小説「海と陸の彼方へ」
第二章エドゥアルドの復讐
第20話GCIのCEOジョン・マッケンジーの工作
前書き
マイケルはNYUの後輩ジョン・マッケンジーの申し出「「最低価格競争入札」から「総合評価入札」に切り替える見返りに1億ドル支払う」を非常に魅力的に感じたが、そうしたところで彼の会社が入札できる保証はない。そうなると、ジョンは1億ドルを支払わないだろう。実際ジョンは総予算を25億ドルと弾き出しており、港湾局の総予算見積もり額の20億ドルとは5億ドルの差がある。この部分がジョンの過剰な利益と思われても仕方がない。彼は自分の迷いを妻のクレア・スミス（36歳）「弁護士」に相談してみた。クレア：見返りを受け取るかどうかは置いておいて、申し出自体は検討する価値はあると思うわ。先ず入札に参加する業者の中から総合評価して3社に絞るのよ。その次は最低価格競争入札に切り替えれば良いわ。賄賂を受け取らないほうが良いと思う。1億ドルは確かに魅力だけどね。マイケル：その通りだね。君の意見が聞けてよかった。
本文
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登場人物「1935年1月1日時点」
ルドラ・バッシャール24歳。企業からの収益金250万米ドル。1,340万米ドルの普通預金「アドリアナと交換したもの」。金塊127トン「運用利息月利3,810万米ドル、日歩127万米ドル」。ブエノス・アイレス司法府裁判検事。ルドラ映画産業㈱会長兼オーナー「資本金6千万アルゼンチン・ペソ」。ルドラ金融㈱会長兼CEO。ボリビア化学薬品㈱会長兼オーナー「資本金1千万米ドル」。ボリビア薬品チェーン㈱会長兼オーナー「資本金1千万米ドル」。
インタイ・アルマンドは16歳。ラ・パスの一流大学の医学部修士卒博士号取得「飛び級」。現在は同大学で助手を務めながら工学を専攻しており、医師免許も持っています。ボリビア薬局チェーン㈱社長兼COO。普通預金250万米ドル。純度99.9％の粉末コカインを1トン所有。
エドゥアルド・ガルシア24歳。NYマフィア：コステロ・ファミリーのアンダーボス「大幹部・若頭」。現金20億ドル。普通預金100億ドル。アンダーボス就任に際し、前のアンダーボス：ロマーノの財産を受け継いだ。その他にもコカイン密売で得た現金1億ドルの当座預金を所有している。普段の出費はすべてここから支払う。エドゥアルド総合開発㈱「資本金一億ドル」の会長兼CEO。エドゥアルド警備㈱のオーナー。コロンビアのメデジンに大牧場、ウィラ地区に複数の農園、牧場、山林を所有。
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エドゥアルドの腹心の部下
ルイス・ディアンジェロ（18歳）。コカイン密売の責任者。：ルイスは学校には通っていませんが、彼は非常に賢く、ストリートスマートな青年です。彼は家族をスラム街から引き上げ、良い生活を提供できるようになることを夢見ています。彼は正直で敏捷な性格を持ち、エドゥアルドから将来有望な人材として見出されています。
弟アンヘル・ディアンジェロ（16歳）：彼は兄のルイスを非常に尊敬しており、彼のようになりたいと思っています。
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ニューヨーク市の行政地図
アメリカ合衆国東部
昭文社「コンパクト世界地図帳」P52
フロリダ州の地図と出典「南部にマイアミ、更に南部にホームステッドがある」
カリブ海域
岩波現代文庫「コロンブスからカストロまで（Ⅰ）」E.ウィリアムズ著。巻頭の図。
コロンビア共和国
明石書店「コロンビアを知るための60章」二村久則編著。P14
コロンビアのアンデス山脈
明石書店「コロンビアを知るための60章」二村久則編著。P19
コロンビアの河川
明石書店「コロンビアを知るための60章」二村久則編著。P24
