小説「海と陸の彼方へ」

 

第二章エドゥアルドの復讐

 

第30話モントリオール市内を騒がす人身売買事件(中編)

 

前書き

マリア:でも私が喋ったことがクロードに知れると私だけでなく家族全員がクロードに殺されてしまいます。ヴィヴィ:もちろん。貴女たち全員を私が匿います。私の知り合いのアンヘルという者がル・クリスタル・ホテルのオーナーをしています。私もそこの3LDKに住んでいますが、私の家の隣の部屋が空いていますのでそこにお住まいなさい。警備のスタッフが守っておりますのでクロードといえども手は出せないでしょう。ご主人のお仕事もアンヘルに探させます。彼はハーバーテックソリューションズ(HTS)の会長兼CEOなのです。港湾関係の労働者を探しているのでご主人にぴったりの仕事がありますよ。マリアは決心し、すべてを話した。彼女によると、誘拐したのは女子大生ばかり5人だそうで、4人はアルゼンチンの三合会に売却し、残りの一人はまだ屋敷の中「地下に牢屋がある」に監禁されているそうだ。

 

本文

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登場人物「1935年1月1日時点」
エドゥアルド・ガルシア24歳。NYマフィア:コステロ・ファミリーのアンダーボス「大幹部・若頭」。現金20億ドル。普通預金100億ドル。アンダーボス就任に際し、前のアンダーボス:ロマーノの財産を受け継いだ。その他にもコカイン密売で得た現金1億ドルの当座預金を所有している。普段の出費はすべてここから支払う。エドゥアルド総合開発㈱「資本金一億ドル」の会長兼CEO。エドゥアルド警備㈱のオーナー。コロンビアのメデジンに大牧場、ウィラ地区に複数の農園、牧場、山林を所有。
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エドゥアルドの腹心の部下
ルイス・ディアンジェロ(18歳)。コカイン密売の責任者。:ルイスは学校には通っていませんが、彼は非常に賢く、ストリートスマートな青年です。彼は家族をスラム街から引き上げ、良い生活を提供できるようになることを夢見ています。彼は正直で敏捷な性格を持ち、エドゥアルドから将来有望な人材として見出されています。ニューヨーク市警警部兼総合建設会社NYHCの社員。
弟アンヘル・ディアンジェロ(16歳):彼は兄のルイスを非常に尊敬しており、彼のようになりたいと思っています。ハーバーテックソリューションズ(HTS)の会長兼CEO。エドゥアルドから10億ドル受け取り、預金額は10億1,200万ドルである。
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ヴィヴィアン・"ヴィヴィ"・ロッソ(43歳)。ヴァレンティーノ・ファミリーの元アンダーボス「フランク・"フランキー"・ロッソ(49歳)」の妻。
・フランキーが懲役に入ってからは、家庭を支える主力となっている。
夫:フランク・"フランキー"・ロッソ(49歳)。現在拘置所に収監中「30年の懲役刑」。
長女:ソフィア・ロッソ(18歳)
・高校を卒業し、近くのコミュニティカレッジに通っている。
次女:エミリー・ロッソ(15歳)
・高校生で、学業と並行してアルバイトをして家計を支えている。
その他の親戚:
フランキーの妹:アンジェラ・ロッソ(41歳) - ローカルの病院で看護師として働いている。
フランキーの弟:ジョン・ロッソ(38歳) - フランキーがいなくなってからは、一家のビジネスを手伝おうとしたがルイスによって放逐された。現在モントリオール在住。
ペット:
ミミ(ミニチュア・シュナウザー、5歳)
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モントリオール市長一家の構成
市長:ジャン=クロード・デュモン(35歳)
奥さん:エリザベート・デュモン(33歳)
子供:リュック(8歳)、ソフィー(5歳)
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モントリオール市長の妻エリザベート・デュモン(33歳)の実家の家族構成
父親:ジョセフ・マルティン - 62歳、退職した教授
母親:マリー・マルティン - 59歳、主婦
弟: マシュー・マルティン - 18歳、大学生「コカインを常用していたがアンヘルにコカイン拒否薬を飲まされ入院中」
妹:クレア・マルティン - 21歳、大学生

