何十倍、何百倍もの快楽を享受した。

☆サラとアンヘルの睦言
長い戦いのあと、アンヘルのサラに対する怒りはとけた。

サラ:アンヘルちゃん。もう怒ってないよね。許して頂戴。私が欲張り過ぎたの。

アンヘル:もう良いよ。許してはやるが、条件を付ける。嫌なら別にそれで良い。

サラ:何でもするわ。言ってみてよ。

アンヘル:俺はサラの肌を独占したい。ジョン・マッケンジーと別れて欲しい。

サラ:アンヘルちゃんも独占欲が強いのね。良いわ。私を独占しなさい。ジョンと別れてここのレジデンスに住むことにするわ。

アンヘル:サラがここに住みたいのならひとつ「12SLDK」空いているからそこに住めば良い。10億ドルは君との共同事業の資金にするつもりだ。

サラ:空いている居室は12SLDKよね。事業ってどんなものを考えているの?

アンヘル:そうだ。製薬会社を考えている。

サラ:薬の特許でも持っているの?

アンヘル:案はあるんだ。とりあえずは覚醒剤拒否薬を開発するつもりだ。

サラ:今覚醒剤って流行りよね。軍隊で使わせていると聞いているわ。

アンヘル:今は毒性があるのが世間に伝わっていないが、近い将来中毒患者が蔓延するはずだ。そうなったらこの薬の出番がやって来る。

アンヘル:この間、ブエノスアイレスに行った時、ヒントになる薬をブエノス・アイレス市長のルドラさんから貰ったんだ。作った新薬の特許は申請してある。

サラ:その事業は詳しいアンヘルちゃんに任せるわ。私には良く分からないもの。その代わりに私は選挙対策を手伝います。

アンヘル:君に全体の選挙対策委員長をやってもらおう。広告戦略も考えてね。

アンヘル:キャサリンは顔が広いから、地域戦略を担当してもらおう。

サラ:地域社会との連携「地元の有権者と直接対話するためのイベントや集会を開く」はお母さんの得意分野よ。

サラはアンヘルから居室の鍵を受け取り、居室を見に行った。アンヘルは就寝までの残りの時間を勉強に費やした。医学と航空工学両方の勉強をするのは中々大変である。しかし、航空工学を勉強するのは航空事業を行う上では必須のことだし、実際に飛行機を運転できるのにはそれ以上の魅力があった。

その日の夜はブラック・ウィドウがアンヘルの寝室に忍び込んできた。ブラック・ウィドウもレッドローズもさすがに元マフィアだけあり、身体は鍛え抜かれている。他の女性達とは異なり、コリコリとした抱き心地が何とも言えない。ブラック・ウィドウもサラのような真っ白い透明な肌の輝きは持ち合わせていないが、浅黒い鍛え抜かれたつやつやとした肌が魅力である。

1935年4月27日土曜日午前6時:アンヘル邸
朝の光が窓越しにアンヘル邸のキッチンに差し込む。アンヘル16歳は、選挙財務担当のブラック・ウィドウ40歳と一緒にキッチンに立っている。カジノ担当のレッドローズ35歳は昨夜ラスベガスに出発したため、今朝はブラック・ウィドウがアンヘルの朝食の相手となる。

献立
1.フレンチトースト:メープルシロップとフレッシュフルーツを添えて
2.スクランブルエッグ:ハーブとチーズを加えて
3.オレンジジュース:フレッシュに絞ったもの
4.コーヒー:ブラック・ウィドウの好みに合わせてミルクと砂糖を添えて

アンヘルの様子
アンヘルは落ち着いた態度でパンをスライスし、フレンチトーストの準備を始める。彼は手際よく卵液にパンを浸し、フライパンで焼き始める。その間に、スクランブルエッグの材料を準備する。

「ブラック・ウィドウ、スクランブルエッグにはハーブとチーズを加えると風味が増すよ」とアンヘルは教えながら、ハーブとチーズを卵液に加える。

ブラック・ウィドウの様子
ブラック・ウィドウは最初は少し緊張していたが、アンヘルの優れた指導により次第にリラックスしてくる。彼女はアンヘルが教えるスクランブルエッグの作り方を真剣に学び、自分でも卵をかき混ぜ始める。

「こんなに美味しそうなスクランブルエッグは初めて見ました」とブラック・ウィドウは感嘆の声を上げる。

アンヘルは笑顔で「料理は愛情が一番のスパイスだからね」と答えた。ブラック・ウィドウに熱烈なキスを与え、彼女は舌をまっすぐ差し入れてアンヘルに吸わせる。二人は朝食の準備が整ったことを確認し、テーブルに着く。

この朝食作りの一幕は、アンヘルとブラック・ウィドウにとって、ただの食事以上のものとなった。それは二人の信頼と協力の象徴であり、これからの選挙戦においてもその絆は深まることとなる。

今回はここまでにいたしましょう。次回をお楽しみに。

 

後書き

キャサリン:あら。アンヘルちゃん、NYUの試験は上手く行ったようね。聞こえる声が随分明るいわ。アンヘル:上手く行きました。これもキャサリンさんのお陰です。キャサリンさんにお会いしたいのですが、マリア・Vさんから今晩のディナーにロバートさんの後援会長を呼んでいるから、午後7時までに帰ってこいと言われたので今日はお会い出来そうにありません。キャサリン:アンヘルちゃん。心配しなくても良いわよ。私も招待されているのよ。ロバートは来ないけどね。ああ、ちょっと待って。サラが話したいと言っているのよ。アンヘルはサラが電話に出るなり、ガチャンと電話を切ってしまった。アンヘルはNYUでの試験が上手く行ったら飛行機の運転技術を習得するため、飛行機学校へ入学するつもりだった。ただエミリー学部長とのデートやセックスに時間を取られてしまった。とりあえず、アンヘルはNYUの近くにある飛行機学校の入学試験を受けに行くことにした。