マフィアの組織図「パブリックドメイン」
☆1935年3月1日、金曜日午後6時：ブルックリン臨海区港湾局長マイケル・スミスの自宅
マイケルはNYUの後輩ジョン・マッケンジーの申し出「「最低価格競争入札」から「総合評価入札」に切り替える見返りに1億ドル支払う」を非常に魅力的に感じたが、そうしたところで彼の会社が入札できる保証はない。そうなると、ジョンは1億ドルを支払わないだろう。
実際ジョンは総予算を25億ドルと弾き出しており、港湾局の総予算見積もり額の20億ドルとは5億ドルの差がある。この部分がジョンの過剰な利益と思われても仕方がない。彼は自分の迷いを妻のクレア・スミス（36歳）「弁護士」に相談してみた。
ダイニングテーブルには、クレアが手作りした料理が並び、家族が楽しげに食事をしていた。
クレア：マイケル。それにしても、今日は何か考え込んでいるみたいね。
マイケル：うん、実はジョン・マッケンジーから興味深い申し出があったんだ。
クレア：あら、それは？
マイケルはジョンの申し出と総予算の違いについて詳しく説明する。
クレア：見返りを受け取るかどうかは置いておいて、申し出自体は検討する価値はあると思うわ。先ず入札に参加する業者の中から総合評価して3社に絞るのよ。その次は最低価格競争入札に切り替えれば良いわ。賄賂を受け取らないほうが良いと思う。1億ドルは確かに魅力だけどね。
マイケル：その通りだね。君の意見が聞けてよかった。
クレア：それにしても、今日はショッピングモールでとんでもない事件が起きたのよ。慈善団体のイベントが終わった後、上流階級の貴婦人たちが駐車場に集まっていたの。私もその場に居たのよ。
マイケル：ほんとうに？それは危険な状況だね。
クレア：まさに。突然、暴漢たちが現れて、貴婦人たちを大型トラックに乗せようとしたの。
マイケル：それは大変だ。警察は？
クレア：その前に、18歳の青年が現れたの。名前はルイス。彼が手に持っていた鉄パイプでトラックの窓ガラスを割り、運転手を引きずり出して止めさせたの。
マイケル：それはすごい話だ。ルイスって子、18歳でそんな勇気を持っているなんて。
クレア：そうなの。彼はその後、荷台の鍵を開けて、暴漢たちを一人ずつ倒し、貴婦人たちを救出したのよ。
マイケル：確かに、そういう才能を持っているようだね。警察には報告したの？
クレア：はい、彼はすぐにニューヨーク市警に連絡したわ。でもその前に、私が彼に名刺を渡してもらったの。
マイケル：君が直接会ったのか。それは面白い偶然だね。
クレア：確かに。でも、彼は本当に特別な何かを持っているわ。警察官になるべきだと思う。
マイケル：それはすごい話だ。ルイスって子、18歳でそんな勇気を持っているなんて。
クレア：そうなの。彼はNYHCという建設会社に新しく入ったばかりだって。でも、みんなが言っていたように、彼は警察官になるべきだと思うわ。
マイケル：確かに、そういう才能を持っているようだね。
子供たち、ノアとミアは、両親の会話を理解できない年齢だが、家庭の温かさを感じながら、ママの手作り料理を楽しんでいた。
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マイケル・スミス（38歳）
妻: クレア・スミス（36歳）, 弁護士
子供: ノア（7歳）, ミア（4歳）
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翌朝「3月2日土曜日」、クレアは最近できたフィットネスクラブへ言ってみようと思い立った。彼女は普段がオフィスワークばかりなので運動不足を感じていたのである。早速友達二人に一緒に行こうと声を掛けた。
リンダ・ウォレス（37歳）、エミリー・デイビス（32歳）：良いわ。何処へ行けば良いの？
クレア・スミス（36歳）：ブロンクス・アパートEGの一階よ。
3月2日土曜日午前10時：ブロンクス・アパートEGの一階フィットネスクラブ