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ニューヨーク市の行政地図

アメリカ合衆国東部
昭文社「コンパクト世界地図帳」P52


フロリダ州の地図と出典「南部にマイアミ、更に南部にホームステッドがある」

マフィアの組織図「パブリックドメイン」

 

1935年3月9日土曜日午後5時半:ウェストマウント(Westmount)の一角にある邸宅
クロード・"ル・ハンター"・モロー(38歳、人身売買部門の責任者)の邸宅から30代の女性が出てきた。彼女は大通りをせかせかと歩き、この通りには珍しい業務スーパーに入っていった。ヴィヴィは彼女のあとからスーパーに入り、カートに野菜や牛乳、バター、チーズ、牛肉、卵などを大量買している彼女に声を掛けた。

ヴィヴィ:マリア・デュボワ(37歳)さんですね。私はヴィヴィアン・ロッソ(43歳)と言います。ヴィヴィと呼んで下さい。

マリア:ヴィヴィさん。私に何か御用ですか?私は今から家族のために夕食の準備をしなくちゃいけません。忙しいので手短にご用件を仰って下さい。

ヴィヴィはマリアに500ドルを渡し、「これでご家族のために中華料理の出前をお取りなさい」と告げた。

マリアは頷き、店から中華料理店に電話し、家族5人分の出前を頼み、更に自宅に電話してその旨を毎日ブラブラしている亭主に告げた。亭主は久しぶりの中華料理を食べられることに単純に喜んだ。

ヴィヴィ:マリアさん。私に少しだけ時間を下さい。

ヴィヴィはマリアに更に500ドルを手渡した。マリアは頷き、近くのカフェまでヴィヴィを案内した。

1935年3月9日土曜日午後6時:ウェストマウント(Westmount)のカフェ
マリア:どういったご用件でしょうか?

ヴィヴィ:貴女が家政婦をされているクロード・"ル・ハンター"・モロー一家のことです。クロードは人身売買に関わっていますね?

マリアは「私は何も知りません。これで失礼します」と言って席を立とうとした。ヴィヴィはマリアを引き止め、偽造したモントリオール市警のバッジを見せた。

ヴィヴィ:マリアさん。貴女は拉致された女性たちが暫くの間クロード邸に監禁されていたことを知っていましたね。調べはついているのです。

ヴィヴィ:貴女が詳しいことを供述しない限り、人身売買を知りながら黙認したということになり罪に問われます。

マリア:どうすれば良いのですか?

ヴィヴィ:貴女がご存知なことを包み隠さず教えて頂ければ良いのです。そうすれば事件が解決した暁には貴女は無罪になります。

マリア:でも私が喋ったことがクロードに知れると私だけでなく家族全員がクロードに殺されてしまいます。

ヴィヴィ:もちろん。貴女たち全員を私が匿います。私の知り合いのアンヘルという者がル・クリスタル・ホテルのオーナーをしています。私もそこの3LDKに住んでいますが、私の家の隣の部屋が空いていますのでそこにお住まいなさい。警備のスタッフが守っておりますのでクロードといえども手は出せないでしょう。ご主人のお仕事もアンヘルに探させます。彼はハーバーテックソリューションズ(HTS)の会長兼CEOなのです。港湾関係の労働者を探しているのでご主人にぴったりの仕事がありますよ。

マリアは決心し、すべてを話した。彼女によると、誘拐したのは女子大生ばかり5人だそうで、4人はアルゼンチンの三合会に売却し、残りの一人はまだ屋敷の中「地下に牢屋がある」に監禁されているそうだ。

ヴィヴィはマリアと一緒にマリアの家に行き、アンヘルと警部マルコ・"ル・デテクティブ"・ベルナール(50歳)に連絡し、誘拐された女子大生がまだクロード邸の地下にいることを知らせた。マリアに一家5名をル・クリスタル・ホテルに連れていくよう指示し、部屋の鍵を渡した。

1935年3月9日土曜日午後7時:クロード・"ル・ハンター"・モローのウェストマウント(Westmount)邸宅
警部マルコ・"ル・デテクティブ"・ベルナール(50歳)は、アンヘルと共に50名の警備員を引き連れ、クロードの邸宅に到着した。彼らは手に手錠と拳銃、そして強制捜査令状を持っていた。

アンヘル:(警備員たちに)"皆、準備はいいか?この家の地下には女子大生が監禁されている。彼女を救出するのが我々の使命だ。"

警備員たちは頷き、アンヘルは大きな鉄の扉を叩いた。

アンヘルとマルコ:(扉を開けたクロードに)"クロード・モロー、私たちは強制捜査令状を持っています。あなたの邸宅を捜査します。"

クロードは顔色を変え、何も言わずに扉を開けた。

地下の牢屋
アンヘルとマルコ、警備員たちは地下へと降りていった。暗くて湿った地下には、一つの牢屋があり、その中には怯えた表情の女子大生がいた。

アンヘル:(牢屋の扉を開け、女子大生に)"大丈夫、あなたはもう安全です。"

女子大生は涙を流しながら、アンヘルとマルコおよび警備員たちに感謝の意を示した。

女子大生の一家の構成
名前:エミリー・ジョンソン(20歳、大学生)
父:デイビッド・ジョンソン(50歳、弁護士)
母:サラ・ジョンソン(48歳、教師)
弟:マイケル・ジョンソン(18歳、高校生)
妹:リリー・ジョンソン(15歳、高校生)

この一家はエミリーが失踪してから毎日を不安と悲しみで過ごしていた。エミリーが無事であることを知ったとき、一家は涙と笑顔で彼女を迎え入れた。

ル・クリスタル・ホテル
一方、マリアとその一家はヴィヴィの指示通り、ル・クリスタル・ホテルに到着。アンヘルが彼らを迎え、新しい生活が始まることを告げた。

ヴィヴィ:(マリアに)"これからは新しい生活です。何も心配することはありません。"

マリアはヴィヴィとアンヘルに感謝の意を示し、新しい生活に希望を見いだした。

このようにして、ヴィヴィとアンヘル、マルコ警部の協力によって、一つの悲劇が終わり、新しい希望が生まれたかに見えた。

☆新たな危機
人身売買部門のリーダー:クロード・"ル・ハンター"・モロー(38歳)は誘拐の現行犯で逮捕できたが、モントリオール港湾エリアのマフィア組織:「ル・クラン・ド・ラ・リヴィエール」(Rivière Clan)のボス:ジャック・"ル・ロワ"・デュモン(45歳)からモントリオール市役所に圧力が掛かった。

警部マルコが持参していた強制捜査令状に疑義があるという。ル・ロワから賄賂を貰っている副市長と市警本部長がその疑義を持ち出し、警部マルコは解雇され、クロードは釈放された。これでは元の木阿弥どころか事態は更に悪化している。エミリーを救い出すことが出来たのが唯一の救いである。

さて思い起こすとアンヘルがディナーに誘った時、市長の妻エリザベートの母親マリー・マルティン (59歳)がマフィアのボスから「市長、副市長、市警本部長」が賄賂を貰っている証拠の在り処を知っているような素振りを見せた。

アンヘルは今日のディナーの様子を振り返ってもう一度考えてみた。

ディナーの場面:ル・クリスタル・ホテルのレストラン

アンヘルは市長の妻エリザベート・デュモン(33歳)と彼女の母親マリー・マルティン(59歳)をディナーに招いていた。エリザベートは夫の市長についての話題を避けがちだったが、マリーは何かを隠しているような様子であった。