3人は早速入会金と一年分の会費を支払い、それぞれ持ってきたトレーニングウェアに着替えた。クレアが着替えたのは次のようなセットである。
1.トップス
・スポーツブラ: ブラックまたはネイビーのサポート力のあるスポーツブラ。ストラップに小さなメッシュやレースのディテールがあるとおしゃれ。
・タンクトップ: グレーまたは白のロングタンクトップ。裾が少し長めで、背中が開いているデザインが良い。
2.ボトムス
・レギンス: ブラックのハイウエストレギンス。サイドにストライプやメッシュのディテールがあると、よりスタイリッシュ。
3.アウター
・ジャケット: ネイビーまたはブラックの薄手のジップアップジャケット。ポケットがあると便利。
4.シューズ
・トレーニングシューズ: ブラックまたはネイビーのランニングシューズ。機能性とデザイン性を兼ね備えたものがベスト。
5.アクセサリー
・ウォーターボトル: ステンレス製のシックなウォーターボトル。
・ヘッドバンド: シンプルなブラックまたはネイビーのヘッドバンドで髪をまとめる。
クレアが着替えた瞬間、周りに居た男性たちの視線がクレアに集中した。クレアは男性たちの中にこの前のルイスが居ることに目敏く気付いた。残念ながらルイスはクレアのトレーニングウェアには目もくれず、隣の大男と熱心に話をしていた。クレア達三人はルイスたちの話が良く聞こえる場所に移動し、自分たちもトレーニングを始めた。
リンダとエミリーはひそひそとルイスの隣の男の話をしている。
リンダ、エミリー：格好の良い男だわ。頬の切り傷が何とも言えずセクシーね。
確かにクレアから見てもブロンクスにはいない美貌の持ち主でアウトロー感が彼の全身から漲っていた。彼らのひそひそ話が途切れ途切れに聞こえてくる。
ルイス：エドゥアルドさん。総予算20億ドルで採算が取れるのですか？材料費が高騰するといけませんのでもう少し余裕を見たらどうですか？
エドゥアルド：いや。これでも利益は何とか出る。儲け過ぎは良くない。市民、行政、業者の3者がともに利益を得てこそ、企業の値打ちが上がるのだ。当然新しい開発だから環境の保護にも気を配らなければならん。環境保護団体の仰ることにはすべて耳を傾け、要求することはすべて適えてやろう。
そこまで聞いたリンダとエミリーは我慢することが出来ず、彼らの居るところに押しかけた。
エミリー・デイビス（32歳）：エドゥアルドさんですね。私はジャーナリストのエミリー・デイビスと申します。今新港建設プロジェクトのお話をされていたようですが、必要予算はお幾らぐらいを想定されているのですか？
エドゥアルド：当社では20億ドルと見積もっています。工事材料が今後上がるかもしれませんがそれはそれで已むを得ないことです。
リンダ・ウォレス（37歳）：私は環境保護団体の代表をしておりますリンダ・ウォレスと申します。先程環境保護には全面的に協力するとおっしゃいましたが本心ですか？
エドゥアルド：もちろんです。環境保護のためには費用を惜しみません。ただ、新港が完成したときのメリットも考えていただきたいのです。アクセスが良くなりますし、雇用も確保されます。臨海区全体が活気づくのは間違いありません。
リンダとエミリーはエドゥアルドと話が弾み、ルイスとクレアは取り残されたような感じになった。ルイスはいち早くそのことに気付き、クレアの手を取り、別の場所に連れて行った。休憩所があったのだ。彼はドアを開け、クレアの座る場所を確保した。ソファーの上にハンカチまで置く心遣いである。
レディファーストの心遣いというよりも、女神様に対するような扱いであり、持ち上げられたクレアの気持ちは穏やかになってきた。
クレア：ルイス君。久しぶりね。あの人は貴方の上司なの？
ルイス：はい。NYHCの会長兼CEOをされているエドゥアルドさんです。
クレア：総予算額は20億ドルと仰っていたわね。それで採算は取れるのかしら？