アンヘル:(エリザベートとマリーに)"この街の安全は皆さんにとっても大事な問題だと思います。特に最近の犯罪率の上昇を見ると、何かがおかしいと感じます。"

エリザベート:確かに、それは心配ですね。でも、夫は最善を尽くしていますよ。

マリーはその時、ワイングラスを持ち上げて目の前でゆっくりと回転させた。その動きは何かを示しているかのようだった。

マリー:最善を尽くしている、というのは一体誰にとっての最善なのかしら。

アンヘルはその発言と態度に気づき、マリーの目をしっかりと見つめた。

アンヘル:マリーさん、何かお知りのことがあるのではないですか?

マリーはしばらく沈黙し、最終的には微笑んで答えた。

マリー:私が何を知っているかは問題ではありません。大事なのは、この街がどれだけ腐敗しているかを知ることです。そして、その腐敗がどこから始まっているのかを見つけ出すこと。

アンヘルはその言葉に深く頷き、マリーが示唆していることを理解した。市長、副市長、そして市警本部長がマフィアと繋がっている可能性が高いという疑念が、ますます強まっていった。

このディナーが終わると、アンヘルはより一層この街の闇を解明する決意を固めたのであった。そして、マリー・マルティンが持っているであろう情報の価値を、より一層理解するようになった。

マリー・マルティンからはディナーに誘われていたが、その日は2週間も先でしかも彼女の自宅である。ご主人もいるしデートとしては最も好ましくない場所である。アンヘルは彼女が持っている情報よりも彼女の方に興味があった。夜遅く電話するのもどうかとは思ったが、アンヘルは意を決して彼女に電話をかけた。

マリー:あら。アンヘルちゃんじゃないの?何か用なの?亭主はもう寝ているわ。子供たちも私の相手をしてくれないのよ。

アンヘル:実は、マリーさんにお会いしたくなったのです。今からは無理ですか?

マリー:今何時だと思っているの?午後の10時よ。明日にしなさい。ランチはどうかしら?

アンヘル:それなら僕のホテルのレストランにしましょう。ランチのあとはモントリオールの街をぶらぶら散策しましょう。

マリー:私も貴方にお話したいことがあるの。そのお話はランチのあとで街をぶらぶら歩きながらゆっくりしましょう。

アンヘル:真っ赤なミニドレスで来て下さい。マリーさんの大きなお尻を見たいんです。

マリー:馬鹿なことを言わないの。

3月10日月曜日昼12時:ル・クリスタル・ホテルのレストラン
アンヘルはレストランの一角のテーブルに座って、マリー・マルティンの到着を待っていた。彼女が現れると、彼は立ち上がって挨拶し、彼女を席に案内した。

アンヘル:マリーさん、お越しいただきありがとうございます。メニューからお好きなものをどうぞ。

マリー:ありがとう、アンヘルちゃん。ここの料理はどれも美味しいって聞いているわ。

二人はランチを頼み、食事が始まると、アンヘルは少しずつ話題を重要な方向へと導いた。

アンヘル:この街の安全について、最近どう思いますか?

マリー:安全、ねえ。それは一体誰にとっての安全なのかしら。

アンヘルはその言葉に深く頷き、マリーが示唆していることを理解した。

街をぶらぶら歩きながらの会話
ランチが終わり、二人はモントリオールの街を散策しながら話を続けた。

マリー:アンヘルちゃん、私が知っていることは少し危険な情報よ。

アンヘル:それが何であれ、知る価値があると思います。

マリーは周囲を確認した後、低い声で話し始めた。

マリー:市長、副市長、そして市警本部長。彼らはマフィアのボス、ジャック・'ル・ロワ'・デュモンから賄賂を受け取っているわ。証拠は市役所の金庫に隠されている。

アンヘル:金庫に、ですか?

マリー:そう、特定の書類と一緒に。それらは市長のオフィスの隣の部屋にある金庫に保管されているの。

アンヘル:その情報は非常に価値があります、マリーさん。ありがとうございます。

マリー:ただし、これは非常に危険な情報よ。私たちも命がけだから、慎重に行動してね。

アンヘルはその言葉に深く頷き、マリーが持っているであろう情報の価値を、より一層理解するようになった。そして、この街の闇を解明するための新たな一歩が、今、始まったのであった。

☆真っ赤なミニドレスと美熟女マリー・マルティン59歳
マリーはアンヘルの希望通りに真っ赤なミニドレスを身に着けて登場した。

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服装: 真っ赤なミニドレスに黒いベルト。
・アクセサリー: ダイヤモンドのネックレスとイヤリング。
・シューズ: シューズ: ハイヒール、色は深い赤でドレスと完全に一致。
・コート: ミンクのロングコート。色はダークブラウンで、ドレスに合わせる。
・バッグ: シンプルなクラッチバッグ、色は深い赤。
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アンヘルは完全に目を奪われたが、マリーの持つ情報の大切さを思いマリーに飛びつきたくなる衝動を必死で堪えた。マリーはアンヘルの気持ちを一目で看破し、彼女の望む方向へ誘導した。彼女の豊満なお尻にぴったりと張り付いた真っ赤なミニドレスを見せつけるように彼女は時折り立ち上がり、前後ろと一回転し、アンヘルにごくりと生唾を飲ませた。

彼女が椅子に腰を下ろすと釣られてアンヘルはマリーのお尻に手を伸ばしてくる。マリーはアンヘルの手を柔らかく押しやり、料理を頂きながらアンヘルの唇を奪い、舌を真っ直ぐにアンヘルの口の中に差し入れる。

アンヘルが夢中で舌を舐めしゃぶり始めると、彼女もそれに応えアンヘルを優しく抱きしめる。ランチを楽しみながらも二人は思う様抱き合い、早々に食事を切り上げ、最上階のアンヘルの居室に向かう。詳しいことは省略するが、モントリオールの街を散策するのは、二人が楽しみを極めたあとからであった。

☆散策中の会話
マリー:アンヘルちゃん。以前に教えてあげた市役所の既婚女性を覚えている?

アンヘル:確か、市役所都市計画部門のプロジェクトマネージャーさんでジュリア・ラファイエットさん36歳でしたね。

マリー:そうよ。良く覚えていたわね。さっきの証拠の話は彼女から聞いたことなの。金庫の鍵も持っているはずよ。

アンヘル:そうでしたか。早速彼女にコンタクトを取ってみます。

マリー:そうしなさい。でもね。市長だけは何とか助けてやって欲しいのよ。何と言っても娘の夫ですものね。

アンヘル:分かりました。何とか考えてみます。

今回はここまでにいたしましょう。次回をお楽しみに。

 

後書き

人身売買部門のリーダー:クロード・"ル・ハンター"・モロー(38歳)は誘拐の現行犯で逮捕できたが、モントリオール港湾エリアのマフィア組織:「ル・クラン・ド・ラ・リヴィエール」(Rivière Clan)のボス:ジャック・"ル・ロワ"・デュモン(45歳)からモントリオール市役所に圧力が掛かった。警部マルコが持参していた強制捜査令状に疑義があるというのだ。ル・ロワから賄賂を貰っている副市長と市警本部長がその疑義を持ち出し、警部マルコは解雇され、クロードは釈放された。これでは元の木阿弥どころか事態は更に悪化している。エミリーを救い出すことが出来たのが唯一の救いである。アンヘルがディナーに誘った時、市長の妻の母親マリー・マルティン がマフィアのボスから「市長、副市長、市警本部長」が賄賂を貰っている証拠の在り処を知っているような素振りでした。アンヘルは市長自身もル・ロワから賄賂を貰っているのではないかと考えるようになった。