ルイス：僕もそれを心配しているのですが、会長は十分行けるとおっしゃるのでそれ以上は言えませんでした。
クレア：他の会社では総予算額を25億ドルと見積もっているところもあるそうよ。
ルイス：それはかなり高いですね。利益マージンが10億ドルくらいになりますよ。
クレア：貴方の正直なところを話して欲しいのよ。総予算額はいくら位が妥当なのかしら？
ルイス：僕が試算したところでは22億ドルくらいですね。
クレア：エドゥアルドさんとは2億ドル違うのね。何処が増えるの？
ルイス：材料費の高騰ですね。戦争が近いと思われますので、材料費は日一日と少しずつ上っています。環境保護の観点も大事ですが、工事に早く取り掛かる方が色んな意味で有利なのです。環境保護団体が新港建設プロジェクトに反対してストライキを煽るでしょうが、遅れれば遅れるほど材料費が上がります。
ルイス：GCIのジョン・マッケンジーさんも焦っているでしょうね。マイケル・スミスさんに利益の1割の1億ドルを差し上げるから「最低価格競争入札を止めて、総合評価入札に切り替えよう」くらいのことは言いそうですね。
この軽口を聞いてクレアはルイスが肉体だけでなく頭脳も優れていると気付いたが、その軽口についての返答はしたくなかった。でも夫が1億ドルをジョン・マッケンジーから受け取ることだけは防ぎたかった。
クレア：実はね。昨日。その話をジョン・マッケンジーがマイケルにしたの。どう思う？
ルイス：それは由々しきことです。汚職がバレるとマイケルさんは港湾局長の地位を無くします。
ルイス：エドゥアルドが言っていましたが、マイケルさんにはニューヨーク副市長に就いて欲しいそうです。
クレア：それはどういう意味なの？
ルイス：ダニエル・ハリソン市長は次期大統領選に出馬されます。うちのエドゥアルドがニューヨーク市長選に出馬し、当選した暁にはマイケルさんを副市長にするとさっき聞きました。
クレア：それは魅力的なお話ね。一度夫に話をしてみるわ。
クレア：それより貴方さっきから私の身体ばかり見ているけど私のトレーニングウェアに何か不味いところでもあるのかな？
ルイス：いえ。不味いところなど一つもありません。奥様があまりにもお美しいので見惚れてしまっていたのです。お気に触ったら申し訳ありません。実は奥様がクラブに入って来られた瞬間から見惚れていたのです。
クレア：あら。そうだったの？真っ赤なミニドレスを着てきたのよ。
クレアの入ってきたときの服装
1.トップス
・非常に短い真っ赤なミニドレス
2.アンダーウェア
・ブラ: ヌードカラーのフルカバレッジブラ。ワイヤー入りでサポート力があり、レースのディテールがある。
・パンティー: ハイウエストのシームレスパンティー。ブラックで、シェイプウェア機能がある。
・シェイプウェア: ミニドレスの下に着るボディスーツ型のシェイプウェア。全体のシルエットがより美しく見える。
3.ストッキングやレギンス
・ストッキング: 透け感のあるブラックのストッキング。赤いミニドレスと非常によく合います。
・レギンス: 初春の寒さ対策として、ブラックのフリースレギンス。
4.その他のアクセサリー
・ベルト: ゴールドまたはシルバーの細めのベルトでウエストを強調。
・靴: ブラックまたはゴールドのハイヒールまたはアンクルブーツ。
ルイスはクレアがジムに入ってきたときの服装をうっとりと描写してみせた。クレアはルイスが外の女性たちよりもクレアにばかり注目したのが分かり、嬉しかった。
二人が夢中で話をしているとあっという間に時間が過ぎ去り、お昼時になった。クレアはルイスをランチに誘い、ルイスはこのフロアにあるカフェ／レストランへ行き、話の続きをしようと誘った。二人きりで話をしているうちにクレアとルイスは何やら離れがたい気持ちに陥ってしまった。
シーン: ブロンクスのアパートEG一階のカフェ／レストラン
日時: 3月2日、土曜日、お昼12時
献立
オーガニックサラダ（アボカド、クランベリー、ゴートチーズ）
グリルチキンのパニーニ
シーフードリゾット
フレッシュフルーツのスムージー
コーヒーとデザート（ティラミス）
クレア：（笑顔で）ルイス、こんなところでまた会えるなんて驚いたわ。どうか座って。
ルイス：ありがとうございます、クレアさん。こちらこそ、再会できて嬉しいです。
（ウェイターがメニューを持ってきて、二人は注文を済ませる）
クレア：それにしても、このカフェのティラミスは絶品よ。
ルイス：そうなんですか？ それは楽しみですね。
（食事が運ばれてくる。二人はしばらく食事に夢中になる）
ルイス：さっきの話の続きですが、NYHCの会長、エドゥアルドさんがお話をされていました。彼はあなたのご主人、マイケル・スミス港湾局長をニューヨーク市の副市長にしたいと本気で考えているようです。
クレア:（目を輝かせて）本当に？ それは素晴らしい話ね。マイケルにとっても、願ってもないチャンスだわ。
ルイス:はい、エドゥアルドさんもハリソン市長が次期大統領選に出馬するという話を聞いてから計画を練っていたようです。エドゥアルドさんはこの機を逃さず、ニューヨーク市長選に出馬し、マイケル港湾局長を副市長にしようとお考えなのです。
クレア：でもエドゥアルドさんはマイケルのことを何時知ったのかしら？
ルイス：僕がマイケルさんのことをエドゥアルドさんにこういう良い人が居ると報告したのです。僕はクレアさんに一目惚れしましたからクレアさんのご主人なら間違いないと力説しておきました。
クレア:そうだったの。貴方が私に一目惚れしてくれたのもマイケルを推薦してくれたのも嬉しすぎるくらいよ。ルイス、マイケルに君を紹介したいの。君がどれだけ素晴らしい人物か、彼にも知ってもらいたいのよ。
ルイス:それは光栄です、クレアさん。ぜひお会いしたいです。
クレア:それでは、近いうちに夫と三人でディナーをしましょう。
ルイス:ありがとうございます、楽しみにしています。
二人は食事を終え、レストランを後にする。クレアは心の中で、ルイスとエドゥアルドに対する好感度がさらに上がったことを実感する。
クレアは帰り際にさり気なくルイスの自宅の住所と電話番号を聞き出し、車でルイスの家まで送ると言い出す。ふたりはクレアの車に乗り込む。クレアが信号で停まった瞬間ルイスはクレアを抱きしめ情熱的なキスを仕掛ける。
後ろの車がブザーを鳴らしても構わずキスを続けたふたりは激しく興奮し、そのままルイスの家に向かい、１LDK のルイスの部屋に転がり込んだ。こうなると行き着くところまで行くしかない。
☆ルイスとクレア
クレア：とうとうしちゃったね。
ルイス：しちゃいましたね。でも僕は今天にも登る気持ちです。
クレア：それは非常に嬉しいという意味なの？
ルイス：そうですね。こうなりたいと誘拐事件の時から思っていましたから。
クレア：私もね。正直言うとそうなの。でも貴方がこんなに凄いとは思ってもいなかったわ。だってまだ一時間も経っていないのに、貴方はクワトロ「イタリア語で４」回もするんだもの。
クレア：今日から貴方のことをクワトロと呼ぶわ。
ルイス：今度はノーヴェ「９」と言わせてみせますよ。
クレア：そんなにしなくても良いわ。でもトレ「３」回位はしてよね。
今回はここまでにいたしましょう。次回をお楽しみに。
後書き
☆ルイスとクレア……クレア：とうとうしちゃったね。ルイス：しちゃいましたね。でも僕は今天にも登る気持ちです。クレア：それは非常に嬉しいという意味なの？ルイス：そうですね。こうなりたいと誘拐事件の時から思っていましたから。クレア：私もね。正直言うとそうなの。でも貴方がこんなに凄いとは思ってもいなかったわ。だってまだ一時間も経っていないのに、貴方はクワトロ「イタリア語で４」回もするんだもの。クレア：今日から貴方のことをクワトロと呼ぶわ。ルイス：今度はノーヴェ「９」と言わせてみせますよ。クレア：そんなにしなくても良いわ。でもトレ「３」回位はしてよね。
